自然・宇宙・地球・旅から人生を顧みる

自然や宇宙、旅が好きな私のブログです。色々な体験など、日々の出来事について日記風に綴ってみます。

松江雑感

2018年06月23日 09時10分40秒 | 日記

 所用で松江エリアへ行った。梅雨の合間の好天で、日中は直射日光が暑く、夜は湿度が高くて寝苦しかった。

 21日(木)から22日(金)まで、一泊二日の日程で移動したが、往復共に「やまなみ街道」を走った。途中、「道の駅;高野」で休憩したが(往復路)、通過時刻が早かったか混雑はなかった。往路はトイレ休憩のみで、復路では土産用に「高野大根」を購入した。「土産がダイコンだって」と言われそうだが、福山市内で購入するより品質が良く、安価だった。

 山間部を通るこの自動車専用道から見る景色は、緑の山並みか荒れた田畑か耕作されている田畑。山間部の現状が見て取れるようだった。

 大体松江エリアへの出張では、会場とホテルへの移動だけで観光はない。今回も違うことはなかった。宿泊は宍道湖北岸、松江大橋北詰のホテル。目の前に宍道湖が拡がり、遠くに県立美術館が見えていた。「嫁が島」は、「あれがそうだろうなあ」程度に松の木が生えて見えていたが、霞んで良くは見えなかった。着いたのは夕方、そそくさと入浴や夕食を済ませていたので外の景色を見るゆとりがなかったが、翌朝の朝食時(6時と案内されたので行くと、6時半からなので待ってくださいと)宍道湖から中海へ繋がる水路を走ってくる沢山の漁船が見えた。「あ、シジミ漁の舟だ」と思ってみると、小型の舟が犇めくように宍道湖へやって来た。ほぼ同じ水域で止まり漁を始めていた。資源保護のために漁のできる時間が決められているようである。

 6時過ぎにそそくさと朝食を終えて、持ち出し用のコーヒーをいただき湖岸へ急いだ。湖岸の朝の空気を吸い込もうと出かけたが、湖岸へ着くと「シャッ、シャッ」と遠くから音が聞こえた。どうやら船上から大きな鋤簾で湖底を掘り、湖水で濯いでいる音のようだった。遠く離れた船上からの音が、まるで風が送ってくるように聞こえる。鋤簾で規格外のシジミを落とすための濯ぎの音だが、資源保護のためのひと仕事。宍道湖のシジミは「ヤマトシジミ」と言われるが、粒は小さい。朝食でシジミ汁を頂いたが、小さいので身を食べるには手間がかかりすぎ、結局汁を飲んだだけに終わった。

 シジミ漁の音は初めて聞いたが、人間の営みの音に違いない。湖水を吹く風と、水面で休むカモを見ながら、宍道湖岸の時間が過ぎて行った。なんだか“特をした”気持になった短い時間だった。

 遠くに「国宝松江城の天守閣の最上部」が見えていた。


日々雑感

2018年06月20日 09時01分19秒 | 日記

 入梅後の天候の荒れもなく、時に快晴の日々が続く。畑作業も順調に続き、ジャガイモの収穫も終えた。今年は3種類、キタアカリ・メークイン・アンデスである。それぞれ2kgの種イモを購入して植えたが、順調に育ち思ったより収穫量は多かった。早速仲間におすそ分けし、娘の所へも宅配便で送っておいた。息子へは電話を入れたが、仕事が忙しいらしく未だに取りに来ない。ジャガイモを掘り終えた畑は空間が広がり、何となく広々と感じる。「植えておけば、何とか収穫は出来るものだ」と思うが、それぞれ2kgの種イモを購入して栽培したが、多少手を取ったが満足いく収穫量だった。

 次は「キュウリ」を巧く収穫しようと、時期をずらせて苗を植えてあるが、さて巧く収穫できるだろうか。それでもこれまで、最初に苗を購入して植えた5本が順調に育ち、十分食卓に載る位収穫出来ている。次は種を蒔いて育てた苗だが、巧く育ってくれれば良いのだが…。時期を3回に分けて植えたり種まきをしたが、順調に育てば暫らくは食べることが出来そうである。

 昨日は「ビワ」を収穫した。ご近所さん家のビワの木を見ると、全く実が無くなっていた。どうやらすべて収穫されたようなので、我が家も収穫することにした。袋を被せてなかった実は半分以上減っていたが、鳥に食べられたのだろうか。一つ採って食べてみると、甘くて美味しかった。無袋の実の大きめの物をまず収穫したが、袋を被せてないものは実の表面の小さな毛が無くて、滑々している。その後、袋を被せたものを全て収穫したが、実の大きさは様々だった。ただ、袋を被せたものは、実の表面が産毛の様な軟らかな毛に覆われていた。かなりの量が収穫できたので、早速「グラウンド・ゴルフの仲間におすそ分け」と配達して回った。喜んで貰えたが、さて美味しかったのだろうか。残りは娘や息子に分けて、最後をシロップ漬けなどに加工して、ゆっくり味わいたいと思っている。

