花郎DVD-BOX2 | |
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ポニーキャニオン |
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ソヌは、言葉が出ませんでした。何を言って良いのか分からなかったし、どういう態度を取ればよいのかも分かりませんでした。
白状すべきなのか、このまましらばっくれるべきなのか・・・。
アロの方が、必死に取り繕おうとしました。
昔の事だから、忘れていても仕方がない・・・と。
取り繕おうとしているのが、ソヌには見え見えでした。だから、余計に言葉が出なかったのです。
スホの妹スヨンは、自分がしでかした事でパンリュが噂になってしまったのを、悩んでいました。
兄スホがパンリュを殺したりしないだろうか・・・なんてね。
でも、スホはと言うと、しこたまお酒を飲んでいたって事と、スヨンに殴られた所為で、そのあたりの記憶が飛んでしまってまして、思い出せないでいます。
ラッキーです。
スヨンは、パンリュに謝罪の手紙を送りました。ピジュギが伝書鳩の役目です。
アロは、自分の気の所為だと、考え過ぎだと思おうとしていました。
頭の中は混乱していました。
兄ソヌを好きだと思う気持ちは変わっていません。本当の兄であってほしいと言う気持ちも変わっていません。
ジソ大后は、やはり体調が思わしくありません。
どうも、何らかの中毒になっているようなんですね。仕組んだのはパク・ヨンシル。時間をかけて殺そうとしているのです。
何とかしてジソ大后を退け、顔も分からないチヌン王から王位を奪おうって魂胆のようで。
それをアンジ公にも打ち明けました。彼が同じ目的を持っていると考えたからです。
ジソ大后は、また体調が悪くなったので、アンジ公を呼びました。他の誰も信じられないと言いました。
今でも、アンジ公を求めているのです。
でも・・・。アンジ公の方はどうでしょうか。
脈を診て、中毒症状が表れていることに気付きましたが、特に何も言いませんでしたから。
ジディは、パオにアロの部屋を飾り立てさせましたよ。高価な珍しい家具や道具なんぞもそろえさせました。
が、アロには猫に小判状態。そんなモノをくれるなら、お金の方が良いって性格なんですもん。
アロを喜ばせたいだけなんですが、空振り続きです。
アロは、ジディの想いを遊び半分と受け取ってるようです。お金持ちのぼんぼんの気まぐれとかね。
ウィファは、中秋の祝宴で花郎の公演をすると言い出しました。
呼んだのが、ソヌたちの育ての親ウルク。
なんと、ウルクはどんな楽器でも弾きこなすと言うことで有名な人なんですって。ウィファと知り合いだと言う事を、ソヌも知らなかったようです。
パク・ヨンシルたち反大后派の者たちは、一斉に反対を唱えました。
花郎が大后を喜ばせるために、舞や楽曲を披露するなんて、侮辱だ・・・なんてね。
パンリュなんぞも、気分を害しますが、これが課題だと聞くと、反抗してもいられません。不合格になってしまいますから。
でもね、いやいや始めた舞も、そのうち、自然とリズムを足でとるようになったりして、結構楽しみ始めました。口でも気に入らないと言ってますが。
ソヌやジディたちも、慣れないステップなんぞで苦労していますが、楽しみ始めています。
ある日、またパンリュにスヨンから手紙が来ました。
公演の事を聞き、パンリュの姿を見るのが楽しみだと書いてありました。
兄スホにも、その時に本当の事を話すつもりだ・・・と。
手紙を読んで、思わず笑みがこぼれるパンリュです。モテモテのパンリュではありますが、こういう胸がドキドキするような感覚は初めてだったのではないでしょうか。
すっかり恋文を待つ若者の顔になっています。
ところが、その時、もう一通の手紙が、そんな心を凍らせました。
義父パク・ヨンシルからの手紙だったのです。
パク・ヨンシルは、花郎たちの公演を失敗させようと考えています。
それをパンリュに命じたのでしょう。
内にいるパンリュが適役ではありますが・・・。
アロは、ずーっと悶々としていました。
ソヌの前では、以前と変わらない態度を取り続けていますが、苦しいのは変わりありません。
そんな時、ウルクが兄の養父だとウィファから聞きましてね。
兄のことを聞きたくて、訪ねて行きました。
ウルクは、事情を知ってはいますが、つい、マンムンのことを過去形で話してしまいました。
アロは、それに気付いたのでしょうね。でも、気付かないフリをして、今はソヌです・・・と言いました。
そして、聞きたかった事があります・・・と続けました。
「兄は、私に会いたがっていましたか?」
ウルクは何と答えたのでしょう。
ソヌは、ふと見つけた菊の花を花束にしてアロに差し出しました。
頭痛を治し、心を落ち着けてくれるんだろ?・・・と言って。
「兄上が兄で嬉しい。でも違う。あなたは誰?」
ソヌ、立ち尽くしました。
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