ゆれながら咲く花 DVD-BOX2 | |
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インジュとセチャンは、ジョンホに携帯を返そうとするんですが、全然連絡がとれず。家まで訪ねて行きました。
でも、お留守のようです。
仕方が無いので、寒い中、二人はジョンホの帰りを待つ事にしました。
インジュは、ジョンホに学校に来てほしいと言う気持ちと、退学してもらいたいという気持ちと半々だと言いました。
インジュは、セチャンに問いました。教師としての経験が無いと言うのに、問題児の扱いが上手い・・・と。
セチャンは、初めてインジュに教師をしていたころのの話をしました。以前、自分も、インジュのように問題児を矯正しようと追っかけ回した事があった・・・と。
「当然、転んだ。」
転んだままで、結局教師を辞めた・・・と。
どんな感じですか?・・・とインジュが問い、セチャンが何て答えるのか、興味が出たんだけど、その時、ジョンホの家の中でガラスの割れる音が。ジョンホ父が暴れているようなんです。
慌てて家の中に入ろうと、セチャンがドアを壊すためにブロックを振り上げた瞬間、ジョンホが帰って来ました。
いつものことだ・・・と事も無げに言います。
ジョンホが家庭的に恵まれて無いどころか、悲惨な状況にあるというのがこれではっきりしましたね。
インジュは言いました。学校はあなたを嫌っているんじゃなくて、変わってほしかったの、今中に入って殴られる人生か、寒い中道端に立ってる人生か、考えてみて。学校に来れば、何か変わるかもしれない・・・と。
セチャンは、ジョンホに厳しく言いました。
「他の兄弟は家を出たんだろ?将来、不安だろう。自分の子供を殴るんじゃないかと。残念だが、同じようになる。母親は逃げたか?」
その時、ジョンホは思わずセチャンを殴りそうになりました。でも、途中で拳は止まりました。
先生だったら殴れないか?・・・とセチャン。
「学校に戻りたい証拠だ。」
明日学校に来なければ、退学になる・・・とセチャンは言いました。
セチャンがフンスに言いました。
「一緒にバスケする加害者と被害者っているか?」
フンスは、相談室の前に立っていたんです。中には、オム先生と、呼ばれたナムスンがいました。
今回の処置に関して、最終的な面談をしていたんです。
そこに、フンスが入ってきました。
「コ・ナムスンは転校する必要はありません。」
「僕は被害者じゃ無いし、ナムスンも加害者じゃない。ただの友達です。運の悪い・・・。」
ナムスンの表情が良かったです、このシーン。
フンスが入って来た時、何を言い出すのか・・・と不安な表情から、次の言葉を聞いて、涙が浮かび、感謝や感動、謝罪、いろんな感情が入り混じった表情へと変わって行きます。
泣けましたよ、このシーン。
厳しいだけだと思ってたオム先生も、本当はこうなる事を望んでいたんだと良く分かるシーンでもありました。
「そして、今は仲直りの途中です。」
そう、最後にフンスは言いましたよ・・・。トドメだね、涙腺決壊の
ナムスンの目から、涙がぽろっと落ちました。
「ここには加害者も被害者もいないってことだな。」
ミンギは、インジュにこれまでの論述の課題をしたのは、自分ではないと正直に話しました。そのうえで、論述大会参加申請はしなかったのですが。
それを報告したら母は、直接インジュに会いに行き、その話は嘘だと、だから申請させてくれるよう言ったのです。
インジュとすると、それよりミンギが嫌がっているのが気になるから・・・ともっと話し合った方がと言ったのです。でも、一切聞き入れませんでした。それどころか、インジュを辞めさせる動きを加速させたのです。
いきなり校長に会いに行きましたよ。
そして、校長がまた火種を投げ込みましたよ。
インジュとセチャンの二人担任制を廃止し、セチャン一人が2組の担任とする・・・と一方的に言ったのです。
で、セチャンは生徒の意見を聞くと言い、2組で話をしたんですね。
ところが、丁度成績表が返された時で、ジョンホがヒアリングの邪魔をした所為で、点数が落ちたと騒ぐ生徒が続出してて、ジョンホがそこに登校して来たもんだから、もうイラつきは頂点に達してたわけで。
おまけに、ジョンホを呼び戻したのがインジュだと聞き、インジュは自分たちよりジョンホを大切に思ってるのかと反感が噴出しちゃったんです。
そんな時に、インジュを担任から外すための意見を求められたら、インジュを庇おうなんて気持ちにはならなかったんですよ、大方の生徒が。
「僕は反対だ。」
最初にそう言って手を上げたのは、ナムスンでした。ヨンウも続き、ジフン、フンスも挙げました。でも、それだけでした。
「そう、ありがとう。」
それだけ言って、インジュは教室を出て行きました。そのまま職員室に戻り、机の片付けを始めたのです。
後を追ったセチャンが、必死で止めようとしました。でも、大きなショックを受けたインジュは、聞き入れる余裕は無かったようです。
「あなたは僕の理想の教師だから。僕がどうあがいても成れなかったその教師だから。」
あなたは私の何倍も優秀な教師だ、そのあなたが出来なかったことを私にやれと?・・・とインジュ。
誰かが走れば、あなたの心が楽になるからでは?・・・と。
クラスでは、ジョンホに非難が集中。彼の所為でこんなことになってしまった・・・という思いが強かったんですよ、生徒たちは。
怒ったジョンホが特にキツク抗議したギョンミンに向かって歩き出した時、ナムスンの厳しい声が。
「オ・ジョンホ」
ジョンホ本人は勿論、周囲の生徒たちも、皆、緊張しました。とうとう、昔番長だったと言うナムスンの鉄拳が飛ぶ・・・てな思いだったかも。でもね、ジョンホをにらんでいたナムスンの表情がふっと緩みましたよ。
「誤答ノートは?」
緊張の糸が一瞬にして解けましたよ。
翌朝、インジュは学校に来ませんでした。
寝坊しちゃったんです。目が覚めて慌てて身支度を整えようと思った時、昨日の生徒たちの事が思い浮かびました。
結局、そのまま座り込んでしまいました。
携帯をチェックしたら、たくさんメールが来てました。どうでもよい内容のセチャンからの複数のメールに加えて、ジフン、ヨンウからの短いけど、来ないのを心配したものもありました。
そこに、ナムスンからのメールが届きました。ただ一言、
“先生・・・”
言葉に出来ないほどの気持ちが込められてると思いました。
クラスでは、個人面談が始まりました。
セチャンはシビアに対応しているようで、皆、救いの無いほどのシビアさに気持ちはささくれ立つばかり。
インジュの温かさを今さらながら感じているようです。
セチャンもまた、インジュの存在の大きさに改めて気付いてます。
オム先生からの伝言を口実に会いに行きました。
「きちんと退職届を出さないと、後任を決める事もできないとオム先生が。」
期待しました、辞めないと言うのを。でもね、インジュは力無く言ったのです。
「明日出します。」
インジュは、引き継ぎのノートを作り始めています。
生徒個々の問題点、気を配る点を書き連ねています。
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