悠翠徒然

画像中心

昨日で競書締め切りました

2016-10-15 09:00:08 | Weblog
塾生の諸君、お疲れ様でした!

多くの気合の入った作品が集まりました。

納得いく作品を書くのは、お手本があり比べられる分、その差が気になってしまうものです。

しかし、お手本の書き手の気持ちに触発され、書けたかどうかが重要なのです。

漢字課題であれば、何故二回出てくる『氵』に変化をもたらしたのか?
三回でてくる『火』に三回とも変化をつけたのか?
右側の三文字は水にちなみ、左側の二文字は火にちなんだ漢字が並んだのは、偶然なのか?
ならばその偶然を芸術表現に利用できたのか?

かな課題であれば、あの散らしはなぜ右側の空間を空けてあるのか?
なぜ書き始めの『秋風』を墨量たっぷりと、しかも大きく書いたのか?
なぜ『ら』を二回使ったのか?
『疎密』『濃淡』『潤渇』の対比は、どんな緊張感を生むために必要だったのか?
俳句を詠んだ向井去来の気持ちを考えたのか?

そして共に、ご自身の思う何かを、書で表現できたのかどうかが一番重要な点です。


作品を入れた箱から熱気が感じられます。

今日からは通常のお稽古になります。

お待ちしております。



この記事についてブログを書く
« 悲惨な事故 | トップ | 窓全開が気持ちいい天気ですね »
最新の画像もっと見る