トッケビ~君がくれた愛しい日々~ DVD-BOX2 | |
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泣いた~っ
「上将軍キム・シン、王様に900年ぶりのお目通りを。」
死神の首を絞めあげながら、シンは言いました。
自分と妹、そして家臣たち、一族の者たち、何の罪も無い者たち全て殺してしまったワン・ヨ。
あまりにも愚かだったワン・ヨ。
シンは憎んでもあまりある者が、死神だったという事実に、感情を抑える事が出来ませんでした。でもね、このまま殺してしまう事も出来ませんでした。
死神は、自分が犯した大罪も含めて全ての記憶を失っているのですから。
そして、今は、自分やウンタク、ドクファと家族のように暮らしているのですから・・・。
死神は、シンに首を絞められて、確信を持ちました。やはり自分がワン・ヨだった・・・と。
自分の大罪は、罪も無い人々を、シンとソンの兄妹を無残にも殺したということだったと分かり、大きな衝撃を受けました。
こちらも混乱し、どうすれば良いのか、分からなくなっていました。
シンは家に戻り、ウンタクを連れ出しました。
死神と顔を突き合わせて暮らす事は出来ませんでした。
ウンタクは、サニーの家に行き、シンはドクファの元で、暮らす事になりました。
死神は、例の指輪をウンタクに渡し、サニーに返してほしいと言いました。
もうサニーに会う事は出来ないですよね、死神とすると。
でも、パク・チュンホンがサニーを狙っているのを知ると、それを防いだりしています。姿が見えないように帽子をかぶり、時々傍にいるのです。
サニーもまた、自分が前世で大罪人の妹だと知ると、王だった死神に会う事は出来ないと思っていました。
やっぱりサニーから死神の記憶は消えていません。
きっと、全てが幸せな記憶なんでしょう。
死神が監査チームに呼び出されました。
これまで彼が行って来た、たくさんの違反に対して裁きが下されたのです。
たとえば、死者の通知カードの内容をばらしちゃったり、人の記憶を消すと言う特殊能力を使いまくったりという・・・。
問われた死神は、全てを認めました。
下された懲罰は、自身の大罪との対面。
つまり、パク・チュンホンの言いなりになって罪の無い人々を殺したこと。国を危うくさせ、民の心を不安にさせ、そして、最後には、自分をも殺してしまったことです。
シンたちを殺した後、ワン・ヨは、その罪悪感に苦しみ、自分の愚かさに苦しみ、そして愛する王妃を失った喪失感、寂しさに耐えかね、荒れた毎日を送っていました。
その間、パク・チュンホンは、彼に何らかの薬の入った薬湯を飲ませ続けていました。ワン・ヨもそれを承知で、飲んでいました。
それを出していたのが、例の女性死神だったのです。
ある日、ワン・ヨは、その薬湯を通常より多く飲み、死んだのです。
ワン・ヨは、思っていました。自分は誰からも愛されていなかった・・・と。
王妃の想いを分かっていなかったのです。分かっていたら、そんな事態にはならなかったでしょう。
これらが一斉に死神の頭の中になだれ込んで来ました。
「この世で犯した罪と、最も重い罪である自ら命を絶った罪、そして600年の死後の記憶が戻された。死神の職務は停止する。指示があるまで謹慎せよ。」
監査チームが言い渡しました。
死神は、シンに自分の記憶が戻ったことを告げました。
そして、殺してくれと言いました。
シンは怒りました。
「お前はまた逃げるのか。自分が犯した罪はお前が生きて償え。」
ウンタクは、サニーに指輪を返しました。
指輪に宿った恋しさや後悔は私のものだったのね・・・とサニーは言いました。
2人が話していると、外にパク・チュンホンの姿が。
勿論、ウンタクにしか見えません。
で、サニーを狙って近づいたので、ウンタクがサニーに覆いかぶさりました。その時、ウンタクの背中にあるトッケビの花嫁の印と称する痣が光ったのです。
