5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

首領のゴマシオ頭

2011-08-12 23:36:07 | 政治
中日新聞の夕刊コラムの「夕歩道」。今日は「ゴマシオ頭」についてだった。

アメリカ大統領のバラク・オバマの頭に、就任時にはほとんど見られなかった白髪がすっかり多くなったことに、国債格下げの弁解会見をみていて気がついたと記者は云う。

白髪交じりは日本語なら「胡麻塩」だが、英語だと「ソルト・アンド・ペッパー」で「塩胡椒」だ。いずれもよく似た表現である。単に「グレイ」とか「グリズル」というよりも、斑具合が大きな感じがするから、観測記事には使いやすいフレーズなのだろう。

「大統領も苦労しているな」といったニュアンスが加わるというわけだ。記者は、オバマの「ソルト・アンド・ペッパー」頭を見られるアメリカ国民は、ある意味、幸せかもしれないと書く。なぜなら、政治家の深い苦悩が日々読めるからだ。ナルホドね。わが居座り首相の髪の毛には、苦労の白さが見られないではないかと云いたいのだろうか。

オバマ大統領は8月4日が50回目の誕生日だった。

ネジレ議会とすったもんだの債務上限引き上げ法が8月2日にやっと成立しデフォルトをかろうじて避けたと思った大統領だが、スタンダード&プアーズが国債評価をAA+に格下げしたことで、市場が大きく反応して株価は乱高下が続き、大統領のストレスはさらに上昇する。

経済ファンダメンタルズの回復が遅い為、大統領の支持率は就任以来最低の40%を記録した。来年の大統領選に向かう環境はますます厳しそうだ。それでも、アメリカ国内にはオバマファンも依然大勢いるのも確かで、パフィントンプレスはこんな書き方。

「最近は白髪が増えたり、フェンダーのデコボコが目立ったりするけれど、わが最高司令官はやっと50歳の若さである。しっかり泳ぐし、自転車もこぐし冗談も上手い。奥さん自慢のキュートなハズバンドだ。12年の大統領選でも最若手の候補者のままだ。ということで、50年の半生を、インドネシアやハワイの子供時代から現在のホワイトハウス暮らしまで、大統領が内部に秘めた子供っぽい純真さを写真構成でお見せしよう。」

一方、開き直った菅首相も、自分で掲げた退陣3条件の最後、再生エネルギー法案が国会期間内成立を約束されたことで、26日に退陣表明をする見通しだとニュースは伝えている。

「退陣後は前首相として邪魔にならない程度に活動したい」のだそうだが、ストレス耐性が相当に強いタイプのようだから、首相を辞めたとたんに、ガタッと浦島太郎化するかもしれない。彼の頭髪に注目してみよう。



















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