韓国ドラマ・ガイド トンイ 後編 (教養・文化シリーズ) | |
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前回の記事は、こちらから。
クムは、とにかく元気一杯で、トンイそっくりな活発さを持っています。それに、“王子”としてきちんと育てられていました。言葉づかいがの子供たちとは違うので、彼らには変な子・・・と見られてますが
それに、自力で大人の儒学者でも難しい書物を読みこなし理解するほどの能力の持ち主だと言う事も、徐々に判って来ました。本人は、全くそれに気づいてません。
通っている塾の先生がまず気付き、トンイに報告しました。
トンイは、自分でもそれをチェックしてみて、息子の類いまれな能力を確認しました。
それは親として嬉しい事だけれど、一方で、王族としては危険な事でもあるのです。特に、私家に下がって、警備も手薄な今の状況では・・・。
今まで常に自分の命までも狙ってきたチャン妃一派に、この事が知られると、世子の座を脅かす存在と見られかねず、それによって王子までもが命の危険にさらされる可能性があるからです。
だから、当分の間は、その能力を隠しておく事にしました。
ある日、クムはの仲間から王宮に出かける話を聞きました。
王様が自分達の子供たちにご馳走をしてくれる日だと言うのです。
ずっと父親である王様に会いたくてたまらなかったクム。トンイからは、自分達が私家に住んでいる訳を、“自分が王様を傷つけるようなことをしたから”・・・と聞いていました。クムは、王様に母親を許してほしいと頼みたかったのです。
だから、の子供たちに交じって王宮に入りました。
そのまま彼らと一緒に行けば、王様と中殿に会えたのに・・・。クムは、大殿に王様が居ると思っていましたから、そこを目指したのです。
でも結局、迷ってしまって・・・。
偶然世子には会いましたが。
警備の兵に、そのまま、王宮から出されてしまいました。
その夜、王様はまたお忍びで街を歩いていました。その時、どこからか声が・・・。
クムが道に迷って泣いていたのです。
生意気な言葉遣いをする子供だ・・・と、面白がって話していた王様。でも、その時、クムが言ったのです。
「私は、この国の王子だ。」
愕然とする王様。我が子だとわかりましたから。それも、会いたくてたまらなかった息子だとわかりましたから。
そして、その時、クムを呼ぶトンイの声が
駆け寄るクム。
でも、王様は物陰からそっと母子二人の姿を見守る事しか出来ませんでした。
このシーンも、もう涙、涙・・・すよ
クムと出会った王様は、その後、トンイとの出会いと同じように役人だと名乗ってクムと楽しい時間を過ごしました。
この時の王様の姿が、本当に嬉しそう、楽しそうでした。
見守る近習たちのはらはらが、これまた滑稽で微笑ましいんです。
でも、この王様の行動が、チャン妃達に知られてしまいました。
そして、チャン妃の実母がまたとんでもない暴挙に
トンイ達が住む私家を、放火したんです
トンイと王子を焼き殺そうとしたんですよ
でも、これは警備の兵たちによって危ういところを救われました。
王様が、6年前トンイが私家に移ったその時から、ずっと密かに警備させていたんです。
王様の私邸に匿われたトンイ母子。
そこで、トンイと王様は再会しました。
王様は、ずっとこの長い時間が過ぎるのを待っていたのです。
王族の子弟は、7歳になると、王族としての教育を受けさせることが法で定められているそうなんです。
それは、宮中に居ようと、宮廷の外に居ようと同じとか。
だから、今回、クムを宮中に入れる事が可能になり、その母としてのトンイも共に戻れる事になったのです。
その法だけでなく、今回の放火事件もある意味理由の一つとなりました。命の危険がある・・・とね。
チャン妃一派は、焦っています。
実は、世子が虚弱体質らしいんですよ。これが知られると、世子の座を追われるかもしれないからです。
結婚を急かされているのですが、後継ぎを望めない可能性があるとかで、なんやかんやと理由をつけて婚姻を先延ばしにしてきたらしいんです。
でも、それも、もう延期が無理な感じになってきてまして、チャン妃と兄は焦っているのですよ。
そういうチャン妃達の態度に、中殿やムヨルは、何かある・・・と疑い始めました。
そういえば、チャン妃と兄は、ムヨルとは一線を引いてるようですよ。
以前のようには親しくしてません。
そして、とうとう、トンイとクムが宮中に戻って来ました。
昔、トンイが初めて尚宮として入宮した時と同じようなシーンでした。
今度は、彼女達を沢山の人が迎えていました。
「何があっても守ってあげる。お前の為なら、何でもできる。」
そう、トンイはクムを抱きしめながら決意しました。
今回もあちらこちらで泣けましたよ
「王の座を捨てて、お前と一緒に逃げてしまいたい。」
そう言ってた王様の気持ちは本物でしたね。
史劇には珍しく“ラブストーリー”です
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