Empress Qi OST (MBC TV Drama) (韓国盤) | |
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レビュー一覧は、こちらから。
前話で相当泣かされまして これで最終話がよくあるようにしぼんでしまうような内容だったら、どうしようかと思ってました。
いやいや、最後まで充分緊張感を持たせてくれ、納得のラストでした。
そして、「シンイー信義ー」につながる縁を描いてくれたことも、良かったと思いましたね。
ではでは、レビューです。
スンニャンを‘皇后’だと言った頭領。
その正体を暴くため、スンニャンも戦ったのですが、結局逃げられてしまいました。
でも、メンバー数人を捉える事は出来たので、その者たちを拷問し、いくつかはヒントを得る事が出来ました。
頭領は、皇宮に出入りしている・・・ということです。
タファンも馬鹿じゃありませんでした。
いつも、コルタが準備する薬を飲んだ後、記憶が無くなる事に気が付いたのです。まさか・・・と思いました。これまでずっと傍についていてくれたからです。
ある時、あまりの頭痛に苦しんだタファンは、いつものようにコルタの薬を所望しました。
でもね、その時は意識を失わないよう、手の中に陶器の破片を握りしめていたんです。そうとは知らないコルタは、意識を失ったように見えるタファンに向かってつぶやきました。
「新帝を立てるまでは死なせませんよ。患いながら生きてください。新しい世を開く準備が済めば、その時楽に逝かせて差し上げます。」
また、護衛武士が、コルタの事を‘頭首様’と呼ぶのも聞きました。
愕然としたタファン。なぜ・・・?と動揺しました。
コルタは皇太后を引き入れました。スンニャンを消してしまいたいという思いは共通です。
タファンは、トンマンだけに、事実を話しました。
毒の正体を探らせたのです。
なんと、猛毒の一種で、解毒も出来ないという代物でした。おまけに、タファンの症状は既に体中に毒がまわってると考えられる状況です。
毒を中和させる湯薬を飲むことで意識を保とうとしました。決して解毒作用は無いんですが・・・。
そして、くれぐれもスンニャンには秘密に・・・と。
「皇后にしてやれる最後の誠意だ。」
そう、タファンは言いました。
一方で、タファンは、コルタの意図を探ろうと、これまで通り毒の入った薬を飲み続けました。
そして、コルタの言葉に乗ったフリをしました。
何者かが料理に毒を盛ったという話を真に受けたフリもしました。その犯人がスンニャンだと侍女が吐いた・・・と言われて、その目的がスンニャンを廃することにあると気付いたのです。
その上で、スンニャンを遠ざけました。
スンニャン派の臣下たちも同じです。タルタルでさえ、罷免されてしまいましたよ。
そして、体調がすぐれない自分に代わって摂政となってほしいと皇太后に頼んだのです。
スンニャンは、いきなりの事に何が何だか・・・。
分かったのは、タファンの体調が、想像以上に悪いということだけです。
タファンは、自分を退けて、誰を皇帝に就けようとしているのか・・・とそれも探りを入れました。
「譲位詔書を書こうと思うのだが・・・。」
これを聞いて、コルタも皇太后もほくそ笑みます。思った通りの展開だからです。
新皇帝には、タファンの親戚の怠惰な男を据えようと思ってるコルタたち。自分たちが操るのに都合のよい人物だからです。
そして、皇太后の目の前で、コルタに手伝わせて、譲位詔書を書き上げたのです。
臣下を集めて、その場で発表したい・・・と言って。
でもね、その裏で、ちゃんとタルタルに密命を与えていました。
皇太后側の臣下や今回の策謀に関係した者たちを、一網打尽にしようと考えていたのです。
自分が死ぬのは避けられないと知ったわけで。それならば、意識のあるうちにスンニャンとアユ皇太子のために敵対勢力をつぶしておきたかったのです。
