自然・宇宙・地球・旅から人生を顧みる

自然や宇宙、旅が好きな私のブログです。色々な体験など、日々の出来事について日記風に綴ってみます。

ゴールデンウイーク

2017年05月08日 07時17分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今年も4月末から5月初旬にかけてのゴールデンウイークがあり、私も岡山県北へ移動した。環境教育の仲間に連絡したところ、「入院中で悪いなあ…」という返事。また体調を崩したらしい。彼の別荘で会えることを期待していたが、叶わなかった。

 4月下旬は色々と予定があり動けなかったが、2日(火)の朝から移動を始めた。何せ6日分の準備をしての移動開始だから大変だったし、荷物も多かった。いつものようにR182を北上し、新見市街地近くで地方道に入り、日南町を抜けて俣野ダムサイトを通過して蒜山へ至る道。この道、かれこれ20年近く通っていることになる。昨年は往路で阿哲町の芸備線“八神駅”ホームにある「御衣黄桜」を見学したが、少々早かったことを思い出して帰路で立ち寄ることにして山荘へ向かった。昼前に山荘へ到着したが、庭は草茫々だった。到着後荷物を下ろして着替え、昼食後直ぐに草刈りをした。

  

 この山荘を建てた時は、見えている杉の木は1m弱の大きさだったが、20年近く経過すると建物を遥かに凌ぐ高さとなり、幹の太さも一抱え程になった。東側からの風雨・雪や直射日光を遮るには適当なので、枝払いだけして育つにまかせているが、「何と大木になることよ」と驚いている。太い柱が取れそうである。

 草刈りを済ませて庭の花々をゆっくりと観察したが、「ニワウメ」「タンポポ」「スイセン」「サクラソウ」「ハナズオウ」などが綺麗に咲き、「ナシ」の白い花や、「シバザクラ」も咲いていた。例年なら既に芽を出している「ササユリ」は未だ確認できず、「スズラン」の蕾もまだ小さかった。

          

 二日目(3日)は山荘を建てているエリア(眺望の丘)の町内会総会で、水道や進入路の管理について協議した。進入路は全員の持ち分だから市は管理してくれない。道が荒れているので、「コンクリート舗装を…」と話し合ったが、さて蓄財と費用とのバランスはどうなるこだろうか。水道はボーリングして地下水を汲み上げ、「簡易水道」として管理をしているが、これも費用がかかるので各戸が応分の負担をしている。が、水道は使い放題なので、安心して使用できる。水質検査も合格しているので大丈夫である。夕方、いつも行く「野土路の水」を汲みに行ったが、水汲み場には人はいなかった。今回は45㍑ほど汲んで帰った。帰宅するとご近所の中山さんが野菜を持ってこられた。「明日、ドライブしませんか」とのお誘いだったので、行くことにした。

 三日目(4日)、8時に私の車で中山さんを迎えに行った。どこ行くとも当てがある訳ではなかったが、中山さんが「城が好き」と言われていたので「鹿野城跡」へ行くことにして、一路東へ向かった。R313で倉吉へ出て三朝温泉を通って「三徳山投入堂」下を通過して鹿野へ向かう。途中「佐谷峠」で休憩したが、山・山・山で緑だけだった。

  

 九十九折れの道だが片側1車線ある県道、でも「この道が出来る前は大変な難所だっただろうな」と思った。ただ只管下ること10数分で、目的地の「鹿野城跡」の観光客用の駐車場へ着いた。ここからは只管登らねばならない。

   

 近くの池(城の堀)には大きな鯉が沢山いて、覗くと口を開けて寄ってくる。「鯉の餌=100円」を売っているので、購入して食べさせる客が多いのだろう。鯉の習性から(?)、何となく想像できる。頂上が「天守台跡」となっていて、そこまでは登らねばならない。でも、遊歩道(?)沿いには山野草が多く目を楽しませてくれるし、また樹木も大きくて日差しを防いでくれる。散歩には良いコースらしく、ご近所の方が歩いておられた。

     

               フタバアオイ        マムシグサ

 天守台跡からの眺めも素晴らしく、遠く日本海も望めたが、鹿野城下が繫栄していたころが偲ばれる思いがした。

 帰路は途中から鹿野中学校のグラウンドへ下り、校地を通って駐車場へ戻った。その後ルートを西へとり、R9を通ったが行楽の車が多かった。北栄町のお台場跡公園も駐車場は満車で、赤碕の道の駅も満車。仕方なく弁当を求めて、山の中で食べることに。「伯耆の大シイ」を見ることにして移動し、道沿いの木陰で昼食を摂った。昼食を摂った場所から眺めた「大山の北側」の景色である。この場所は「大規模圃場整備」が実施されたようで。広々とした方形区画の田が広がっていた。「伯耆の大シイ」は「国指定の天然記念物」とのことだったが、思っていたよりは大木だった。

         (右の3枚が天然記念物で、説明板の次は同じシイだが指定されていないようだ) 

なかなか大きさが実感できないが、素晴らしい樹木である。

 その後県道を南下して鏡ヶ成の国民休暇村へ立ち寄った。ここでソフトクリームを食べたが、建物内にも前の草原にも多くの観光客が居て、高く積まれた雪山で遊んでいる様子が伺えた。

ここでは気温もそんなに高くなくて雪の融け方も遅いのだろうが、都会ではなかなか難しいイベントのように思えたが、実施されれば子どもも大人も楽しむことだろうな。

 四日目(5日)は子どもの日。暦の上では「立夏」で、この日より「夏」となる。確かに、汗ばむような陽気であった。取り立てて予定もなかったので「快湯館」側の「グラウンド・ゴルフ場」へ行き、家内と二人で8ゲーム楽しんだ。他に二組のお客が居たが、何とかスムースにゲームが出来た。コースは綺麗に芝刈りがしてあり、素晴らしいコンディションだったので、スコアーもそれなりにまとまった。

 五日目(6日)は雨。移動もできず、終日山荘内で過ごした。TVで時間つぶしの一日だった。

 六日目(7日)は朝から晴天。暑いくらいに気温は上がった。朝食後帰宅準備にかかり、私は5日分のゴミを庭で焼却処分した。戸締りなどの準備をして、山荘を8時40分に出た。今回は洗面台のカランの修理と、トイレの便座の水漏れを修理した。20年近く利用していると、いろんな場所に不具合が生じる。そのたびに、自分で出来ることはやっているが、面倒なことや難しいことは業者に依頼している。が、山荘を建てた業者も齢を重ねているので、今後が心配である。

 本日は帰路「八神駅」ホームの「御衣黄桜」を見る予定で南下したが、時間が早いのか車は少なかった。駅では上り線ホームの傍で、ご近所のご婦人と思われる方が「クサギ」の若葉を摘んでおられた。以前、凱旋桜を見に行ったとき、近くの食堂で「クサギナ」と言われて出された“お浸し”を食べたことがある。特に変わったことはなく、美味しくいただいたことを思い出した。丁寧に摘んでお出でだったので、自家消費でもされるのだろうか。無言で作業されていた。桜は既に散り始めていたが、花の色が目立たないので“見映え”はしない。それでも所々“朱”に染まり、綺麗だった。

    

 帰り際待合室で時刻表を確認すると、この駅を通過する芸備線の列車は、上下で5本ずつの計10本だった。これでは利用するにも不便だろうが、利用客が減れば運行本数も減る。最後は「廃線」の憂き目にあうが、やはり鉄道は「国営」で、赤字でも走らせることが地域のためであるように思うのだが…。

 昼前の11時半頃に帰宅した。これで今年の「ゴールデンウイーク」が終わった。