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真犯人は、ソンムの顔をのっとっただけじゃなく、精神まで支配しようとしていました。
チョルとソンムが共同して自分を殺そうとしている知ったのです。それは彼にとって裏切りでした。ゆえに、顔を奪った上に、ソンムを支配しようとしているのです。
ソンムは真犯人の命令に従い、言うとおりに漫画を描くようになってしまいました。
だからのあの‘どこでもドア’でした。銃だって・・・。
ヨンジュは自分が何故また漫画の世界に引き込まれたのか分かりませんでした。戻る方法も・・・。
騒動のさなか、ニュースで犯人が父ソンムの顔を持っていると知りました。
そして、ソンムとチョルが描こうと思っていたストーリーとは全く別のストーリーが展開されていることも。この世界が悪意を持った真犯人によって支配されてしまったと感じました。
落ち着こうと、屋上でお酒を飲み始めたヨンジュ。
そこに、チョルが偶然やって来ました。彼もまた、この状況に苦しんでいました。全て自分の所為だと思ったからです。
一人涙をぬぐうチョルの後ろ姿を見たヨンジュは、そっと手を伸ばして背中を撫でる仕草をしました。こう言うシーン、最近韓国ドラマでよく見かけるようになりました。愛情表現の一つですね。
ヨンジュがお酒を飲んでいるのを見たチョルは、少しほしいと言いました。
ヨンジュはどうしてもチョルから目が離せません。チョルはヨンジュの視線を不思議に思っていました。会った時はいつも切なげな視線を離さないから・・・。
「とても似てるんです、夫に・・・。」
と、ヨンジュは理由を話しました。
3日が経っても、ヨンジュは現実の世界に戻れないでいました。
知り合いもお金も住む家も無いヨンジュは、病院でずっと過ごしていたんですが、空腹に耐えかね、ソヒの自宅に忍び込む事に。
ラーメンを見つけ、洋服も着替えようとした時、チョルがやって来たのです。書類を取りに来たみたい。
で、見つかっちゃうんですよ。
警察に突き出そうとしたんですが、気が変わりました。ヨンジュの話は全く理解できませんし、不審なことこの上ないんですが、留置所に入る方がマシだと言うヨンジュには、警察に突き出すのは何の効果も無いと考えたようですが・・・。
仏心ですかね、この時はまだ。
チョルに見つかった時、ヨンジュは必死に空腹を訴えました。で、チョルがラーメンを作ってあげるのですが。
ヨンジュが口元に怪我してましてね。チョルに取り押さえられた時についた傷なんですけどね。
それに薬を塗ってあげるんですよ、チョルが。
ヨンジュにはそれが我慢できませんでした。自分は想いを必死に押さえているのに、チョルは何も知らずに自分に触れてくる・・・。
いくら記憶が無いと言っても、ヨンジュにはいっそう切なくなる優しさでした。
そして、チョルがハッピーエンドになる事だけを願って別れたのに、今のこの状況は何?・・・という苛立ちもありました。
その気持ちをチョルにぶつけたのですが、チョルは首をかしげるだけ。・・・当たり前ですが。
頭の少々変な女が、訳も無く、恩人と言える自分に突っかかって来てるとしか思えなかったでしょう。
今回の事件で重傷を負ったソン・ヒョンソクから電話が入りました。話があると言いました。
病院に行ったチョルは、車にヨンジュを残してヒョンソクの元に。
そこで衝撃的な話を聞かされました。
なんと、ヒョンソクの元に、10年前のチョルの家族殺人事件の時の音声ファイルが送られて来たというのです。
紛れも無くチョルと両親の声でした。
父親と争った直後、銃声が
信じられないチョル。
でも、ヒョンソクはこれまでのチョルへの信頼が一気に崩れていました。
こんなに明らかな証拠が出て来たんじゃ、チョルの無罪の主張をもう信じることはできませんよね。
