THE K2 ~キミだけを守りたい~ DVD-BOX2 | |
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ユジンと会い、セジュンと会ったアンナは、夢が消えたようにぼんやりとしていました。
ジェハに聞きました。何故父を連れて来たのか・・・と。
「君を救いたくて。」
私が死のうがどうしようがほっといて・・・とアンナ。
ジェハはこれだけは・・・とアンナにはっきりと言いました。
アンナのために大勢の人が苦労していること。見張って監視しているけど、同時に守ろうともしていること・・・。
アンナは、言いました。
「ラーメンやアイスで保護者のつもり?」
苛立って誰かに怒りをぶつけたいのかもしれません。
「俺は余計な約束をしたようだ。」
ジェハも、苛立ったように言いました。
“約束?”・・・その言葉がアンナには気になりました。
ユジンは自分を裏切った人間には容赦ありませんでした。
セジュンのトークショーの日。セジュンをセクハラ事件の罠にかけようとした一件は、JSSの要員の一人が裏切っていましたし、被害者のフリをする予定だった女性もまた、メイク担当の女性でした。
この二人に対しても、かなりひどい仕返しをしようと指示しています。
先だって、叔母の遺産問題で自分にたてついた叔母の夫と息子は、様々な違法行為に対して検察が捜査を開始し、彼らはあっさりと逮捕されました。
セジュンが、自分に向けられている様々な疑惑に関しては、正々堂々と捜査に協力することをトークショーの時に公言していました。でも、彼らは、親戚に当たる自分たちには手を出さないだろうと高をくくっていたのです。
セジュン本人も、検察に出頭し、取り調べを受けました。
そして、自宅にも検察が家宅捜索に入りました。でもね、来たのはユジンの息のかかっている検事。
ユジンがおぜん立てしたシナリオに沿った捜査が始まりそうです。押収書類も、既にユジンの方で箱詰めしている用意周到さ。
世間に対して芝居をしてるようなもんです。
パク・グァンスは、自分の勢力範囲の会社や議員たちにもその影響が及び始め、焦っています。
生ぬるいやり方では対処できないと、本気で反撃をしようとしています。
そんな時、先日偶然写り込んだアンナの写真が、SNSに乗りました。
有名なデザイナーが以前『ミューズ』と評した少女のことは、拡散され、ネットの中では若者を中心に評判になっていたのです。
偶然映った人物が、その『ミューズ』ではないかという話題が出始めました。
どこそこで見た・・・という書き込みも増えて来ていましてね。
そんな時、書き込みをした男性が、アンナを偶然見かけたことから、話しはどんどん大きくなって行きました。
ジェハがそれを利用したのです。
最初、写真を撮られた事に気付いたジェハは、それを削除させようと思いました。
でも、利用する手を思いついたのです。
その男性に、アンナを見つけたこと。住所も分かったことをネットに挙げさせました。
その時既に、『ミューズ』が韓国人かもというインターネットニュースも上がっていましたしね。それらをすべて削除させることも出来ません。
だったら、利用しようと考えたのです。
アンナは、ジェハに約束の意味を問いました。
ジェハは、説明しました。セジュンとアンナを守ると約束した・・・と。
「とにかく、約束したから俺は君を守る。誰だろうと君に気が居は加えさせない。それが、チェ・ユジンでも。」
なんてカッコ良い台詞なんざんしょ
アンナは少しずつジェハに対して心を開き始めています。
スペインで助けを求めたのが初対面だったことも気づいていますし、イチゴのアレルギーで倒れた時も、必死に助けようとしてくれたことも薄れる意識の中で気付いていました。
そりゃぁねぇ・・・ハンサムだし格闘の腕前も凄いし、好意を持たない方がおかしいと思いますよ、あたしゃ
男性がミューズを見つけたという話題をアップしたことで、一気にアンナの家に人が集まりました。
マスコミにも、ヨンチュン師範にたれ込んでもらいましたしね。
そして、大勢の人の前にアンナを立たせることで、存在を公にしたのです。
たとえ死んだとしても、誰にも気付かれないような存在のアンナを、一人の人間として存在を世間に知らしめたのです。
この騒動を知ったユジンは一刻の猶予もおけないと思い、アンナが父親について口を開く寸前に、亡きモノにしてしまおうと言う計画に出ました。
もち、JSS主導です。
JSSの中でも、選りすぐりのメンバーに任せました。
ジェハは、ユジンの行動を読んでいました。
チュ室長から、アンナがJSSから狙われていると言う知らせも入りました。ユジンの命令に納得していないのです。
はっきりとは言いませんでしたが、打撃隊が出動した事を知らせて来たという事はアンナを守れという意味ですわな。
ジェハは、アンナを狙う狙撃手をあっという間に倒し、ジェハと対等の腕前を持つ打撃隊長とも死闘を繰り広げましたが、最後には勝利を収めました。
ユジンは、大勢の人の前に立つアンナを憎しみのこもった目で睨みました。
マスコミも、ユジンに気付きそうなんだけど、『ミューズ』の出現が突然で衝撃的だったため、周囲の人ごみの中に立つユジンに気がつかなかったのかしら?
