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サ刑事に脅されたジョンドは、すぐに動きました。
その日のうちに、ジンソクと契約してしまおうと思ったのです。
でもね、サ刑事は、ジョンドの考え方まで掴んでいました。そう動くだろうと読んでいたのです。
ジョンドが家を出て、ジンソクとの待ち合わせ場所に行こうとするのを、たくさんの刑事が見張って尾行していました。
勿論、ジョンドもそれにすぐに気付きましてね。
必死に刑事たちをまこうとするんですが、何せ相手は多勢。
とうとう車で周囲を取り囲まれてしまいました。
絶対絶命のその時、遠くの車がクラクションを鳴らしたのです。
ノ先生でした。
ジョンドは刑事たちの隙をついて、その車に向かって駆け出しました。
で、捕まるぎりぎりのところで車に飛び乗ったのです。
ノ先生は同じ車種の車を何台も持っていました。
この時、それらを使って追っ手の刑事をまいたのです。
突然同じ車が現れたら、どれがどれだか・・・ですよね。おちょくられた感じです。
ノ先生の元に、ジョンドの仲間が捕まって、ジョンドが追われてるという連絡が入ったようですが、それが誰からなのかはこの時点では分かりません。ジョンド本人?それとも別の誰か?ちょいと分かりませんでしたよ。
サ刑事は部下を蹴りつけ、怒りました。今度はすぐにジンソクを追え・・・と命令。
でも、部下たちは従いませんでした。既に管轄外らしく、問題行動に当たるらしいです。
その時、部下たちの携帯にサ刑事を緊急手配という知らせが入りました。
そしてその場で逮捕されてしまいました。どーいう展開?
留置場にいたソンイルたちも、ノ先生のお陰で釈放されました。
そして、マ・ジンソクへの詐欺が再開されたのです。
ジンソクは、何の疑いも無く書類に判を押しました。お金も部下にすぐに振り込ませました。
ジンソクは、ジョンドの腕を見込んで、自分と組まないかと持ちかけました。
今回の手数料も、ソンイルには支払わず、ジョンドだけに・・・などと言いだしましたよ。
ジョンドは笑いだしました。
そこにソンイルが。
そして、種明かしをしたのです。詐欺だ・・・と。滞納していた税金分の。
ジンソクは、すぐには信じられませんでした。あまりにも鮮やかな手口だったということです。
サイトで土地の情報を確認して、やっと騙された事に気付き、自分が詐欺に遭って、大金を取られたと信じたのです。
ソンイルに必死に跪いて頼みこみました。
でも、もう後の祭りです。
彼から奪ったお金は、滞納分に充てられ、全額完済ということになりました。
この知らせは一気に市庁に伝わり、1課の課長からアン局長、そして市長へと報告されました。
良かったじゃないかと言う市長に対して、アン局長は渋い顔です。
どうも彼がジンソクを特別扱いしていたのはその上に控えるパン・ピルギュ社長、そしてピルギュが仕えるウヒャングループのチェ会長の存在があったからのようです。
市長はそのラインとつながりがあるようです。
2課のカン課長とソンヒが計画してるのが、そのパン・ピルギュの滞納分を徴収すると言う策だったんです。
勿論、ピルギュはあらゆる手を使って税金を滞納していました。財産を子供名義に書き換えるなどしてね。
でも今でも豪邸で優雅な暮らしをしているわけで。
そこに、放送局等のTVカメラと一緒に乗り込めば、世論も反発することは必至。そうなると、国税庁も積極的になるに違いないと踏んだのです。
パン・ピルギュがそうなったら、マ・ジンソクもびびるだろうから、その時点でソンイルの暴行と賄賂の一件を撤回するよう交渉するというカン課長の作戦でした。
ところがですよ。
マスコミ同伴で意気揚々と踏み込んだは良いけど、邸宅の中はからっぽ。
宝飾品やブランド品、現金等、一切無いのです。どこかに移した違いありません。事前に情報が漏れたのでしょうね。
そうか、こう言う事もあろうかと、自宅には一切金目の物は置いて無かったってことかしら?
とにかく、スンヒたち徴収課の職員たちは手ぶらで帰るしか無かったのです。
ピルギュも、えらく低姿勢で協力し、マスコミに対しても完璧に弱い姿勢を見せましたよ。
でも、陣頭に立っていたスンヒに対しては、高圧的でした。敢えて名前を聞き、この行動に対する仕返しをするような言い方をしましたよ。
この時は、温厚な笑顔を見せていたピルギュですが、実際は情け容赦無い人物で。
ジンソクが必死に謝っても、一切聞き入れないばかりか、息子のホソクがジンソクを何度も殴っても、止めようとはしませんでした。
ジンソク、恨みのこもった目つきでしたね。
がっくりと市庁に戻ってきたソンヒに、担当の者が、ジンソクが完済したと報告して来ました。
スンヒ、すぐにそれがソンイルとジョンドの詐欺の所為だと分かりました。
ソンイルに連絡しようとした時、市庁にソンイルを訪ねてきたジョンドとばったり。
ソンヒは計画をぶち壊したジョンドに怒りをぶつけました。
暴行と賄賂の通報を取り消してくれるなら、税金は見逃すとジンソクと交渉しようとしていたのに・・・と。
このままじゃ、ソンイルは首になる・・・と。
ソンイルの先輩で、やはり収賄の疑いをかけられて自殺したキム・ミンシクは、ソンイルの義兄でした。
その日は、ミンシクの命日でした。
家で法事の準備をしていたら、そこにジョンドが訪ねて来ました。
一緒にお酒を飲みながら、ミンシクの話になりました。
ミンシクが追っていたのは、ウヒャングループのチェ会長とパン・ピルギュだったんです。果敢に挑んだけど、全く歯が立たなかったようです。
「パン・ピルギュは市庁に人脈を持っていて、1本の電話で終わった。」
と、ソンイルは言いました。
周囲の職員たちが次々に離れて行き、最後に自分まで・・・とソンイル。
“大人しくしていよう。年金をもらいたい”と、ソンイルは言ったのです。それを今でも後悔していました。
パン・ピルギュは市庁の誰に電話したのか?・・・とジョンドは聞きました。
ソンイルは知っているようです。でも、ジョンドには言いませんでした。もしかしたら、現市長
ジョンドは、首になるかもしれないと言う話を何故しなかったかとソンイルに問いました。
「首かどうかは分からない。停職処分ですむだろう。」
と、ソンイルはこともなげに言いました。でも、そうは簡単に終わらないだろうとジョンドは思いました。
ジョンドは仲間たちに言いました。
「アジョッシは詐欺を働いたけど、それは法を守るためだ。俺たちもいつもは法を破るけど、今回は守るために働いた。仕事を終えて、こんな気分は初めてだよ。楽しかった。」
だから、もう一度だけアジョッシを助けよう・・・と。
3課が担当してる滞納者の内、約300人に払わせようという作戦です。首にならないように・・・と。
偶然アジトに来たソンイルが、そのリストを見ちゃいました。
あっさりばれちゃった。
でも、ソンイル何だか嬉しそうです。
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