これまでに数回松山を訪れているが、ろくに観光ができていない。金曜から土曜日にかけての一泊二日で松山を訪れた。私立済美高校を会場に開催された「宇宙教育指導者セミナー;ベーシックコース」に参加するためである。仕事内容としては「研修会の講師指導」が主務であり、今回は「危機管理・安全教育」の項を講義する講師の指導と評価をすることであった。金曜日に松山に入り、宿泊先のホテルで21時から事前打ち合わせを行った。
松山へはJRを使うと「福山ー岡山ー松山」の経路を辿り、2時間から3時間ほどの時間がかかる。時間の無駄なので、いつも自家用車で移動する。瀬戸内海を渡る自動車道(西瀬戸自動車道=通称;しまなみ海道)を利用すると2時間半あれば到着する。往路は昼間の移動だったので、瀬戸の島なみや渦巻く流れなどの景色を楽しみながら走ったが、復路は夜間となり真っ暗で何も見えなかった。はるか中国地方の方角で光る雷光が見えるだけだった。
セミナーは凡そ40名ほどの参加者があり、午前中の講演と午後の講義を聞いていた。9時から17時までの8時間、間に昼食休憩はあるものの一方的に聞くばかりでは疲れてしまう。私が聞く立場であったら、同じようなことを思うだろう。したがって講義にはメリハリが必要であるが、初心者の講師には荷が重く感じられるのだろうか、一方的に話を進めるだけのように思えた。これも「場かずを踏む」ことが必要なのだろう。
ともかく、松山のセミナーは終わった。次の私の担当は、10月1日に島根大学で開催されるセミナーである。今回と同じように「講師を指導する」のが主務である。松江もJRを使うと不便な場所であるから、また自家用車で往復することになるが、今度は地道を走らなければならない。