アンナは、人々に挨拶しました。
口ぐちに質問が浴びせられ、ゆっくりと答えるアンナ。
アンナは元女優の娘という自己紹介をしました。
当然、父親は誰かと言う質問が出ますよね。
ユジンやJSSの要員たちは、緊張が張り詰めていました。いつアンナを襲えば良いのか、ユジンからGoサインがいつ出るかと、緊張は最高潮に達しようとしていました。
クク代表は、狙撃手に狙撃を命じました。でも反応がありません。
で、確実に殺すために群衆の中に潜ませておいた要員に指示を出したのです。
ジェハはこう言う事もあろうかと、ミランを群衆の中に私服で配置していました。ミラン、見事な腕前で男性を倒しましたよ。
私の父は・・・とアンナがユジンを見つめながら口を開きました。
「私の父は、映画監督の故コ・ジュノです。」
戸籍上の父親ですね。
その瞬間、たくさんのフラッシュがたかれました。
前もって課長が、フラッシュは絶対にやめてくれと注意していたにもかかわらず・・・。
と言うか、あれはユジンがわざとさせたのかな?
フラッシュを浴びたアンナは、発作を起こし、倒れてしまいました。
ユジンが駆けよりました。
そして、保護者のようにアンナを庇ったのです。
ジェハは全て自分が独断でした事だとユジンに説明しました。
人前で『ミューズ』が死ぬよりマシでは?・・・とジェハ。
ユジンは、ジェハの言葉をすんなりと受け入れました。
いつものユジンではないとキム室長は思いました。ジェハが特別扱いされていると、買いかぶり過ぎていると。
で、騙されないでください・・・とユジンに詰め寄りました。
でもね、ユジン、ジェハの言葉が本心じゃ無いということなんて、お見通しなんです。
今回だけは、ジェハに騙されてやった・・・。そう言う事なのです。
ただ、これまで何の力も持たない小娘でしか無かったアンナが、公の存在になり、それは彼女自身が力を持ったと言う意味でもあります。ユジンにとっては脅威となることは間違いありません。
ユジンはジェハの行動の意味も察していたようです。
そして、アンナの出現は、ユジンの周囲にも影響を与える事になったようです。
敵対するソンウォンの母は、アンナが自分たちにとって鍵となると感じたようですね。
アンナは眠れない夜を過ごしていました。
それでいつものように屋根に出て行きました。
監視しているジェハは、こっそりと後をつけ、様子を見守りました。
ジェハの表情も明るく朗らかです。愛する人を見つめる眼差しです。ユジンも、ジェハの心の動きに気づいているのかもしれません。パク・グァンスへの復讐を忘れているように見える・・・と言ってましたからね。
アンナが立ちあがった瞬間、ちょっと転びそうになったのを見て、ジェハは咄嗟に身体が動きました。
でも、ジェハの方が転んじゃって・・・。
アンナは素直にジェハにお礼を言いました。
これまでの事全てに。
母に対する思いを全てジェハに打ち明けたアンナ。そっと肩を抱きしめてくれたジェハの胸で思いっきり泣く事が出来ました。
これまでは一人、部屋で声を殺して泣くしか無かったのですが。
ジェハに一歩近づいたアンナです。
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