 今年は「木苺」を収穫し損ねて口に入らなかったが、残念なことをした。結構開花して結実していたのに…、残念である。小鳥の食料になったのだろう…と、納得している次第である。

 畑はジャガイモの収穫で空間が目立つが、少し休ませて“夏野菜”でも植えよう。今はカボチャが大きく育ち、そこら中に茎や葉を茂らせている。ミツバチが飛び交っているので受粉は昆虫任せだが、さて巧く結実するだろうか。空間と場所を占有するカボチャだけに、実りが気になるところである。

 柑橘類は小さな実を沢山付けているので、摘果しなければ大きな実はできない。しなければならない作業が多いが、グラウンド・ゴルフの合間の作業なので大変である。でも、何でも収穫できる時には喜びが多い。6月も下旬が近付いたので、庭木の剪定作業をしなければならない。遊び(グラウンド・ゴルフ)も忙しいし、農作業もある。加えて庭木の剪定、早く梅雨明けが来なければ作業時間が確保できないなあ。

 こんな事を思う、昨今である。今日は雨が降っている。一日、屋内での時間つぶしになることだろう。


テングチョウ

2018年06月10日 20時48分40秒 | 日記・エッセイ・コラム

 

テングチョウ  テングチョウ. チョウ目 タテハチョウ科 テングチョウ亜科. Libythea celtis. 大きさ (前翅 長)19-29mm; 時 期 3-6月、9-11月; 分 布 本州・四国・九州・沖縄. てんぐのように顔の 先が尖っている茶色っぽいチョウ。羽根の表面にはオレンジ色の紋がある。

「wikipedia」の説明は、次のようである。

 『テングチョウ(天狗蝶、学名Libythea celtis)は、チョウ目タテハチョウ科テングチョウ亜科に分類されるチョウの1種。和名成虫の頭部が天狗のように前方に伸びることに由来する。テングチョウ亜科は全世界に10種類ほどが知られるが、日本に分布するのは1種類だけである。これらはタテハチョウ科の亜科の1つとして分類されるが、かつてはテングチョウ科 Libytheidae として独立した科で扱われていた。

特徴[編集]

 成虫の前翅長は20-30 mmほど。翅は茶色で、前翅の縁に角状の突起がある。翅の表面には褐色-橙色の斑紋があるが、前翅前端にある2つの斑紋は白い。

 頭部の触角の内側に前方に伸びる突起があり、これが天狗の鼻のように見えることからこの和名がある。この突起はパルピ(下唇髭)という器官で、他のチョウにもあるが、テングチョウのパルピは複眼径の3倍以上も伸び、よく目立つ。なお、このパルピはタテハチョウ科などでは比較的大きいが、アゲハチョウ科やシロチョウ科では小さい。

 北海道から沖縄本島まで分布し、朝鮮半島台湾にも分布する。このうち屋久島以北の個体群は本土亜種 L. c. celtoides[1][2]奄美大島から沖縄本島の個体群は南西諸島亜種 L. c. amamiana [2]とされている。山地から平地の雑木林の周辺に生息し、成虫は年1回もしくは2回発生する。最初に発生するのは6 - 7月頃だが、盛夏には休眠する。秋に再び活動してそのまま成虫越冬し、冬眠から覚めた春先にも再び活動する。速く羽ばたいて機敏に飛び、各種の花に訪れる。まれに大発生することもある。幼虫エノキリュウキュウエノキの葉を食草とする[2]。幼虫はアオムシ型で、は他のタテハチョウ科同様に尾部だけで逆さ吊りになる垂蛹型をとる。』

 

 1週間前頃、福山市加茂町北山にある「福山市グラウンド・ゴルフ場」のクラブハウスやその周囲を、かなりの個体数のチョウが飛び回っていた。訪問される方々が気持ち悪がっていたが、聞けば「蛾」と間違われているようだった。蛾は昼間は殆ど飛ばないし、止まっている時は“翅を拡げている”が、この蝶は「翅を閉じている」。蝶の名前を調べようと、一匹(蝶は正式には“1頭”という)捕獲して持ち帰り、昆虫図鑑などあれこれ調べて、やっと行きついたのがこの「テングチョウ」だった。頭の部分の2本の触角の間に“やけに長い角のような物”があり、それが特徴だったようでこの蝶に行きついた。A4版1枚に写真と説明書きを載せて、今日クラブハウスの事務職員に「掲示してね」と言って渡しておいた。さて、どんな反応があるだろうか。

 


