(2004/ウディ・アレン監督・脚本/ラダ・ミッチェル、クロエ・セヴィニー、ジョニー・リー・ミラー、キウェテル・イジョフォー、ウィル・フェレル、アマンダ・ピート、スティーヴ・カレル/100分)
会話劇の「恋人までの距離」を観たので、先日録画したウディ・アレンの2004年の作品を観てみた。台詞の多さではアレン作品も負けてないはずだから比べてみようと思ったわけだけど、「恋人までの距離」を観た後だと全然気にならなかった。ごく普通のドラマに見えちゃった。
で、「メリンダとメリンダ」だ。
雨の日のニューヨークのレストランに数人の劇作家が集まり、メリンダという女性を主人公にした物語を考えてみる。夫と離婚して友人夫婦のアパートに転がり込むメリンダと、同じアパートの若夫婦の部屋に相談に来るやはり離婚したメリンダ。二通りのメリンダの物語を、片方は喜劇に、もう片方は悲劇に向かって語り始める。つまり人生は喜劇か、悲劇か、という話だ。
時々レストランの作家達の様子も挿入しながら、その二つの物語が交互に進んでいくわけで、ま、二つ分の映画を観ている気分になり、最後はどうなるんだろうと少しだけ期待もさせるが、結局シンクロすることもなく、相乗効果のようなものもなかった気がする。両方のメリンダとも同じ女優が演じているところが見物か。
子供のいない夫婦に訪れる倦怠期、共働き夫婦のそれぞれの仕事に於ける成功やら挫折、そんな情況を背景に、結局は男と女の性や愛についてのアレコレがごちゃごちゃと描かれた作品です。あまりに沢山の人が出てくるので、途中から、アレ?このメリンダはどっちのメリンダだだったっけ?とか、今はどっちの話だったっけ?なんて事にもなっちゃって・・・。
お薦め度はアレンの「セレブリティ」に似たようなもの。「セレブリティ」の方が全体が纏まっている分★一つ上です。
会話劇の「恋人までの距離」を観たので、先日録画したウディ・アレンの2004年の作品を観てみた。台詞の多さではアレン作品も負けてないはずだから比べてみようと思ったわけだけど、「恋人までの距離」を観た後だと全然気にならなかった。ごく普通のドラマに見えちゃった。
で、「メリンダとメリンダ」だ。
雨の日のニューヨークのレストランに数人の劇作家が集まり、メリンダという女性を主人公にした物語を考えてみる。夫と離婚して友人夫婦のアパートに転がり込むメリンダと、同じアパートの若夫婦の部屋に相談に来るやはり離婚したメリンダ。二通りのメリンダの物語を、片方は喜劇に、もう片方は悲劇に向かって語り始める。つまり人生は喜劇か、悲劇か、という話だ。
時々レストランの作家達の様子も挿入しながら、その二つの物語が交互に進んでいくわけで、ま、二つ分の映画を観ている気分になり、最後はどうなるんだろうと少しだけ期待もさせるが、結局シンクロすることもなく、相乗効果のようなものもなかった気がする。両方のメリンダとも同じ女優が演じているところが見物か。
子供のいない夫婦に訪れる倦怠期、共働き夫婦のそれぞれの仕事に於ける成功やら挫折、そんな情況を背景に、結局は男と女の性や愛についてのアレコレがごちゃごちゃと描かれた作品です。あまりに沢山の人が出てくるので、途中から、アレ?このメリンダはどっちのメリンダだだったっけ?とか、今はどっちの話だったっけ?なんて事にもなっちゃって・・・。
お薦め度はアレンの「セレブリティ」に似たようなもの。「セレブリティ」の方が全体が纏まっている分★一つ上です。
・お薦め度【★★=アレンだもの、悪くはないけどネ】
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