陽太と海街

海のそばの街で3年間暮らした英国ゴールデンの陽太
海街での想い出の記録
そして家街に戻った日常の記録

カワイナさんと年越しです

2020-12-31 10:03:47 | 陽太のコト
2020年大晦日です。


小さなウイルスに翻弄された1年だったけど


ありがたいことにウチには向かうべき仕事があり、


毎日を真面目に過ごしていくという地道な目標があり、


何よりも、陽太がそばにいてくれた。


自由を制限されたり、気ままなおでかけができなかったりと


思い残すことは多々あっても


思う存分陽太と過ごせたという点で言えば


普段となんら変わらない1年だった。







この1年で陽太は老いた。


13歳を過ぎてからはぐぐっと変化があった。


でもそんな時に


第一飼い主もウチも陽太に寄り添って


陽太にとっての一番快適を常に話し合えた。


陽太のおかけで


自然な形でステイホームできたのかも。






どんな状況にあっても


自分にとっての大事なこと、やるべきことがはっきりしていることが


随分と気持ちを楽にしてくれたなぁと思ってます。






明日からの2021年がどんな風に過ぎていくのか


心配なところも多いけど


ウチは陽太と向き合っていけばいい。


ただそれだけのこと。







今年1年の陽太の写真達。











見返しているとキリがない。


どれもこれもかわいくて仕方ない。






今年もこのお願いをここに書けることに心から感謝して。


"できるだけ、いつまでも"


お願いしますね、陽太くん。





皆さま、良い年をお迎えください。






折り返しだよ、陽太くん

2020-12-26 07:04:24 | 陽太のコト
カラカラに乾いたお天気が続いていて


さくらんぼ県とか雪国のニュースを見ると


まるで別世界のような感じがしてました。


「そちらの様子はどう?」


とさくらんぼばーちゃんに電話で聞いてみたら


「じーちゃんがはりきって雪かきしてるよ


陽太がいたら喜んで走り回ってただろうね」


と返ってきた言葉に


「そうだね」


と言った時のウチは


たぶんちょっと困り顔だったと思う。


3月に会ったっきりの陽太は


じーばーちゃんの中ではまだまだ軽々と動き回っているんだ。


陽太に食べさせてと送られてきたリンゴも


小ぶりだけどゴロゴロごろごろたくさん。


食いしん坊な陽太という面では


何も変わってないのがウチの心を助けてくれます。





ここのところ休日に外に行くとなると


サングーが活躍してくれるところをついつい選んでます。


あとはウチらの永遠のテーマ、人の少ないところ。





海の見えるところに惹かれるウチ。


いろんなこと思い出せるからね、この景色は。





陽太のフニャフニャ顔も写真に納めて。


サングーのこと 「これはいい、ウチも考えなきゃね」


と言ってジロジロ見てくれたご夫婦に会ったりして。


大型犬のシニア生活の幅を広げてくれるんだと


思ってもらえてたらコレサイワイ。








こっちの海のそばの公園では


暇そうにおしゃべりしてたおじいちゃん達に


「歩かないのかい?」


とひやかされたりもしたからね。


「体力温存!」


とへらへら笑って答えられたウチは


がんばった。





歩きたいに決まってるじゃん、と。





ここは前に第一飼い主とも来た公園。





南の国みたいな景色が続きます。





ヨロヨロかな・・・と思いきや





ウキウキっと歩き出したりして。


陽太のお好きなように過ごしてもらいます。






今となって思うのは


段差もバリアフリー、ワンコにもバリアフリーなとこって少ないなということ。


ちょっとした階段数段でも


ウチらには大きな壁となります。


階段好きな陽太だけど


サングー持ってでは


なかなか登らせてあげられないしね。






まぁでも、おんなじようなとこばっかり行ってても


陽太にとっては楽しいお出かけです。


ここ最近のヘビーローテーション、


海そばのドッグランもいつも楽しんでくれてるみたいだし。





主にフェンス回りをぐるぐる歩いて


ウキウキさんでウチのとこに戻ってきたりしてます。






陽太のいろんな姿をまだまだ見ていたいなぁ。


24日で陽太は13歳半になりました。


折り返しです。


これからの半年はどんなことがあるのかと


陽太に聞いてみたけど


ニヤリと笑って教えてはくれません。






いろんなことあってもウチらが笑ってることが


陽太にとっては大事なこと。


それだけは忘れずに


14歳に向かって進んでいきましょな。





我が家のサンタさんは、今年もかわいいな。


キミのことだよ、陽太くん。



不安でいっぱい

2020-12-13 07:11:35 | 陽太のコト
先週末に行った陽太の月イチ健康診断。


体重は21.5キロ。





減っていく一方です。


陽太のお腹の中もだんだんに歳をとっていて


食べたものを吸収する力も弱くなってる。


自然なこと。


悲しいことと思わずに


少しくらい多めにおやつあげてもいいってことね


と陽太にとってもウチらにとっても


悪いことばかりじゃないと切り替えて。






動物病院の待合室では


ペットと暮らすうえでの様々な情報をテレビで流してる。


健康のこと、習性のこと、一緒の暮らしのこと。


今回やっていたのは分離不安のことだった。


かまいすぎていると離れたときの不安が大きくて


犬にとってストレスだと。


その辺りは "うんうん、そりゃそうだ" と見ていたけれど


その後に書いてあったワンフレーズが気になって仕方なかった。


"人間主導の生活をしましょう"


・・・そうか?