一同を集めた前でタファンが読み上げたのは、彼らが見た『譲位詔書』ではなく、謀反人に対する罪状でした。
「逆賊は聞け。皇帝と皇后を殺めようとし謀反を企てた。よって朕はこの場でその罪を厳しく問う。」
コルタも皇太后も、唖然としました。
皇太后が抗議するのも聞かず、タルタルを呼び入れたタファン。
兵は、その場の逆賊たちを皆殺しにしたのです。皇太后とコルタを除いて・・・。
タファンは、コルタに裏切った理由を聞きました。
「裏切ってなどいません。皇帝は私の主ではないから。私の主は金だけです。」
タファンは、泣きながらコルタを刺しました。
何時も傍にいてくれて、励ましてくれ、心配してくれたとタファンは信じていたのです。無理難題を言っても、文句を言いつつもやってくれたからですよね。コルタだけは・・・と信じていたんです。
皇太后は自ら毒を飲んで死にました。
皇宮から出て行くようスンニャンが言いに来た時、生きるのも死ぬのも、皇宮だ・・・と皇太后は言いました。
ビョンスは、捉えられ、民に殴り殺されました。
高麗という弱い国に生まれたのが自分の罪だ・・・と言ったビョンス。
スンニャンは、彼もまた国に守ってもらえなかった民の一人だと考えました。
スンニャンは、タファンに代わって臣下に申し渡しました。
高官の中に、高麗の貢女を側室とする者が多々あるというのを聞いたが、それは絶対に許さない・・・と。
そして、高麗を属国としようと考えている者がいるようだが、これも絶対に許さない・・・とね。
将来高麗のコンミン王となる大君に、スンニャンは条件を出しました。
「私を困らせるな。」
・・・と。「シンイ」で、リュ・ドクファンくんが演じていましたね。
そして、パン内官の進言に基づき、スンニャンの兄に、高麗王の監視をさせることにしたようです。
これが、「シンイ」でユ・オソンssiが演じていたキ・チョルなんでしょう。
元はこの後、反乱軍に責められ国力が衰えて行きます。
都も反乱軍に攻められ、そのため、スンニャンたちは北の平原へと逃げました。
戦乱のさ中、タルタルが戦死しました。
戦いに出る前、タルタルはスンニャンに言葉を残して行ったのです。
「もし、私が戻らず大都が危うくなったら、北へお逃げになってください。広大なモンゴルの平原です。そこならば、再起を期す事が出来ます。」
スンニャンは、この事をタファンには報告しませんでした。
もう、残り少ない命のタファンを、不安に思わせてはいけないと思ったのです。
「私と一緒に北の草原を駆けませんか。元の故郷でしょう。行って見たいのです。」
その言葉で、タファンも勘づいたようですね。
「ヤンイやぁ、耳がかゆい。」
タファンは、そう言ってスンニャンの膝に頭を乗せました。
そして、そのまま息を引き取ったのです。
「愛してる。愛してるヤンイや。」
「私も、陛下を愛しています。」
スンニャンのその言葉を確かにタファンは聞きました。うんうん・・・と頷いてましたからね。
それが最期でした。
スンニャンも、愛情を表現するのが、イマイチ上手じゃなかったですね。最期の最期にやっと愛していると、心から愛しているとタファンに伝える事ができました。
もうねぇ・・・号泣ですよ
ワン・ユにしろ、タファンにしろ、ひたすらスンニャンだけを想い、その一途さは全然揺らぎませんでした。
スンニャンの気持ちがどこにあるのか、イマイチ掴めないこともありましたが、二人のどちらも真剣に愛したということは事実です。
私は、子犬が母犬の周りをうろつくように、そして、小鳥のヒナが初めてみたモノを親だと思いこむ・・・そんなタファンの愛情が泣けてねぇ。
NHKの放送が今週末から始まります。カット版なので、少々不満ではありますが、見応えのある作品です。
まだ・・・と言う方、是非、ご覧になってください。
お薦めですよ
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