自然・宇宙・地球・旅から人生を顧みる

自然や宇宙、旅が好きな私のブログです。色々な体験など、日々の出来事について日記風に綴ってみます。

山野発電所取水堰

2014年07月30日 19時21分28秒 | インポート

 南太平洋では台風が発生しているが、この地方は32℃を超える暑さである。今日は午後「山野発電所の取水堰」の見学に行った。小田川にあるこの取水堰は、発電所から直線距離で5km位離れている。戦時中、当時の朝鮮からの徴用工などを使ってトンネルなどを掘削し、導水路を作ったとのことであるが、大変な工事だったに違いない。導水路のほとんどはトンネルになっているようだが、聞くところではトンネルは高さが人一人分ほどとのことだった。昔から「山野発電所」は場所も含めて知ってはいたが、取水堰は知らなかった。今回、宇宙少年団の活動で「山野発電所の見学」を企画したので、ついでに・・とリーダー有志が参加した。場所は色々と調べて、大体の場所は把握できた。ところが、先月の雨で「山野~油木」の地方道ががけ崩れで通れないとのことだったので、山野側からは行けないので油木側から南下した。取水堰近くには“青瀧”という集落があり、3軒余りの住宅が存在している。もともとは“上野”という地域で、子ども達が多くいたころは「上野小学校」があったが、今は廃校となっている。

 その集落を過ぎた辺りで、地方道は「進入禁止」となっていた。分岐の橋の上に駐車して、徒歩で現場へ向かった。凡そ200m位歩くと草が刈ってあり、鎖が掛けてあった。その脇から入ることにした。入ると、写真にある看板が目についたので読んでみた。

Dscn3670

 読めるように、歴史ある場所だったようだ。小田川沿いと言っても当時は今のような道はなかっただろうから、 隠遁生活をするには最適だったかも知れない。その看板を後にして先に進んだが、通路両脇には木々が茂り、山側には「硯石層群の石灰礫岩」が見られた。写真は多く見られた「オニグルミ」である。ブドウのように房状の実が分かる。

Dscn3673

 先に進むと、取水堰の全容が見えてきた。

Dscn3674

 見て分かるように小田川全体を堰き止めてあるが、ダムのような施設ではない。裏側(上流側)の様子も載せておこう。この時期は降雨も少なく、流量も少ないが、堰き止めて得た水は二次沈砂池を過ぎるところで小田川本流に返されている。

Dscn3676

 取水堰の左岸側には一次沈砂池があり、ここから二次沈砂池まではトンネルとなっていた。

Dscn3677

 二次沈砂池には建物もあり一応施設らしくは見えるが、誰も「山野発電所の取水堰」とは思わないであろう。看板も表示もない。だからか、これまで何度か地方道を通過しているが、気づきもしなかった。二次沈砂池では、先述したように凡そ半分くらいの水量で河川水が本流に戻されている。残りは「発電用の水」として、地下トンネルで 発電所へ導水されている。写真は全景と最初のトンネルからの出口である。

Dscn3672

Dscn3671

 下側の写真の左側水路(?)は、二次沈砂池を流れる水がオーバーフローしたとき用の 水路である。

 取り立てて取水堰の説明板があるわけではなく、関係者がいて説明を受ければ理解も早かろうが、個人が見て勝手に納得した次第である。それにしてもこれだけの施設を戦前~戦中に構築するには、大変なエネルギーが要ったことだろう。帰路は岡山県側を経て豊松のログハウスへ寄り、小休憩の後帰宅した。初めて訪れた施設に感激し、自然を楽しんだ半日であった。


あと何か月?

2014年07月26日 09時45分22秒 | インポート

 暑いですねえ。

 一昨日、一泊二日の日程で鳥取県へ行った。往復バス移動の旅だったが、直射日光の強さで、日が当たる側は冷房が効きにくかった。R182~山陽道~岡山道~中国道~米子道~R313を通っての移動だったが、車窓からの景色はギラギラと暑さが伝わってくるようだった。途中高梁SAでトイレ休憩をとったが、気温は高かった。

 昼前に東郷湖畔のホテルに到着し、昼食後旧泊村の「潮風の丘」へ移動した。日本海が眼前に広がる丘の上だったからか、心地よい風が吹き、気温より涼しさを感じることができた。旧泊村は「グラウンド・ゴルフ発祥の地」とのことであるが、この「潮風の丘」はグラウンド・ゴルフ場が整備されるまでは「恐竜公園」であった。コンクリート製の恐竜像がかなりの数設置されている。また、駐車場には古いタイプの風力発電用の風車が一基設置されている。随分昔、理科の教科書の補助教材執筆のための資料収集でこの風車の取材に来たことを思い起こした。

 夜は羽合温泉で一夜を過ごしたが、平日でも結構お客があるものだ。ひなびた宿の風情を感じつつ、静かな夜が更けていった。

 翌朝は5時半に温泉に浸かり、汗を流した。7時からの朝食を済ませ、8時半にホテルを出た。今日は大栄町へ行く。緑が濃くなった田圃を左右に見ながら、田園地帯を走る。遠くに風力発電の風車群が見えていた。“レイクサイド大栄”という公園に到着したが、この暑さ、来場者は少なかった。昨夜は高梁市で37℃を超えたとのTVニュースだったが、今日はそれを上回りそうな気象。芝生の上を歩くだけで、体中を汗が滝のように流れるのを実感した。このような状況下でも農作業に頑張っている人を見ると、色んな思いが頭を過る。

