姫の男 / 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤) | |
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前回の記事は、こちらから。
スンユの牢に行ったセリョン。そこで、自分と一緒だったと真実を明かしてほしいと言ったのです。そうすれば、あなたは助かる・・・と。
でも、スンユにしてみれば、そんな事をしたら、今度はセリョンの命が危ない・・・と知ってますから、言えないですよね。
セリョンが、自分の事を明かしても、自分は大丈夫だ、なぜなら・・・と、スヤンの娘だと言う事を話そうとしたその瞬間、なんと、父のスヤンが牢に来ちゃいましたよ
セリョンだけじゃなく、スヤンも驚きましたよーっ
スンユは、誰が来たのか、見えなかったんで、この時はまだセリョンの素性を知ることはありませんでした。
スヤン、自分があれほど策を弄して陥れようとしたスンユの相手が、事もあろうに、娘だったなんて、口が裂けても言えませんわな。隠しておくには、キョンへが知ってるし・・・。
驚き焦ったスヤンですが、そこんところは海千山千の男。事情を全て聞き、その上で娘を言いくるめ、誰にもこの一件を言うなと口止めしました。
セリョンは
「あの方が死ぬような事があったら私は生きて行けません。」
そうスヤンに泣いて頼みました。スヤンは、全てを自分の裁量で片付けるとセリョンに言ったのです。この時は、スンユを助けるつもりだったのかしら。それとも、娘を黙らせるための方便だったんでしょうか。
現に、その後、スンユを厳罰に・・・という上奏文が相変わらずどんどん届くので、やはり死刑に・・・と声が上がった時、何も言いませんでしたからね。止める事もしなかったし。娘の必死の頼みも、無視するつもりだったみたいですね。
スヤンは、その足でキョンへのところに行きました。そして、セリョンの件を持ちだしました。
キョンへが、罰せられるのはセリョンでは…と言った時、スヤンは冷たく言いました。
「大罪を犯したなら、娘は死罪にせねば・・・。でも、覚えておいてください。私は我が子の命を奪った者に同じ痛みを味わわせます。誰に刃が向かうかおわかりですね。」
刃が世子に向かうのはキョンへにはすぐわかりました。
この脅迫にキョンへは屈するしかありませんでした。いくらしっかりしてて、キレ者でも、まだキョンへは若い王女様なんです。スヤンにかなうはずがありません。
スンユは、連れて行かれたセリョンが心配でなりませんでした。
そんな時、牢を父のキム・ジョンソが兄と共に訪ねて来るんです。文宗の前で、自分が会ったのは王女様では無いと言った息子の言葉が気になっていたのです。何か、話せない真実があると感じたんですね。
でも、スンユはセリョンの事を口にしませんでした。
ジョンソは、どうしても息子の命を助けたいと思い、職を辞することを決めました。
文宗にとっては唯一頼りになる人物だけに、その辞意は自分への裏切り、自分を見捨てる事だと感じたようです。
それでも、スヤンをはじめ、重臣の多くがその辞意を承諾するよう言うので、仕方なく認めることにしました。その代わりに、スンユの命は助ける・・・とね。
スンユは釈放されました。
自分の為に職を辞した父に、頭を下げるスンユ。でも、ジョンソはスンユに言いました。
「むやみに頭を下げるな。屈辱に甘んじてならない。今後は私に代わり、お前がスヤンらに立ち向かうのだ。」
息子の為だけにしたことでは無く、一線から退いた立場で、スヤン一派に立ち向かうつもりだったんでしょうね。相手を油断させる意図もあったのかも。
スンユは、しばらく家を離れて、旅に出ました。
その前に、シン・ミョンを訪ね、セリョンを探してほしいと言伝たんです。元気でいるかどうかだけが知りたい・・・とね。
ミョン、複雑な表情でした。
だって、自分と縁談があるセリョンですからね。おまけに、父がスンユの処刑に賛成したということも聞きましたし・・・。セリョンの気持ちもスンユの気持ちも充分分かってますしね。
キョンへの婿には、結局、チョン・ジョンが決まりました。どう見ても、もう一人の候補者の方が良さゲだったんですが、皮肉にも力の無いところを見込まれて、スヤン一派が推したんです。もう、文宗にはスヤン達に歯向かう意思も気力もありませんでした。
キョンへは、やっぱりスンユの事を少々は想っていたんでしょうね。スンユの父ジョンソの力もありますが・・・。
だから、スンユでないのなら、誰でも同じだという気持ちだったみたいです。
