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へウォンが跪いても、ドンソク母も、誰も許そうと言う気持ちにはならなかったようです。
ドンソクも、へウォンと並んでひざを折りました。それでも、母は許さず、一旦ダメと言ったら、一生ダメだと言いましたよ。
ドンソク祖父も騒ぎを聞きつけて出て来ました。
祖父は、昔自分に対して優しかったへウォンを知ってて、その上美しさも変わらないと言う事で、許そうと言う気持ちはあるようです。でも、家族のだれ一人として許す気持ちが無いのを知ると、一人で認めてあげる事は出来なかったようです。
へウォンは、一旦家に帰りました。
そして、その日から毎日ドンソクの家に通う事になったようです。
この事は、すぐさまスンフンの耳にも入ったようです。
まだ彼はへウォンが自分に振られて自棄になって・・・と思ってるようで。だから、ドンヒに、へウォンを拉致して来いと命令しましたよ。彼の気持ちはへウォンの事を忘れてはいませんからね。父が怖くて指示に従っただけですから。
自分の命令には、何でも従う筈のドンヒが、この事に関しては拒否しました。
やっぱり、血は水より濃いってか・・・と怒ります。
それでも、ドンヒは、受けた恩は別の形で必ず返します・・・と言って、従いませんでした。スンフンは、ドンヒが従わないと知ると、他の部下に命令しましたが、ドンヒは、彼らも抑えたようです。
本当の意味での兄としてのドンソクの思いを知り、へウォンへの思いを知り、、又、へウォンの気持ちも知ったからねぇ。
ドンソクは、チス本人に警告しました。
へウォン父に貸したとチスが言っている10億という大金。それが本当の事なら、あれこれと証拠がある筈だが?・・・と。
それを明らかにしてほしいと言ったのです。
そして、へウォンは、自分の婚約者だから、侮辱する事も許さない・・・と。
そしたら、チス、又一つ隠されて来た事実を明らかにし、反対に脅しましたよ。
ドンソク祖父がドンソク&ドンウクを乗せた自転車が、前から来た車を避けようと崖の下に転落した事故があったようで。その時、祖父は男の子であるドンソクをおぶって病院に急ぎ、ドンオクは救助が遅れたために知能が後退してしまったそうなんです。
その前から来た車を運転していたのが、へウォン父で、飲酒運転だった・・・とチスは言うのです。
ドンソク、衝撃を受けました。
その事故がもとで、知能が低下してしまった事で家族皆が傷ついたわけで。ドンソクも自分の責任のように感じて来たんでしょうからね。
これは、勿論、へウォンも知らない事で。
知ったら、へウォンは、自分と結婚するのを止めるだろうと思われますから・・・。
ある日、ドンヒは、公園でウジンとマリの姿を目撃。
ウジンがドンオクに付きまとってるのを、こころよく思って無いドンヒとすると、やっぱり、ウジンがドンオクをもてあそんでいると思いこみました。
この時、ドンオクも、二人と会う事になっていたんです。
ドンヒは、来たドンオクを、ウジンのところに行かせないよう、引っ張って帰ろうとしました。
ドンオクが珍しく怒りました。
自分は子供じゃ無い・・・と。馬鹿だと思ってるから、こうやって何でも報告させようとするんだ・・・とね。
ドンヒは、違うと否定しましたが、この時、ドンオクは引き下がりませんでね。だから、面倒になったドンヒは、つい、言ってしまったのです。
「ああそうだよ。馬鹿だと思ってる。」
ショックを受けたドンオク。ドンヒが後悔して否定しても、もう遅かったんです。
怒ったまま、家に戻ったドンオク。
家族の皆がやっぱり自分を子供扱いするのを聞いて、怒りはもっと募りました。
「何故私は馬鹿になっちゃったの?」
泣きながらドンオクは叫びました。
この質問が一番家族にとって辛いものだったんですよね。
宥めすかしていたドンソク母も、思わず言葉が詰まってしまいました。
「わしが悪かったんだ。お前に怪我をさせた。悪かった、ドンオク。」
寝たきりの祖父が部屋から叫びました。
思わず座り込んで泣きじゃくってしまうドンオクでした。
ドンソクも辛かったでしょう。
ドンオクの泣きじゃくる姿を見て、家を出ました。
そこに、へウォンが来たのです。日課になってるからです、許しを請うために来るのが。
ドンソクは、へウォンの手を取って、家に行かせないようにしました。修羅場ですもんね、その時。
そして、ドンソクの頭の中を、チスの言葉が巡っていたんです。祖父の事故が、へウォン父の所為だ・・・という。
ドンソクの様子がおかしいのを、へウォンも感じました。何があったのかと問うへウォンに、ドンソクは言いました。
「一緒に逃げよう。」
今すぐに・・・と言うドンソクの言葉を、へウォンは真に受けませんでした。
「いやよ。家族の許可を受けてから堂々と結婚する。」
最後まで許可が下りなかったら?・・・と聞くと、諦めるしかない・・・と言うへウォン。
「この手をつかめ。今つかまないと、僕が君を離すかも。」
そう言って手を差し出したドンソク。
その言葉の意味をへウォンは理解できなかったと思います。
ドンソクとすると、へウォン父の罪が公になったら、別れるしか無いとへウォンが思うのは確かだし、もしかしたら、自分自身も諦めざるを得ない気持ちになるかもしれないと恐れているんだろうと思います。それくらい、ドンソク&ドンオクの事故は、家族に大きな傷なんです。