 昼頃ホテルに戻り、温泉に浸かり汗を流した。エアコンの効いた部屋で休むと、汗が消えて心地よかった。昼食後休憩の後帰宅することにしたが、外の景色は暑さが増しているようだった。

 帰宅すると玄関で出迎えてくれたレオは、暑さで参っている様子。家内曰く、「今日は一日中エアコンをつけっぱなしで過ごしている」と。瀬戸内福山は、山陰よりも気温は高かったようだ。今日が7月26日、ギラギラと照り付ける太陽のもとで、クマゼミは元気に鳴いている。が、余計に暑さを感じるのは私だけだろうか。この暑さ、いつまで続くことだろうか。来週は8月の声が聞こえるが、9月下旬(?)それとも10月上旬(?)、今年も電力が足りることを期待している。


「オニユリ」の開花

2014年07月23日 17時10分02秒 | インポート

 球根を植えてから何年経つだろうか。毎年蕾はできるのだが、開花まで至らなかった。毎年「今年こそは、今年こそは」と思っても相手は植物、蕾のまま落下していた。今年は蕾が5つでき、順調に膨らんできた。やっと3輪が開花したので、記念に撮影した。

Dscn3669

 昔はこの百合の球根は食用として採取されていたが、現在はどうだろうか。昨年礼文・利尻島を訪れた時、ガイドの説明では「ウバユリの球根は食用 にしている」とあったが、色んな百合の球根が食べられているのだろうか。

 ともあれ、我が家の「オニユリ」は開花した。これからは肥料もやって、より大きく育てたいと思う。


7月20日は「月面着陸の日」

2014年07月20日 20時32分27秒 | インポート

 7月20日は、人類が初めて月面に着陸した「月面着陸の日」。アポロ11号で人類初の月面着陸に成功したニール・アームストロングを始め、アポロ計画で月面着陸に成功した歴代の宇宙飛行士が残した言葉を紹介する特別映像がWEBで公開された。
 1961年から実施されたNASAによる人類初の月への有人宇宙飛行計画、アポロ計画で1969年7月20日に、アームストロング船長とバズ・オルドリン飛行士がアポロ11号で人類初の月面着陸に成功。これを記念して、7月20日は「月面着陸の日」(Anniversary of Apollo 11 Moon landing)とされている。

 最も有名なのはアームストロング船長の「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」。ほかにも、1971年7月26日アポロ15号で月面着陸したジェームズ・アーウィンは「地球は、宇宙の暗闇の中でぶら下がるクリスマスツリーの飾りのようだった」など、月面を踏んだ宇宙飛行士たちがそれぞれ印象的な言葉を残している。

M95202_140625flag

M0017586218

 1969年7月20日は、私は信濃大町に居たという記憶がある。68年3月に大学を卒業し、広島県の教員となり福山市に採用された。翌年がアポロ宇宙船が月面に着陸した日で、信濃大町でTVを見ていた記憶がある。「人類としては素晴らしい事業である」という思いであったようだが、現在宇宙教育に携わるなんて予想だにしなかった。その日を記念して、USAでは「月面着陸の日」として「記念日」となっている。人間を月面に着陸させるという技術は素晴らしいものがあり、わが国では考えられないが、わが国初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げた日くらいは「宇宙の日」として記念したいものだ。

 我が国初の宇宙飛行士「毛利 衛」さんは、このTVを見て「宇宙飛行士を夢見た」と言われたが、私にはそんな考えはなかった。

 人類はアメリカが月面へ人を送ることをやめて以来、他の天体へ人を送っていないが、今後の計画としては「火星に人類を送る」ことを目標としているようだ。片道半年以上かかる旅となり地球帰還は望めなくなりそうだが、それでも「私は行く」と希望者があるようだ。人間の「飽くなき冒険心;探求心」とでも言えるのだろうか。

 今夜は月を見ることが出来ないが、月を見ていると「本当に人間が降り立ったんだ」と思うと、今でも不思議である。


雷鳴轟く

2014年07月19日 17時19分34秒 | インポート

 午前中は素晴らしく晴れ渡った。8時半にお寺の墓地へ行ったが、しばらく足が遠のいていたので墓の周りはスギナだらけ。何年か前に墓の周りの土を掘り起こしてセメントを撒いておいたが、ほとんど効果がなかったようだ。この次に行くときには、“除草剤”を持参しなければなるまい。

 帰宅後畑作業に汗を流したが、やぶ蚊が寄って来て困った。腰には蚊取り線香をぶら下げ、頭には防虫ネットを被っていたが、暑くて体中を汗が流れた。水分不足、塩分不足に陥りそうだった。

 午後、空が暗くなってきたと思ったら、雷が鳴りだした。TVには積乱雲や竜巻に注意するようにとテロップが流れた。稲妻は確認できなかったが、雷鳴だけは轟いていた。一気に降雨もあったが、思ったよりも弱かった。「梅雨の終わりには雷が鳴る」と良く言われてきたが、まさにその通り。これで梅雨が明けるのだろうか。猛暑の夏が始まりそうだが、天気概況によると南アメリカ大陸の太平洋上でエルニーニョ現象が起きているとか。エルニーニョが発生すると日本は冷夏になるというが、さてどうなんだろうか。公立学校は、今日から夏休みが始まった。