5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

カレーのコンディメント

2017-10-15 22:20:10 | たべもの

コンディメント(condiment)とは、ケチャップ、マスタード、各種のソースなど肉や魚の料理に味のヴァラエティを加える為の薬味のことだ。「海自カレーフェスタにぎわう」というNHK広島局のニュースを見ていてコンディメントのことを思い出した。

昔、東京のパレスホテルの地下に美味いカレーライスを出すグリルがあった。ここの「売り」がカレーを注文するとついてくる「コンディメントテーブル」で、ソース類は当然のこと、いわゆるホテルオードブルがたっぷりと盛られて出てきた。町場のカレーの倍ほどの料金だったが 「コンディメントテーブル」を横においただけで気分が高揚したものだ。

さて、広島のニュースだが、呉では、海上自衛隊呉基地所属の艦艇乗組員たちが独自レシピで作るカレーを「呉海自カレー」と呼んで、飲食店などで販売している。

「海自カレーフェスタ」は飲食店30業者による「呉海自カレー事業者部会」が企画したプロモイベント。30種類の
海自カレーを食べ比べできる基地内での催しだ。

事業者部会が運営するHPには海自カレーの説明があった。それによると、

海上自衛隊の多くの部隊では毎週金曜日の昼食に カレーが食べられているが、長い航海をする隊員たちが曜日感覚を忘れないようにする為にそうするらしい。食べ物の記憶は永続的だから、確かにこれなら忘れることはない。

呉市内の飲食店各店は海上自衛隊の調理員から直接作り方を教わり、海自カレーの味を忠実に再現、さらに艦長からお墨付き認定も貰った特別なカレーだという。

例えば、潜水艦「はくりゅう」で作られるカレーには、隠し味に白桃が入っていて、マイルドな辛みがある。最大の護衛艦「かが」のカレーは、ひじきや黒ごま、大豆を使ったコクのある味が特徴で仕込みには数週間かけるという。

カレーの食べ比べに「基地や艦艇の見学」というコンディメントがつくのなら、呉に行って見たがる子供たちも多かろう。こちらはレトルトの海軍カレーで我慢する。

 


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