新型コロナウイルス禍で、福山市の施設“グラウンドゴルフ場”が今月末まで閉鎖になっている。4月下旬から殆どグラウンド・ゴルフに興じていないため、ほほ運動不足気味。昨日からウオーキングで芦田川河川敷を歩き始めたが、車で移動しなければならない。河川敷駐車場へ車を止めて、片道約1.6kmを往復している。往復約3.2kmで、所要時間は45分程度。それでも運動をしないよりはよかろうと、今日が二日目だった。数名の方が歩いておいでで、時にジョギングの方もおられる。が、私は、ウオーキングのみ。
河川敷には、今は「クサフジ」が満開で、大型の「マルハナバチ」が蜜を吸うためか、飛び回っている。
「クサフジ」はマメ科ソラマメ属で、学名は Vicia cracca である。葉はカラスノエンドウに似る。
「日当たりのよい草地や山麓の林のふちなどに生えるつる状の多年草。長さ1.5㍍にもなる。葉は互生し、8~13対の羽状複葉で、先端は長くのびて分枝する巻きひげとなる。小葉は狭卵形で1.5~3㌢。茎の上部の葉のわきから長さ3~10㌢の総状花序をだし、青紫色で蝶形の花を多数つける。和名は「草藤(くさふじ)」で、花と全体の姿がフジに似ていることによる。」
この説明は野草図鑑に記載されている内容であるが、密集して生育する様子は壮観である。
ウオーキング・コースの脇には、まだ多くの野草が生育しているので歩いていても楽しい。そういえば、「チガヤ」の白穂が伸びている様子も見られる。「チガヤ」は子ども時代に山野を駆け巡っていた時、「ズボナ」と呼んでいて、穂が伸びる前に取り出して食べていたのを思い出した。教職についていた時代子ども達を野に連れて出て、「この植物は食べられるよ。食べてごらん」と言っていたが、子ども達の反応は「先生は草を何でも食べられる、と言うね」だった。どれくらい覚えてくれているだろうか。
明日も、雨が降らなければウオーキングに行くだろう。