5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

サーカスが来る

2007-10-26 21:19:45 |  文化・芸術

夕方には雨が上がった。笈瀬通から米野の跨線橋を渡って笹島ライブへ。この貨物駅跡は今もって開発途上。名古屋ターミナルの直近に広い空地がそのまま残るのも名古屋の名古屋たる所以なのかもしれない。



空地の中心にテントが立っている。遠方から眺めるとイスタンブールのモスクを小さくしたような格好のこのテント、今月末から始まるシルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)の為の大仮設テントだ。二重の丸屋根のてっぺんにはカナダのメープル国旗が掲揚されて、照明光が四方に発せられている。横を通る新幹線の窓からもこの大テントはきっとよく見えるだろう。



モントリオールが本拠地のこのサーカス、1984年が設立だというが、動物をつかう今までのサーカスと違って、軽業、ジャグリング、力業、道化、空中ブランコなど人間のパフォーマンスを軸にした「ヌーヴォー・シルク(新サーカス)」とよばれるもののようだ。



大道芸、サーカス、オペラとロックの要素を自在に取り入れたエンターテイメント集団であって、ラスベガスをはじめ世界各地で常打ちや巡回を並行して行っているのだそうだ。日本公演は1992年からキリン、日産、ヤマザキ、KDDI,ダイハツといったスポンサーをつけて、ほぼ隔年ベースで行われてきており、名古屋は1992年以来2度目の公演になるらしい。



セットアップは最終段階らしく、金曜の夜だが作業場には作業員がたくさん働いている。大テントのほかに、プレハブの居住スペースがすでに完成しており、囲いを通して食堂が覗けた。ミートスライサーやスチーマーが見えるのは、さすが外国のサーカスだ。すでに団員の姿もちらほらと見えて、受け入れ段取りの最中といったところなのだろう。



前に廻るとチケット売り場が出来ている。当日券を捌くのだろう。音と光りがつくるショー構成のよさで若い人たちには結構評判も良いらしい。子どもの頃に見た木下サーカスとは規模も形も大きくちがうようだ。



1月の初旬までの名古屋公演だというから、どこかで折をみて21世紀の新サーカスを観るのもよさそうだと思った。安いチケットがあればのことだが。








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