つづきものです。これでさいごです。
2月5日「ヒノコ」
2月7日「ヒノコとお月様」
2月8日「ヒノコと亀」
2月9日「ヒノコと木の舟」
2月11日「冬眠明けのカエル」
2月12日「月のうさぎ」
2月14日「月の探し方」
2月16日「金貨の行方」
2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
2月18日「しっちゃかめっちゃか」
2月19日「月のススメ」
2月21日「花占い」
2月22日「これがぼくの愛し方」 . . . 本文を読む
つづきものです。
2月5日「ヒノコ」
2月7日「ヒノコとお月様」
2月8日「ヒノコと亀」
2月9日「ヒノコと木の舟」
2月11日「冬眠明けのカエル」
2月12日「月のうさぎ」
2月14日「月の探し方」
2月16日「金貨の行方」
2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
2月18日「しっちゃかめっちゃか」
2月19日「月のススメ」
2月21日「花占い」
2月22日「これがぼくの愛し方」
〇
日の子( . . . 本文を読む
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2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
2月18日「しっちゃかめっちゃか」
2月19日「月のススメ」
2月21日「花占い」
〇
火の子(ヒノコ)と氷の子(ヒノコ)がたたず . . . 本文を読む
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2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
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〇
日の子(ヒノコ)はいろいろ考えた
日の子だからカエルに怒られて
. . . 本文を読む
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2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
2月18日「しっちゃかめっちゃか」
〇
みんなの様子を眺めていたお月様は提案した
「一度に騒いでも致し方あるまい。ひとりずつ順 . . . 本文を読む
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2月17日「カエルとうさぎ(と鏡)」
〇
カエルと鏡と鏡のうさぎは
お月様と日の子(ヒノコ)のいる場所へとやってきた
日の子は月の陰にかくれ
ひとり悲しくて悔しく . . . 本文を読む
つづきものです。
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2月16日「金貨の行方」
〇
日の子(ヒノコ)の落とした涙のしみた
あたたかな土を小脇にかかえ
カエルが道を歩いていると
草むらの影できらりと光る何かがあった
のぞいてみると
そこにはきれいな . . . 本文を読む
つづきものです。
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2月14日「月の探し方」
〇
亀は白蛇と肌を重ねひとつの玄武になる前に
火の子(ヒノコ)にむかってこう言った
「めそめそと泣いているわたしのそばに、あなたはずっと居てくださいましたね。心やさしい火の子さん。どうも . . . 本文を読む
つづきものです。
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2月12日「月のうさぎ」
〇
氷に戻った氷の子(ヒノコ)と白蛇の乗る舟は
よい音をかなでて海を渡り
火の子(ヒノコ)と亀のいる海辺へといきついた
亀はまだはらはらと泣いていた
その理由を白蛇が問うと
亀はこたえた
「お月様がいなく . . . 本文を読む
つづきものです。
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2月9日「ヒノコと木の舟」
2月11日「冬眠明けのカエル」
〇
月のうさぎは気づいてた
月が日の子(ヒノコ)にさらわれたこと
その月のかげで日の子が泣いていることも
それなのに何にもできないのは月のうさぎ
なぜならうさぎは、何もない鏡のなかにいた
あるとき見つけた
鏡をひょいとのぞいたら
なか . . . 本文を読む
つづきものです。
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2月8日「ヒノコと亀」
2月9日「ヒノコと木の舟」
〇
夜の世界で、日の子(ヒノコ)が悔しくぽたぽたと
落とした涙は冷たい大地をあたためた
そのぬくもりを肌で感じ
ああ春がきたと
一匹のカエルがのそのそと
土のなかから顔をだした
「あれ?」
暗く湿った世界から
ああやれやれと顔をだしても
外の世界はなお暗かった
おまけに . . . 本文を読む
つづきものです。
2月5日「ヒノコ」
2月7日「ヒノコとお月様」
2月8日「ヒノコと亀」
〇
水となった氷の子(ヒノコ)は海にとけ
ばらばらになった
けども氷の子がひろった火の子(ヒノコ)の涙は
いつも氷の子とともにあり
自分のからだがちりぢりになろうとも
氷の子が火の子を忘れることはなかった
海にいた氷の子は蒸発し、雲となり
やがて雨となり一本の枯れた木におちた
枯れた木には一匹の . . . 本文を読む
つづきものです。
2月5日「ヒノコ」
2月7日「ヒノコとお月様」
〇
水の子となった氷の子にさらわれた火の子は
そのまま水にながされて
たどり着いた先は海だった
氷の子は海にとけ、拡散し、
水になった氷の子と火の子は離ればなれになった
火の子はひとり海岸に残されて
そこには一匹の亀がいた
亀は空を見上げて泣いていた
気になった火の子が声をかけると
亀はこたえた
「お月様がいなく . . . 本文を読む
2月5日「ヒノコ」からのつづきものです。
○
迷子になった日の子がひとり
たどり着いた先は夜だった
夜にはひとり、月がいた
ひとりぼっちのお月様に日の子はいった
「ひとりでさみしくないですか?」
お月様はこたえた
「さみしいよ」
「ならばこれからは、わたしがずっと一緒にいましょうか」
「それは断る」
「どうして?」
「それはキミが、日の子だからさ」
日の子は思った
ど . . . 本文を読む
火の子(ヒノコ)が日の子(ヒノコ)に嫉妬した
「わたしのほうがすごいのに」と炎を猛る
風がヒノコをさらにあおる
そこへまた新たに氷の子(ヒノコ)がやってきた
美しい火の子に惹かれた氷の子
だけど火の子は、
氷の子が惹かれた相手は日の子だと誤解した
さらに猛った火の子の炎は
氷の子のからだをみるみるとかし
氷の子は水の子となり流れていった
その水に
火の子の涙がすうっと一粒 . . . 本文を読む