混乱し誰かの仕業だと叫ぶチョルの目の前で、今度はヒョンソクが突然撃たれちゃったおまけに、チョルの手に銃が出現
これでは、もう無罪だといくら訴えても信じてもらえないのは明白。
チョルは逃走するしかありませんでした。
逃走中に、チョルは警官に銃撃され、腹部に重傷を負ってしまいました。
車で待っていたヨンジュの元に戻ってきたチョルは、運転手を下ろし自分が運転。病院から逃走しました。
チョルが重傷を負っていると気付いたヨンジュは、運転を代わり、モーテルに。
薬を買い求め、できる限りの応急手当をしました。
いったいどういう展開なのか分からなかったヨンジュは、薬局のTVで事情を知りました。
父ソンムとチョルが計画したハッピーエンドは、失敗したと知りました。
そして、真犯人がこの世界を思うがままに操っている・・・と気付いたのです。
ハン議員は、窮地に陥ってました。
今回の銃撃事件の真犯人が、10年前のチョルの家族殺人事件の犯人でもあるような発言を残したことで、チョルを逮捕したハン議員のミスがマスコミに指摘されていたのです。
世間の人の殆どが、ハン議員がチョルを誤認逮捕したために、今回の事件も起った・・・と考えるようになっていたのです。
当然その世論は、彼の大統領選への出馬に大きな影響を与えそうです。
党は、彼を除名しようとし始め、議員辞職を要求して来ました。
そんな時、ハン議員に正体不明の男・・・真犯人から連絡が入ったのです。
自分を捕まえて自殺に見せかけてころすつもりだろう・・・と真犯人は言いました。10年前、チョルを逮捕して政界進出を果たしたのと同じように、今度は大統領になるために自分を捕まえて殺そうと考えている・・・と。
図星だったようです。
それでは俺たちは犬死にだ・・・と真犯人は言いました。
「俺が大統領にしてやる。」
と、真犯人は言いました。
その言葉、まだ信用できなかったハン議員。
でも、その直後にチョルがヒョンソク殺人犯として逃走し、10年前の家族殺人事件に関する重要な証拠、チョルが犯人だと言う動かせない証拠が出てきたとの知らせを受けた時、初めて真犯人の言葉を信じるようになったようです。
勿論、このヒョンソク殺人事件は、真犯人がソンムに命令して描かせた事です。
10年前の音声ファイルも、ヒョンソクを撃った銃をチョルの手に持たせたのも・・・。
モーテルに担ぎ込まれる途中、チョルは何かが気になったようです。
俺たち知り合い?どこかで会ってる?・・・とヨンジュに聞きました。
が、ヨンジュは答えませんでした。
チョルの傷の応急手当をしたヨンジュ。
でも、薬も何もかもが足りません。
現実の世界に戻るしか手は無いと考えました。そして、試したのです。
チョルにkissしました。
「私はあなたの人生のハッピーエンドを願ってる。」
とヨンジュ。
だから別れたの・・・。
チョルはヨンジュの話を一切理解できません。でも、切実な思いはホンモノだと感じたようです。
「君は誰だ?」
ヨンジュはその問いには何も答えませんでした。
「私はここから絶対に出なきゃいけないの。だから、これが効くと良いんだけど・・・。」
そう言ってkissしたのです。
チョルの頬にヨンジュの涙が一粒落ちました。
その瞬間、画面の隅に“つづく”の文字が出現。チョルの心が動いたってことですね。
ヨンジュは洗面所に駆けこみました。
気付いたら現実の世界の病院に居たのです。
チョルが撃たれて逃走する時、そして、モーテルでの苦しむ表情が上手いです。
大げさじゃなく、徐々に弱っていく感じ、痛がり方苦しみ方がリアルで上手いと最初に見た時から思いましてね。この一連のシーンはこのドラマの中でもまぎぃお気に入りのシーンの一つとなっています。
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