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これまでも、同僚のクァク刑事やソン刑事とのやりとりはコミカルでくすっと笑えるシーンがあったのですが、今話ではそんなシーンが少しだけ多くなりました。
グァンホの正体を彼らが知り、ジェイとの関係も知るに至り、やりとりにコミカルさがいっそう増えてますからね。クァク刑事を演じてるキム・ビョンチョルssiは「太陽の末裔」でソン・ジュンギssiの上司をコミカルに演じていた方です。そして、ソン刑事を演じているカン・ギヨンssiは、「力道妖精キム・ボクジュ」で、ボクジュの叔父さんを演じていました。お二人とも、他にもたくさんの作品に出演されていて、滑稽な演技からシリアスな物まで幅広い演技を巧みに見せてくれています。脇役を演じる事が多いのですが、わたくし、この二人、注目しています。
モク・ジヌと一緒にトンネルに入ると、タイムスリップするということでしょうか?
またもやグァンホは2017年に行ってしまいました。
あれほどヨンスクに必ず帰ると約束したのに・・・。二人でヨンホを慈しもうと約束したのに・・・。
ヨンスクは、家の前でグァンホの帰りを待っていました。
すぐ帰る、必ず帰ると約束したのに帰ってこないグァンホ。
でも、ヨンスクは一度帰って来たんだから、またあるかもしれないと思ったのでしょうね。いつまでも待ち続けました。
「犯人を逮捕して帰って来て。信じて待ってる。」
ヨンスクは笛を握りしめて呟きました。
モク・ジヌ医師は、ジェイがグァンホの娘だと言う事を知りました。
ジェイとソンジェの話を立ち聞きしたのです。
で、私も気になっていたことなんですが。青年モク・ジヌをグァンホが追ったという事実が新たに加わったということは、2017年のモク・ジヌ医師の記憶にもそれは上書きされるんじゃないか?・・・って。
どうもそうらしいですよ。
突然、頭に新しい記憶が浮かんだようです。
ま、タイムスリップするのがグァンホだけで良かったですよ。モク・ジヌまでそうだったら、ややこしくて仕方がありません。
ソンジェは、モク・ジヌ医師が真犯人だったことが相当ショックでした。
長い間、相談役のような感じで接してきてくれていたわけですから。信頼しきっていました。
なのに、その人間が自分の母親を殺した張本人だったわけですから。自分が殺した女性の息子が自分を信頼しているのを、どんな気持ちで見ていたのだろうとソンジェは大きなショックを受けていました。自分の無能さに腹も立ったでしょう。
ソンジェは無意識のうちに、ジェイを訪ねていました。
ジェイしかいなかったでしょうね、今の彼を理解し、癒してくれるのは・・・。
ジェイに、全てを話したようです。
そこに、ソンシクから連絡が入ったのです。グァンホが戻った・・・と。
ジェイはソンジェと一緒に警察署に行きました。
グァンホを大きく目を見開いて見つめるジェイ。その目には涙がたまっていました。
ジェイが全てを知ったとソンジェが言いました。
「一人ぼっちだった。私には誰もいないと・・・。」
ジェイが泣きながら言いました。
グァンホはそっと手を取り、謝りました。謝るしか出来ませんでした。
「元に戻すつもりが、また・・・。」
グァンホも泣きながらジェイを抱きしめました。
押さえても押さえても漏れるジェイの泣き声が、物凄く切なかったです。感情を表現するのが苦手なジェイだからこそ、余計にその切なさが伝わって来ました。泣けましたわぁ
今すぐにでもモク・ジヌ医師を逮捕したいのですが、証拠となる万年筆を30年前に置いて来てしまったグァンホ。
取りに帰る事も出来ず、悶々としてしまいました。
でも、それをグァンホが持っていると思わせて、自白を引き出そうと考え、逮捕に踏み切ったのです。
モク・ジヌ医師は余裕綽々な雰囲気で笑みまで浮かべて引っ立てられて来ました。
