よみびとしらず。

あいどんのう。

白い道

2019-11-27 16:58:26 | 散文
月と太陽がのぼる前からずっとそこにあったものは いまだ手にとることあたわず 迷い路に猫の鳴く 先導をゆく者たちの姿は霞(かす)み 手のひらのかたちまでもうやむやに それでもなくさずここにあったもの 無くしてないのに見失い 一本道で迷子になった 器用にさ迷うぼくたちは 不器用な生き方だと暗示をかける 満ちて欠けゆく巡る空から 落ちた星に乗って現れたヒーローに 愛のなんたるかを問えば笑って それ . . . 本文を読む