「特定外来生物=キンケイギク」

2018年06月08日 17時16分14秒 | 日記・エッセイ・コラム

 先日、市の環境保全課から“ニュースレター”が届いた。私が所属している「福山の自然みつめ隊」のレターで、今年度の第一報である。内容は挨拶文と昨年の活動報告で、別に「特定外来生物」に指定されている「オオオキンケイギク」についての説明文がついていた。「オオキンケイギク」は、外来生物法で「特定外来生物」に指定されていて、栽培や生きたままの運搬や譲渡等が原則禁止されているので、持ち帰り、植生することは出来ないことになっています。重複しますが、次のような説明もされています。

 『オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。』

 北アメリカ産の多年草で、高さが30~70cmで、直径が5~7cmの花を咲かせます。また、花弁の先端が不規則に4~5裂しているのが特徴です。葉は細長いへら状で、細かい毛があり対生しています。葉は、花のそばにはつきません。写真を2葉、紹介します。

  

 見た目が黄色で綺麗なので、庭や花壇に植えてある家庭をよく見かけますが、他へ拡がらないように細心の注意が必要です。

 外来生物は「ヒアリ」など、人体に影響のある生き物はよくニュースで取り上げられますが、植物は比較的人体への影響が見られないので取り上げられることが殆どありません。時には、「在来生物保護」のために、考えてみることも必要ではないでしょうか。

 


コスモドーム(神石高原町)

2018年06月02日 10時44分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日から6月、今年も半年が過ぎてゆく。

 昨日は神石高原町帝釈にあるコスモドームで開催されたG・G大会(神石高原町G・G協会主催)に参加するため、早朝に起床して移動した。会場までは、自宅から自家用車だと約60分の距離だが、福山のG・G協会は貸し切りバスでの参加なので、6時30分までに福山駅北口へ行く必要があり、6時に家を出た。駅北にある“終日900円”の駐車場へ車を置いて、集合場所へ向かった。今回は広島の大会よりは参加者が多く、貸し切りバス3台に乗り合わせとのことで、私は2号車に乗った。定刻の6時50分にバスは発車したが、バスの移動ルートは我が家の西を通る。徒歩で出て途中で乗車させてくれれば楽なのだが、「全員同じ行程」という協会の方針で適わない。早朝なのでバスは快調に走るのだが、何せ制限速度を守っての運行なので時間を要する。

 R182を北上するが、いつもはプリウスなので車窓からの景色は良くない。が、バスはさすがに車高が高いので、車窓から見える景色は良い。初夏の軟らかな緑を見ながら移動したが、所々の谷合に見えるひなびた集落の景色は寂しさがある。空き家と見受けられる屋敷が点在し、人の生活の気配すらない。集落の周囲の田畑は荒れて、草が生い茂っている状況だった。

 途中、“さんわ道の駅”でトイレ休憩をし、あとは一路会場へと向かった。車窓から見える山並み、南下する東城川の流れなどに目を凝らしながら、時折バスの車内時計に目を向ける。到着したのはほぼ2時間の経過後の8時40分頃だった。すでに多くの参加者が集まっていて、私たちは最後の一団のようだった。

 ゲームは3コース(24ホール)で、団体戦(5名の総打数)がメインだったが、個人は3位までが表彰されるとのことだった。ドーム内が1ゲームで、グラウンドが2ゲームだった。グラウンドは主に野球場として使用されているが、外野にあたる周辺はイノシシが走り回っていた。周囲は山に囲まれた環境だが、石灰岩台地なので所々に大きな石灰岩の巨岩が立っているのが見える。まるで設置された“庭石”のように見え、なかなか趣がある。カエデの緑も綺麗で、目を和ませる環境ではある。

 13時過ぎにゲームは終了したが、集計に時間がかかり、表彰式・閉会式が始まったのは14時半に近かった。私たちの団体は3位までに入れるスコアーではなかったので入賞は出来なかったが、私は個人3位に入り記念品を頂いた。「運が良かったなあ…」と思った。

 すべての行事を終えて会場を出たのは15時過ぎ、福山駅北口までは約2時間の道のり。溪谷に覆いかぶさるように育つ「マタタビ」の“斑入りの葉”を眺めながら乗っていると、いつの間にはウトウトと寝ていたようだ。途中「さんわ道の駅」に停車し、約20分間の休憩の間に“ソフトクリーム”を食べた。気温が高かったので、とても美味しかった。R182を南下し、加茂町で地方道に入り、我が家の西側を通過してバスは北口へ。下車と同時に「解散」で、駐車場まで歩き、自宅へと戻った。5時に起床し、6時に出発し、帰宅は17時半。凡そ半日の行事となった。

 久しぶりに車高の高い観光バスからの景色に満足した、神石高原町帝釈への“旅”であった。