① 12/16 6条9丁目、グランドホテルと、旭川市民の木ナナカマド。
② 12/16 5条8丁目、ホテルクレッセント前の、雪のナナカマド。
③ 12/16 今回のこの記事は、すべて緑橋通り。 この通りのナナカマドの大木。
④ 12/16 4条8丁目、信金横の井上靖文学碑。 黒御影石、直筆の碑文を紹介する。
私は十七歳の、この町で生まれ、いま、百歳の、この町を歩く。
すべては、大きく変ったが、ただ一つ、変らぬものありとすれば、
それは、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈(ランプ)。
一歩一歩、その汚れなき光に、足許を照らされて行く。
現実と夢幻が、このように、ぴったりと、調和した例を知らない。
ああ、北の王都、旭川の、常に天を望む、凛乎たる詩精神。
それを縁どる、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈。
井上 靖
★ 旭川市 井上 靖 記念館 HP