尋問が始まっても、一切認めず、落ち着いた態度でグァンホとソンジェに対しました。
万年筆の事を持ち出した時、一瞬表情が固まりましたが、それだけです。
お好きなように・・・という態度。
モク・ジヌ医師の家に家宅捜索に入ったグァンホとソンジェ。
そこで彼らが見たのは、たくさんの遺影。密かに殺人を続けていた事を意味しているとグァンホたちは感じました。
その一つを、1988生まれのグァンホが掴んだってことですね。
他には、一切手掛かりは見つかりませんでした。
この時点で、ソンシクは、クァク刑事とソン刑事にグァンホの正体を明かす事を決めました。
なぜなら、モク・ジヌ逮捕の理由を説明できないからです。
クァン刑事たち、頭がパニックになりそうなくらいに混乱しました。冗談としか思えませんよね。でも、真面目なソンジェが真実だと言うのを聞いて、信じざるを得ませんでした。
これで強行班の面々の共通認識が確定しました。モク・ジヌ犯人説も含めての。
最長48時間の拘留期限内で自白に持ち込もうと頑張るグァンホたち。
でもね、何の証拠も無く、それは無理というもの。
万年筆からの証拠データも持ちだして来ないのを見て、モク・ジヌは彼らが万年筆を持っていないと推察しました。自白するわきゃありませんわな。
反対にグァンホの正体を持ち出し、脅して来ましたよ。
結局、強引な取り調べを知った上層部が、待ったをかけ、モク・ジヌ医師を釈放してしまいましたよ。
ジェイは一人でモク・ジヌについて調べていました。
その中で、事件のキーワードとなるような事をいくつか仕入れていました。
“ストッキング”や“母親の職業”・・・ですか。
どうも、ジヌの母親は、彼を祖母に預けて水商売をしていたようです。時々たくさんのお土産を持って帰ってきていたようですが、ジヌの前で悪態をつくことも多々あったようですね。
そんな母親はアルコール中毒で病院で亡くなったとか。その後、祖母が亡くなったのですが、祖母のお葬式の日以来、ジヌの姿が消えたということでした。
グァンホがジヌを追いかけたのはその日でしたね。
グァンホはすっかり父親になっちゃいました。
以前は、ジェイに、ソンジェと付き合えなんて言ったこともあったのですが、今じゃ、仲を裂くような事ばかりしてます。
それにしても、ジェイもソンジェも表情が柔らかくなりました。可愛くなりましたよ。
釈放されたモク・ジヌ医師を、そのまま放置するわけはありません。
クァク刑事たちが張り込んでいました。
そして、グァンホとソンジェも交代したのですが、一向に研究室から動こうとしないのを見て、不審に思いまして。
行って見ると、そこにはモク・ジヌ医師の姿は無かったんです。
既に抜け出て、殺人を犯していたんです
彼らをあざ笑うかのように・・・。
激怒したグァンホはモク・ジヌ医師のところに押しかけ、首を絞め挙げました。
それをソンジェも止めませんでした。
ま、他の研究員に引きずり出されたので、勿論そこまででしたが。
ジェイはふいに思い出しました。
昔、母が“お父さんの大切なモノ”だと言った万年筆があったことを。そしてそれを母と二人だけの秘密の場所に隠したことも。
それは、グァンホが一度30年前に戻った時、お腹の中のヨンホの為にと買ったぬいぐるみの中でした。
グァンホに連絡したジェイは、それを取りに行こうとしました。
そこにモク・ジヌ医師がーっ
モク・ジヌ医師は、さりげなくソンジェに盗聴器を仕込んだチェスの駒を渡していたんです。
だから、グァンホとの会話は筒抜けでした。
なかなか来ないジェイを心配して大学まで行ったグァンホ。
そこには、ジェイの姿はなく、車と携帯が残されているだけでした。
悪い予感がしました。今のモク・ジヌ医師は、もうたがが外れたようになっていますからね。
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