今月5日に亡くなった友人のお通夜に行ってきた。
日本で、1、2位を争う国立大学の名誉教授のお通夜にしては、こじんまりしたものであった。
というのが、彼女には家族がいなかったから。
唯一彼女の遺徳を忍ばせる縁(よすが)として、お坊さんは尼さん2人含めて5人いらした。
だから読経は見事なものであった。
これは彼女が日本フェノロサ学会会長として、滋賀県の大津市の三井寺とご縁があったためもあったと思う。→アーネスト・フェノロサの墓
今日のお通夜を献立てて進行したのは、彼女の教え子たちであった。
だからほとんどが若い人たちであった。
私くらいの年代の弔問客は、彼女の趣味の連歌の会の友人たちであった。
かく言う私も、彼女の趣味の短歌の友人の一人である。
会場に到着すると、私には聞こえなかったが、世話役のリーダー格の若い男性が、「〇〇さん、いらっしゃいますか?」と尋ねていたらしい。〇〇とは私どもの姓である。
で、夫が名乗り出ると、彼は、「先生は〇〇さんのことばかり話していました」と。
へぇ~と思った。
実は、私は今日のお通夜に出たら明日の告別式は失礼させていただこうと考えかけていた。
最初は出させていただくつもりをしていたが、朝晩は涼しくなったといっても、日中はまだまだ暑い。
ことに正式な喪服など着ていれば、暑さで参ってしまうかもしれない、と思ったのだ。
が、彼女の教え子がそんなことを言ってくれたら、出ないわけにはいかないではないか。
告別式は、明日の午前10時から12時までである。
朝はともかくとして、帰りは相当な暑さになるだろう。
ひょっとしたら、告別式のあと、火葬場までお付き合いしないといけないかもしれない。
神様、どうか明日は過ごしやすい一日にしてください。
日本で、1、2位を争う国立大学の名誉教授のお通夜にしては、こじんまりしたものであった。
というのが、彼女には家族がいなかったから。
唯一彼女の遺徳を忍ばせる縁(よすが)として、お坊さんは尼さん2人含めて5人いらした。
だから読経は見事なものであった。
これは彼女が日本フェノロサ学会会長として、滋賀県の大津市の三井寺とご縁があったためもあったと思う。→アーネスト・フェノロサの墓
今日のお通夜を献立てて進行したのは、彼女の教え子たちであった。
だからほとんどが若い人たちであった。
私くらいの年代の弔問客は、彼女の趣味の連歌の会の友人たちであった。
かく言う私も、彼女の趣味の短歌の友人の一人である。
会場に到着すると、私には聞こえなかったが、世話役のリーダー格の若い男性が、「〇〇さん、いらっしゃいますか?」と尋ねていたらしい。〇〇とは私どもの姓である。
で、夫が名乗り出ると、彼は、「先生は〇〇さんのことばかり話していました」と。
へぇ~と思った。
実は、私は今日のお通夜に出たら明日の告別式は失礼させていただこうと考えかけていた。
最初は出させていただくつもりをしていたが、朝晩は涼しくなったといっても、日中はまだまだ暑い。
ことに正式な喪服など着ていれば、暑さで参ってしまうかもしれない、と思ったのだ。
が、彼女の教え子がそんなことを言ってくれたら、出ないわけにはいかないではないか。
告別式は、明日の午前10時から12時までである。
朝はともかくとして、帰りは相当な暑さになるだろう。
ひょっとしたら、告別式のあと、火葬場までお付き合いしないといけないかもしれない。
神様、どうか明日は過ごしやすい一日にしてください。
主婦なりし義母より地味なお通夜なり国立大学名誉教授は
男なら奥さんがゐて子供ゐて派手なお通夜になりにけらしも
ひとすじに仕事してこし女性(ひと)なれば結婚する間もなきまま死にき
結婚も厳しきものではあるけれど未婚も厳し年老いてから
教授まで上り詰めても家族ゐぬ不安は数へ切れずありしか
教え子にそのような有志がいらしたのですね。
それはよかった。
改めてご冥福をお祈りします。
有名大学の教授とはいえ、現役と退職者とでは余程の貢献者で無い限りその扱いは違うのでしょう。
一般企業でも同じですね。
入院中も、この教え子さんたちがお世話されたようでした。が、入院はほんのわずかな期間だったので、ある意味幸せな往生だったかもしれません。亡くなったときも、教え子の一人に、棚の上のものを取ってと頼んで、教え子が取って渡そうと振り向いたら亡くなられていたというあっけないものだったそうです。
村形さんは、今年になってからもお元気で、5月には私の母に会いに高知まで来てくださったくらいでした。
が、7月末に「熱中症で何も食べられなくなっています」とメールしてこられてから、どんどん体調が悪化されたようです。
ですが、まさか亡くなるとは思っていなかったから、青天の霹靂でした。
でも、身寄りのない方でしたから、ある意味、現在の年齢で逝かれてよかったかもとも思います。
私は悲しくてたまりませんが・・・。
お悔み、どうもありがとうございました。