文宗は、通常なら婚家で行われる婚儀を、宮廷でするよう言いました。自分が見届けたい・・・と。
このあたりから、泣けましたねぇ
命の短い自分が、愛しい娘に何をしてあげられるか…と考え、せめて立派な式に・・・と思ったんでしょうか。
そして、婚儀が厳かに執り行われました。式の前に挨拶に行ったセリョン。
キョンへは、セリョンに対して、怒りをぶつけました。
「あなたは、私の人生もスンユの人生も踏みにじった」
亡くなった王妃様の代わりに介添えをしたかった・・・というセリョン。
この二人も可哀想ですわ。従姉妹同士ですもんね、本当は。それに、気が合ってましたしね。キョンへにとっても、セリョンにとっても、一番お互いを理解している人と仲違いすることになってしまったんですから・・・。
無事、式が終わるかと思ったその時、文宗が倒れてしまいましたよそのまま危篤に・・・。
宮廷を出ず、枕元に詰めているキョンへを煩わしく思った重臣たちは、なんやかんやと言いくるめて、キョンへを婚家に追いやりました。
この行列もまた悲しくてね。キョンへが泣きながら宮殿をでるんですよぉ
でも、キョンへが宮廷を出て、婚家に移った事から、セリョンとスンユの縁が又つながりました。
なにせ、スンユはキョンへの夫ジョンの親友ですし、セリョンは、一般人の生活に不慣れなキョンへゆえ、それを助けようとして通うし・・・。顔を合わせる機会が増えるってもんですよ。
セリョンが、危篤の文宗の無事快癒を祈願してお寺に詣でた時、スンユもまたその一報を聞き、都に戻ってきたところだったんです。
思い出のブランコの広場で、偶然再会した二人。
懐かしそうに見つめるセリョン。でも、スンユは冷たく去って行きました。
「二度と会わないことを祈る。」
…と言って。
でもねぇ、本心は違うんですよね、スンユ。セリョンのところに引き返したい思いで一杯だったんですよ。
その後、キョンへの婚家ジョンの家で会っちゃった・・・。
ある日、何も言わずに姿を消したキョンへ。亡き母のお墓に行こうとしてたんですね。それを察したセリョンは、後を追いました。結局、キョンへは、渡し船の粗末さや一緒に乗る客の服装を見て、怖じ気づき、そのまま帰ってきてしまったんですけどね。
セリョンを心配したスンユも、同行しましてね。
その時、セリョンは正直な気持ちをスンユに話したんです。
「先生をからかう気持ちなどありませんでした。一緒に過ごすのが楽しくて・・・。」
それでも、スヤンの娘だとは言えませんでしたね。
「他の女性でも同じことをしてました。錯覚しないでください。」
そう言うスンユに
「先生は、相手がだれでも命をかけて守るんですか?特別な事ではなかったんですね。」
帰り道、セリョンは道端の花を摘み、キョンへに届けました。
キョンへは、セリョンが自分の思いをきちんと理解して、その上で、母の墓の近くで花を摘んできてくれたとわかりました。失いたくない友ですね、セリョンは・・・。
シン・ミョンは、セリョンとの縁談をスヤンから言い渡されました。正式な申し込みではありませんが、まぁ、口約束…って感じ
でも、その事は、セリョンにも告げられ、セリョンとすると、結婚しなくてはいけなくなったと言う事と、相手がスンユの友達だと言う事の双方でショックだったみたいです。
そして、とうとう文宗が息を引き取りました。
その前に、キョンへの婚家を訪ねた文宗。そこで、ジョンソとも会い、自分亡きあとの事を彼に託す書面を残しました。
そうとは知らないスヤン一派。
文宗が亡くなるや否や、遺言が残されてないから・・・と、幼い端宗の摂政としてスヤンが立つという事を発表しようとするんです。
ホントに手回しの良い事で
でもね、スヤンの弟アンピョン大君は、文宗の立場に立っていたようです。彼が、文宗の遺言状とでも言える宣旨を託されていました。
それには、ジョンソを再び重臣として任命し、世子の補佐をするよう書いてあったんです。端宗も、ほっとした感じでした。そして、ジョンソは言いました。
「私の眼の黒いうちは、王の親族を政事には関わらせない。これに背くものは、命を差し出さなくてはならない。」
茫然とするスヤン、そして、彼の一派。
でもね、スヤンはひとり呟くんですよ。
「だったら、この手で殺してくれよう。」
なんてね
その時、スンユは、セリョンが居ると言った寺に行ってました。
セリョンを見つけたスンユは、歩み寄り、ぐわしっとセリョンを抱きしめました。
おいおい・・・、このタイミングかい
悲恋へまっしぐら・・・ですよね
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