今日は「御幸学区自主防災訓練」の日。第一次避難場所は「東組集会所」なので、指定時刻の20分前に行き準備をした。各組の参加者を名簿で確認し、組ごとに並んで二次避難場所に指定されている御幸小学校まで徒歩避難。指定場所では既に準備が行われていて、校庭の南側には消防車両が勢ぞろいしていた。
その北側には広島市からはるばるやって来た広島県警の工作車両「ウニモグ」が駐車していたが、左側の車両は運搬車のようだったが、右側の車両はどのような使い方をするのかは分からなかった。が、聞くところでは、これらの車両は広島県にそれぞれ一車両ずつしか保有していないとのことだった。
参加者の集合が思ったより早かったので、訓練は予定より15分早く開始された。全体の参加人数は、凡そ500名程度のようだった。
訓練は4つの内容に区分された所を、参加者が各自体験することである。一つは「スモークルーム体験」で、これは煙が充満している部屋での避難体験である。二つ目は「消火体験」で、通常の消火器や水消火器を使用しての消火体験。三つ目はバケツリレー。流石に気温が低いこの時期、一番人気が(?)少なかった。四つ目は「簡易担架の作り方とAEDの使用」であった。
毛布や布、あるいはロープでの簡易担架の作り方と運搬方法を学び、体験した。AEDはその使用方法は学んだものの、実地に操作する訳にはいかないので使い方研修のみに終わった。訓練の最後に、「校舎屋上に取り残された人の救助」ということで、福山市に1台しかない最新のはしご車を使っての救助を見た。この車の梯子は30mほど延ばせるようで、10階までの救助に使用できるということであった。
我が国のロボット技術の一部を見たような思いであった。
9時半から開始された「防災訓練」は、訓練最後のメニューは「炊き出し訓練」であった。担当者が「訓練」として作られた「豚汁」と「雑穀握り」を参加者全員で食べて、本日の訓練の総てを終えた。開始した頃は快晴で終わり頃には雲も増えていたが、概ね恵まれた天気の中での訓練だった。「寒さに耐える」と言うことはなく、無事に終えて帰宅した。地域によっては参加者の数にアンバランスなところもあったが、「自主」という言葉を考えれば仕方ないことか。年に一度のこうした行事だが、私の町内会長としての仕事で、最後の大きな行事だった。無事に終わって、何よりである。
種子島から打ち上げられた「情報収集衛星」ほか衛星2基は、無事に軌道に乗せられたようだ。H2Aの22号機になるようだが、快調に成功している。見学に行けなかったのが残念である。