まったり まぎぃ

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『奇皇后』32話まで

2014-06-05 16:13:48 | 韓国ドラマのエトセトラ
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スンニャン、特に策があったわけじゃなかったんですね。

まずはヨンチョルに、企ての内容を全て察知してると、話して聞かせました。そして、その上で堂々と言ってのけました。

「私たちに手出しすることは出来ません。私たちに手を出せば、あなたこそ犯人だという証拠になるからです。そうなれば、あなたは孫に刺客を送りこんだ非情な祖父となり、ある朝には、これまでの名声は水泡に帰すでしょう。」

ヨンチョルやタンギセたち、皆その意味が理解できません。必死になって考えますが、分かりません。

出まかせだ・・・とヨンチョル。

「出まかせかどうか、やってみてください。」

スンニャンは、冷静に言いました。そして、去って行きました。

 

タンギセは、出まかせだ・・・と言いました。

ヨンチョルは、ワン・ユにもどういう事だと思うか・・・と尋ねました。

「百度の成功もただ一度の失敗で台無しになる。慎重を期すべき時に、敢えて危険を冒す必要は無い。」

そう、ワン・ユは答えました。

ヨンチョルは、ワン・ユの言葉にもっともだと思ったようですね。スンニャンやぺガンたちには手を出しませんでした。

 

ただ、行省長の一人を、犯人として捕まえたのです。側室の一人だった娘も一緒に・・・。

拷問を加えましたが、白状はしません。濡れ衣ですからね。

これは、他の行省長たちへの見せしめでした。

で、あっさりと、その行省長の首をはねてみせたのです。この脅しは、相当効きました。

 

この時、タナシルリは、息子の皇子が襲われたと聞いて倒れたんですが、そのまま何だかんだと言いわけをして冷宮を抜け出していました。

そのまま居座るつもりです。

 

翌日会議が再開されました。ヨンチョルは脅しが効いてるのを確信して、親政をするべきかどうかの採決をとろうとしました。

「その前に話がある。」

と、タファンがそれを遮りました。

私はそなたらに許しを請いたい。正直私は皇帝の器ではない。・・・そうタファンは話し始めました。

これまで臣下や民の事を全く知ろうとしない愚かな皇帝名ばかりの皇帝だった。これ以上惨めな皇帝にはなりたくない・・・と。

ヨンチョルを恐れ、逃げたくも無い。だから、そなたらに忠誠を求めたい。機会をくれたら、もう無駄にはしない。どうか、一度だけ私を信じてくれ・・・。

行省長たちの心に沁み入る言葉でした。

でもね、行省長たちは、やはり親政賛成とは出来なかったのです。ぺガンのみが賛成でした。

結局、親政開始は却下となりました。がっくりしたタファン、そして皇太后。

ヨンチョル一族はほくそ笑みました。

 

しかし、スンニャンは、ヨンチョルに感謝しなくては・・・と言いました。

行省長たちは、決議に賛同出来なかったものの、タファンへの忠誠心は、篤くなったのです。

タファンの前に泣いて跪きました。

「私たちの不忠をお許しください。」

そう言って・・・。

「陛下は真の皇帝として受け入れられました。」

と、スンニャン。ヨンチョルの非情さがタファンを強くしているのだと言いました。

ヨンチョル、改めてスンニャンを手ごわい敵とみなしました。

 

何も得られなかった・・・と落ち込むタファン。

でも、スンニャンは言いました。

「人の心を得る者が天下をとるのです。ヨンチョルは皇印の代わりに人心を失い、陛下は9人の行省長の心を得ました。今回の戦いは陛下の勝ちです。陛下は真の皇帝になるための試練の中にいるのです。」

嬉しそうな笑顔がタファンの顔に現れました。

 

皇宮殿に戻ったタナシルリは、これでスンニャンや他の側室たちに仕返しが出来ると思いました。で、朝礼を行うと言ったのですが。

皇太后が皇宮印を持っています。だから、タナシルリには何の決定権も無いんだとか。

皇太后は、いきなり嵐を巻き起こそうと企んでるタナシルリに対抗して、スンニャンに朝礼を任せると言ったのです。

「キ才人の命令は、私の命令であると、側室と宮女に伝えるように。」

そう、皇太后は言いました。

それを受けて、スンニャンは、朝礼を行いました。至極穏やかに、和やかな雰囲気で。

そこに、激怒したタナシルリがやって来たのです。

でも、誰一人として彼女の命令に従う者はいません。

 

結局、何も出来ないまま引き下がるしかなかったタナシルリです。

ところが、さほど堪えてる様子はありません。

なぜなら、スンニャンの命が長くないと思ってるからです。

 

近々、狩猟がおこなわれることになっていました。

その場で、密かにタファンとスンニャンを殺してしまおうとヨンチョルたちは画策しているんです。

手を下すのは、ビョンス。

またですよ、ビョンス。ムカつく輩です。

 

狩猟当日になりました。

タナシルリは、かねがね好意を抱いてるワン・ユに親しく話かけました。でも、スンニャンの運命を変えた張本人です。ワン・ユたちが親しくする筈がありません。

無視しちゃうんですね。

それを、タナシルリは不快に思います。以前は、自分に色目をつかっていたと思い込んでますからね。

その時、また要らぬ噂を吹き込んだのがソ尚宮。

ワン・ユはスンニャンが好きだと聞いてます・・・なんてね。

これで余計にムカついたタナシルリ。わざとワン・ユとスンニャンを酒席に呼んだのです。

そこで、スンニャンにお酒を勧め、勝負を挑む雰囲気に。

結局、お開きとなった時、スンニャンもタナシルリも相当な酔っ払い様。

スンニャンを支えるタファン。そして、そんな二人を切なげな眼差しで見つめるワン・ユ。

二人ともスンニャンに気があって、何故自分じゃないのか?・・・とタナシルリは嫉妬しまくり。余計にスンニャンへの怒りが募るのですが、同じくらいワン・ユに対しても怒りが湧いて来たようです。

 

その夜、タファンは、スンニャンと一緒に過ごしたい・・・と言いました。

ずーっと拒否してきたらしいからね。

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