90日、愛する時間 DVD-BOX1 Victor Entertainment,Inc.(V)(D) このアイテムの詳細を見る |
今週で12話まで終了しました。
あと4話で終わります。
確かに、堂々巡りの感が大で、それ以上は話を伸ばす事は出来ないだろうな・・・と思います。
この作品が始まる時の、田代親代さんの解説コメントで、
”最初は主役二人に共感し、その後だんだんとその周りの人物たち、ジソクの妻やミヨンの夫の立場に立って観てしまう・・・。”
と言うのがあったんですが、今、私は当にその状態
最初は、あまりにも可哀相な二人の境遇に涙し、今は、二人に振り回されてしまうジソクの妻とミヨンの夫の立場で観ちゃってます。
この人たちには、何の罪も無いのに・・・と。
ただ、相手の事を深く想って、平凡な夫婦、家族としての幸せを願っているだけなのに・・・と。
他の何も望んでいないのに・・・と。
少々主役二人が自分勝手に見えて来てます。
ジソクは、残された時間を自由に生きたいと思い、愛する者たちを思う存分愛したいと思ってるんですねぇ。
そして、ミヨンは、押さえてきた彼への想いを再確認し、彼が望むように生きたいと思ってるんです。
そこには、それぞれの妻や夫への思いやりというものが無いんです。私に言わせれば。
自分の気持ちに正直になると言う事は、とても聞こえが良い言葉です。
でも、それは、言い換えれば、周りに対しては我が儘に成ると言う事だと思うのです。
ジソクの妻も、ミヨンの夫も、それぞれの相手の心の中には忘れられない人が居ると言う事を感じ取っていても、一緒に長い時間を過ごして来たのです。
いつか、いつか、その人の事を忘れて、自分の方を向いてくれるだろうと、待ち続けていたのです。
それを、
「やっぱり、忘れられなかった。」
という一言で済まして良いものかと。
ジソクの妻とミヨンの夫の苦しみ、情けなさ、苛立ちが、すっごくよく判ります。やっぱり、妻と言う立場で観ちゃうからでしょうか。
でもねぇ~、主役二人の気持ちも判らないではないのですわ。
そこんところが、辛い
出演者それぞれの気持ちが、納得できるって言う感じ。
この立場だったら、こういう想い。こちらの立場だったら、絶対にこう思うだろうなぁ・・・ってね。
いったいどういう結論に達するのでしょうね。
涙しながら、あと4話観る事にします