そのチャンネルによると


朝起きてすぐにワンコにかまったり


帰宅してすぐにワンコのもとへ行ったり


そういうことは避けて


そんなようなことを言ってた。


・・・そうか?


頭をよぎったのはウチらがお世話になった訓練士さんのある言葉。


「飼い主さんが帰ってきた時、陽太くん嬉しそうですか?


飼い主さんは帰って陽太くんに会ったら嬉しいですか?」


「お互いが嬉しいなら


素直にコミュニケーション取ってもいいと思う」


そうさらりと言ってのけたんだ。


改めて、素晴らしい人に出会えていたんだと


素晴らしい言葉を聞けたんだと


しみじみ思えました。





その訓練士さんの考えは


何が問題行動かは家族によってそれぞれだって。


目からウロコだったなぁ。


本を見てもネットで調べてもしつけ教室に行っても


どれもこれも同じようなことばかり。


"ウチら主導" でいいんだと


言いきってくれたのは


前にも後にもあの訓練士さんだけ。


ありがたい。





かくして、陽太は見事に分離不安になりました。


もちろん、ウチも。




でも、ワンコだってそんなにおバカじゃありません。


ちゃんといない時はいないんだって


理解するんですよね。


仕事に出かけるときだって


拗ねたようなふてくされたような視線を


ジロリと投げかけるけど


そういうことだと理解してる。





分離不安というよりは


飼い主は期待されてるんだと思う。


この人といたら楽しいことがある、


おいしいものが出てくる、


安心する。





期待されないワンコとの暮らしはつまんない。





まぁ、


ウチがこんなことをぐだくだと書いていられるのは


深刻な分離不安じゃないからなのだろうとも思うけど。






ワンコはそれぞれ、


飼い主もそれぞれ。


決して人間主導なんかじゃなく


ワンコ主導だっていいはず。


ウチらはウチららしい関わり方をずっとしてきたからね。





シニアさんはこうしましょう


と書いてあったって


陽太がしたいかはわからない。


陽太がどうしたいか、が大事なんだよね。











後ろ足に力が入らない調子の悪い日、


それでもお散歩行こうかなとやる気を見せる陽太くん。





"あー、お散歩楽しい"


と言ってるような清々しい表情です。


お散歩の準備して玄関を出ることに意味があったのかもしれない。







ウチらは離れられない。


離れたら不安でいっぱいだもんね。






我が家はあくまでも "陽太主導"


当然です。


陽太がウチらを立派な犬バカ飼い主に育ててくれたんですから。


感謝してます、陽太くん。







陽太のスピード

2020-12-05 05:23:19 | 陽太のコト
12月に入った最初のお休みは平日。


お天気も良くて、風が冷たくて、最高。


とにかく陽太とのんびりできるとこ、


そう思って向かった先は


人気もまばらな公園です。





園内はほとんとが土か草地で


陽太の足にも優しそう。


時折つまずいてはこけそうになるので


舗装された道よりは少し安心です。







この前来た時はウチが欲張ってしまって


行けるかもと選んだコースの最後の最後に下り階段。


上りはまだ良かったけど


ずっと続く下りの景色に


陽太の足が止まってしまったんだった。







どんなお散歩になるかはウチ次第。


"もうあそこは行きたくない"


と思わせてしまうか


"またここに来たいよ"


と思わせられるか。







今日はなだらかな落ち葉道。





木漏れ日の中をくんくんしながらゆっくりゆっくり。





陽射しを浴びてシロトビしたりしながらね。







それに今日は最強のお散歩のお供を持ってきてるから。





リンゴちゃん。


完全に自分のだってわかっとる。


これで休憩しながらくるっと歩けたらなぁと。







林の中の遊歩道。


陽太の足もこの日は調子が良くて


ゆっくりだけど並んで歩いた。






思い出したのはある女の子の言葉。


去年の冬だったか、他の公園でのお散歩の時。


まだまだ若い柴犬を連れていて


ぐんぐん引っ張られながら小走りで進んでいく。


ウチらが歩く姿を見たその子は


「ママ見て、あのワンちゃん人のスピードに合わせて歩いてるよ」


と一緒にいたお母さんに言ったんだった。


陽太が誉められて、嬉しかったんだよなぁ。




でもあの頃ももう、ホントのとこは


ウチが陽太に合わせて歩いてた。


10年以上もウチに合わせててくれた陽太、


改めてワンコってすごいなぁって思ったんだった。


これからはウチがちゃんと陽太のスピードに合わせるからね


って心の中でつぶやいたんだった。





陽太が不安なく歩けるコースを


少し先取りしてチェックしながら


陽太の足元も気にして、と


歩く速度はゆっくりだけど


ウチの視線は忙しい。


しかも一番大事な


かわいい陽太の姿も見逃しちゃいけない。


やることいっぱいで嬉しい限り。







青空がきれいだったからかなぁ。


ずっと楽しい気持ちでお散歩できた。





空を飛んでいく飛行機をいくつも眺めながら。






少しだけ切ない気持ちになったのは


カングーへの帰り道。





昔はもう帰るんだとわかると


この辺りで伏せをして動かなくなって


まだ帰りたくないってかわいくアピールしてた陽太。


今となっては


"うんうん、帰ろう帰ろう"


と2つ返事っぽい心の声が漏れてる。


自分の体力の限界を把握している


自己管理の行き届いた


オトナワンコですからね、陽太くん。





きっと、また来よう。