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さぁさぁ、このシーンがやって来ましたよ
パク・ボゴムくんって、私にはノー天気な明るさというのではなく、明るく無邪気な表情の底に苦しみや切なさが垣間見えるイメージがあります。
それは多分最初に彼を意識したのが「本当に良い時代」で、イ・ソジンssiの少年時代を演じていた姿だったからかもしれません。その後の「君を憶えてる」でも、悶々とした苦しみを胸の奥に抱いている役でしたし。
端正な顔立ちゆえ、切なさとか悲しみとかがいっそう強く感じられます。
ラオンは無事宮殿に戻って来る事が出来ました。
ヨンもほっとしています。
「宮殿を好きな人はいないと言いましたよね。宮殿の誰かを好きになれば宮殿も好きになるのだと。」
ラオンはビョンヨンに話しかけました。
「キム兄さん、私は宮殿を好きになりそうで心配です。」
心配だと言いながら、ラオンは嬉しそうでした。
ユンソンは宮中を走ってやって来ました。彼にとっては珍しいことです、そんなに焦る姿なんて。
勿論、ラオンが無事に戻ってきたかどうか確かめたかったのです。
「ホン内官は私にとって特別な人だ。宮殿で私を走らせる唯一の内官だ。」
冗談まじりの言い方をしましたが、本心でしょう。
そこにヨンがやってきました。
ラオンは、ユンソンが祖父の意志に反してでも助けたいと思う存在なのだと、ヨンは気付いています。
ユンソンは、感情を敢えて隠さないみたいです。
でも彼も切ないです。ヨンの後についていくラオンの姿を切なげに見つめていました。
最近ユンソンが描くのは、妓女の絵ではなく、ラオンでした。あの雨の日、女性用の服を頭からかぶったラオン。そして、ラオンが女性の姿になったら・・・という想像の姿。
すっかり恋してますね
ところが、ユンソンに縁談が起りました。
礼曹判書の娘チョ・ハヨンです。
祖父キム・ホンから切り出されたユンソンは戸惑いました。ラオンへの想いがありますからね。でも、勝手に断れる時代じゃありません。
ラオンは、ヨンの言葉が気になっていました。
“傍にいろ”と言う言葉です。で、ヨンに聞きました。どういう意味なのかと。
「深い意味は無い。大切な内官を傍に置きたいだけだ。」
と答えたヨン。
期待をしていたわけじゃないけど、何か物足りない気分だったのかな?ラオンは。
ある日ラオンは、偶然マ内官とウォルヒが恋仲だと言う事を知ってしまいました。
宮中では内官と女官の恋愛はさほど珍しい事では無いけど、一応表向き女官は全て王様のモノで・・・。
公開恋愛なんぞは夢のまた夢でした。
最近、女官の一人が妊娠すると言う事件が起ったばかりで、ウォルヒも神経質になっていました。
これまた切ない恋人たちです。
ラオンは二人の為に何かしてあげたいと思いました。
ハヨンは、ヨンへの想いを募らせていました。
ミョンウン公主の元に度々遊びに来るのも、ヨンに会いたいがため。
でも、ヨンは全然興味を示してくれません。表向きは丁重で優しい態度なんですけどね。
ラオンは二人の姿を見かけた時、複雑な気持ちになりました。ヨンは女性に優しい笑顔を見せていたからです。
キム・ホンは、純祖にホン・ギョンレの流れを汲む一党がまた騒動を起こそうとしていると報告しました。
彼らは、ギョンレの子供を中心に据えようと考えている・・・と。
その名前は、純祖にとってトラウマとなっているようです。10年前の惨劇が又繰り返されるのではないか・・・と。
一党を捕えろと命じました。
これで、キム・ホンはお墨付きを貰ったことになり、堂々とギョンレの残党を捕まえる事ができるようになりました。
チャン内官が珍しく掴み合いの喧嘩をしました。
見咎めたヨンが、理由を聞いたのですが、チャン内官は言いません。よその部署に移すぞと脅して、ようやく口を開かせる事が出来ました。
ヨンが男色ではないかと言う噂の所為でした。
それは次期王としては致命的な要素です。噂だと見逃す気にはならなかったのです。いくら温厚なチャン内官でも。
ヨン、思わずラオンを見てしまいました。
そして、ラオンも自分の所為で又ヨンが苦境に陥ってしまう・・・と不安になりました。
ユンソンに教えてもらった息抜きの場所に行きました。
そこにはユンソンも。
ユンソンは、ラオンに女性用の服を差し出しました。大切な人のために買った・・・というあの服です。
「女人に戻らぬか?」
女人として暮らせるよう協力する、いや、これは私の頼みだ・・・。服を買った日からずっと言いたかった・・・と。
ラオンは人形劇をしました。非番の女官たちに楽しんでもらおうという表向きの目的ですが、実は、マ内官にきちんと気持ちをウォルヒに伝えられるようにと思ったのです。劇の中で台詞として、ウォルヒだけに伝わるように・・・。
伝わりました。
マ内官は、想いを正直に口にする事が出来、ウォルヒもまた受け取ったのです。だからと言って二人が宮殿を出る事は叶わないわけで。この先どうなるのかは不明です。
でも、きちんと想いを伝える事が、二人にとって一番良い事だとラオンは考えたのです。
上手く行った・・・とほっとした時、これがソン内官の知るところとなり、中殿にも知られてしまってね。
内容がけしからんってことなのかな?
又お叱りを受ける羽目に。
そしたら、案の定、ヨンがやってきました。
中殿の皮肉にも負けず、ラオンを連れ帰りましたよ。
ラオンが目の前で中殿に殴られても、激高する事無く、冷静に対処しました。
チャン内官はほっとしていましたね。
ラオンはヨンとの間に一線を引く決心をしました。
そうしないと、ヨンにはますます迷惑をかけてしまう事になりそうだから。
普通の内官のように目を伏せ、顔を挙げず、ヨンの後ろについて行きました。
ヨンはラオンの態度を見て、心を決めました。
マ内官たちの事があった時、ラオンは言いました。
“好きな気持ちは止められません”“気持ちだけでも分かってもらいたいのです”
ヨンは手紙を書きました。
ラオンに渡すつもりだったのでしょうか。
ラオンを呼び出しました。
「お前に嘘をついた。傍に居ろというのは内官としてではない。この混乱を鎮めるため、毎晩自分自身に何度も問い詰めた末、答えを見つけた。世子である前に私は人間であり、一人の男だ。お前を恋い慕っている。それが答えだ。」
驚いたラオンは後ずさりして言いました。
「あなたは世子で、私は男です。」
「私の気持ちを否定するな。お前が言ったのではないか。想いが抑えきれないのなら仕方がないと。」
でも・・・とラオンは言いました。してもいい恋といけない恋があるんです・・・と。これはいけない恋だと。
「分かってる。だが・・・する事に決めた。そのいけない恋を。」
抱きすくめられた時、ラオンが戸惑いながら目を閉じたのを見て、ふっと微笑んだヨン。
で、kissですよ
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