それによって、パク・チュンホンの霊は弾き飛ばされてしまいました。
ウンタクは、そのまま意識を失ってしまったのですが、大したことにはなりませんでした。
痣は危機を回避するたびに薄くなっているようです。
死神は、パク・チュンホンを“処理漏れ”として申請しました。
でも、謹慎中なので、後輩の死神に依頼しました。
900年もの間、人の悪意に寄生して生き続けてきた者だから自分たちでは歯が立たないが、申請する事で何らかの制御ができる筈・・・とね。
この時、後輩死神が、ウンタクの死亡カードを渡しました。
心臓麻痺と書かれていました。
それをシンに話しましたが、シンは詳細は知ろうとしませんでした。危険の存在を知っただけで良いのです、彼・・・トッケビにとっては。
死神は、シンに問いました。
死ぬと分かっていて、何故あの時、王の元に行こうとしたのか・・・と。
伝えたい事があったからだ・・・とシンは言いました。
それまで、シンは辺境の戦いの場を転戦させられ続けていて、長い間ワン・ヨと顔を合わせる事も出来ないでいたようです。だから、伝えたい事があっても、話す事が出来ていなかったのです。
シンは伝えたかったのです。
先王がワン・ヨに冷たかったのは、愛しているが故で、守るために遠ざけていたということを。
「お前は先王からも、私の妹からも、高麗を守った私からも愛されていた。」
だから、私に命じてほしかった・・・とシン。
「“怒りと憂いを込めて剣を与える。この剣でパク・チュンホンを斬れ”と。」
この時、シンの胸の剣が疼きました。
で、シンは気付いたのです。パク・チュンホンを斬る事ができるのは、この剣しかないと。
シンはウンタクを誘って旅行に行きました。
サニーを遠くから見詰め、現世では幸せになれと祈りました。
ドクファの働いている様子も見に行きました。
全て、別れの準備でした。
そして、ある日、シンはウンタクに頼みがあると訪ねて来ました。
電話したら、火を吹き消して自分を呼んでくれと言いました。
意味が分からないまま、明るく返事をしたウンタク。
その時、ふいに戻ってきたシンがウンタクにkissしました。
それがウンタクには不安な感じを受けました。
そのまま消えたシン。
そして次にウンタクの前に現れたのは、パク・チュンホン。
目的が分かりました。
パク・チュンホンはウンタクに憑依し、そのトッケビの花嫁の能力を利用して、シンの剣を抜き、消滅させようと企んでいたのです。
ウンタクの首を絞めて屋上から突き落とそうとするパク・チュンホン。
電話がかかってきたので、ライターを点けようとしたんだけど、なかなか点かないんです。
でも、ようやく点けて吹き消した瞬間、シン登場です。
ウンタクはシンが持ってる剣を掴もうとしました。
自分を斬って・・・とウンタク。パク・チュンホンが自分を利用しようとしてる・・・と。
でもね、一瞬の隙に、憑依されちゃったーっ
チュンホンが憑依したウンタクが、シンの胸の剣を掴んだーっ
抜くのかと思った時、死神が。
死神がチュンホンの名前を叫んだら、ウンタクの身体から引き離されました。
倒れたウンタク。
でも、手は剣の柄を握ったままです。
シンは、それに手を添えて、一気に自分の身体から剣を抜き去りました。
そして、一気にチュンホンを斬り捨てのです。
シンも消滅しそうです。鬼火のようなモノがちらちらしています。
ウンタクは必死にシンの身体を抱え込みました。消えてしまわないように、自分の体と同化させてしまいたいように・・・。
君と過ごした日々は褒美だった。
雨になり初雪になり会いに来る。それだけは許してくれと神に頼んでみる。
こんなのいやだ、愛してる。置いて行かないでと何度も叫ぶウンタク。
私も・・・愛している。約束通り、君を愛した・・・。
それがシンの最期の言葉でした。
全身が炎となり、消えて行ったのです。
泣いたわ~っ
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