カプトンイ 真実を追う者たち DVD-BOX2〈シンプルBOXシリーズ〉 | |
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マリアの記憶が戻ったと聞いて、チャ係長は慌ててやってきました。そして、恐る恐る尋ねたのです、どんな顔ですか?・・・と。
マリアは、なんだか、もやもやした気分でした。
見た事があるような感じがしてしょうがないからです。
モンタージュの作成が始まりました。それには、マチルダも漫画家として手伝いました。
出来た顔を、40代にまで老けさせる事も可能なのね。
その顔を見て、やはりマリアは既視感を抱きました。
また一方で、白骨死体の事件も、進展を見せ始めました。
行方不明者の一人の女性を、和尚さんが知ってる・・・と言ったのです。
法事で寺を利用していた喫茶店の店員だと断言。
また、カプトンイの事件で八番目の被害者となった女性警官と友達だったと言うのです。
結局、歯型等から、白骨死体はその女性だと判明しました。
マチルダは、テオに直接会って、結婚の提案をはっきりと断りました。
でもね、テオは、マチルダが悩むフリをしてるだけで、結局はお金の魅力に負けて承諾すると思っていたようです。
「テオさんの家は貧しいのね。どん底の貧しさ。ムヨムさんに比べて。」
そう、マチルダは言いました。
お金が無いのではなく、情が無いということ、だからマチルダは金持ちだ・・・とムヨムは言ったそうです。
「あなたも、あなたの母親も本当に貧しい。一文無しね。だから、イヤ。」
テオは、そう言う考え方を始めて知りました。と言うか、情という概念を初めて知ったのでしょうか。
そして、落し物の手紙についても分かって来ました。
手紙が挟まれていた本は、チャ係長が寄贈したモノでした。だから、宛先はチャ係長だと思われます。
書いた人は“泣き虫”。
ムヨムには、そのあだ名に聞き覚えがありました。昔、事件の時、刑事が被害者のウンジのことを、そう言っていたのです。
つまり、ウンジが、チャ係長を想っていたということです。
手紙をウンジの母親に見せたところ、文字は娘のモノであり、便せんも、同じものがある・・・と。
確定です。
ムヨムは、母親から、相手の男性警官について尋ねられ、立派な尊敬に値する人物だと答えました。
でも、これがすぐに自分の思い込みだったと知らされるんです。
ウンジの手紙をチャ係長に渡した時です。
「これだったのか。」
と、思わず口をついて出てきた言葉に、ムヨムは違和感を覚えました。どういう意味なのか・・・ですよね。
チャ係長は、勿論知らなかったと言いました。
直後、見てしまったのです、ムヨムは。
一人になった時、チャ係長が、その手紙を握りつぶし、それだけでは飽き足らず、捨てたごみ箱を棒で突っつきまわし、挙句の果てに唾まで吐きかけたんですよ。
この瞬間、ムヨムは直感しました。
チャ係長が、カプトンイだ・・・と。
マリアは、事件の事を再度供述すると申し出ました。
そして、自分が体験した悲惨な事件の詳細を話したのです。チャ係長も聞いていました。
自分が犯した事件の詳細を改めて目の前に突き付けられたわけで。チャ係長の顔が歪むのも無理はありません。
カプトンイは、マリアと友達にじゃんけんをさせました。勝った方は見逃してくれると思ったのでしょうね、マリアたちはずっと『ぐー』を出し続けたんだそうです。
ところが、何のはずみか、マリアは『ぱー』を出して勝ってしまったのです。
その瞬間、マリアは気を失ってしまったそうです。
でもね、カプトンイは、殺す順番を決めようとしただけだったのです。
「勝って嬉しいか?」
そう、カプトンイはマリアに聞いたそうです。
事情聴取の後、マリアはチャ係長と話す機会がありました。
その時、チャ係長がマリアのブレスレットをつけてくれて・・・。近くで彼の顔を見た時、マリアの中で、カプトンイの顔と被ったようです。
「テオに勝って嬉しいですか?」
係長が言いました。これは、彼にとっても賭けだったのかもしれません。
これで、マリアがカプトンイが自分だと分かるかどうかの。
マリア、分かりました。
でも、信じたくありませんでした。ムヨムに言おうとしたんですが、どうしても口には出来ませんでした。
その時、まだムヨムはこの事実を知らない時でしたから。
ヤン課長も、何かチャ係長の事を怪しんでる風です。
被害者がチャ係長を好きだった・・・と言う話をムヨムから聞いた時、すぐに感じたみたいです。
チャ係長は、マリアといい、ムヨムといい、自分を疑ってる気がしていました。脛に傷持つ身としたら、些細な事でも疑念が湧くんでしょう。
そこに来て、ヤン課長が、手紙を見せてほしいなんて言い出したもんだから、余計疑心暗鬼に陥ってるようです。
ムヨムの行動は早かったです。
自分に心酔してるイ刑事にだけは、この事実を打ち明け、チャ係長の行動を逐一見張るよう指示しました。
そして、とうとうマリアにも、確認することに。
ムヨムから送られてきたチャ係長の若かりし頃の写真を見て、マリアはショック状態になりました。
忘れもしない、カプトンイが、そこに写っていたからです。
これで、確定しました。
二人は、すぐにでも罰したい気持ちを抑えました。時効と言う壁がある以上、正々堂々と立ち向かっても、どれだけのダメージを与えられるか分かりません。
時効と言う壁を乗り越える方法を考えよう・・・とムヨムは言いました。
時効と言う理由だけで無罪にさせてたまるか・・・と。
殺すなんて簡単過ぎる・・・と。
ムヨムは、何と、テオに協力を求めました。カプトンイの名前を教える代わりに、奴を捕まえる方法を教えてくれ・・・と言いました。
ゲームをして負けたら手伝え・・・。
車を崖の前で止めるゲームです。マリアが審判をすると言いました。・・・これって、必要?
無くても、テオは手伝うと思うよ。ま、いいけど
面白いですよ、この作品
かなり面白いお勧めです。
残念ながら、これ以降はまた随分先に視聴となってしまうでしょう。待ち遠しいですよ、私も
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