今日で1月が終わる。「1月、往ぬる」「2月、逃げる」「3月、去る」と言われるが(安芸地方だけか?)、本当に時間経過が速い。年末から体調を崩し、医者通いもあるが、とにかく速い。月末で70歳になったが、さて残りの人生どう過ごそうか。やりたいこともあるが、やらされることも多い。頼まれれば「嫌!」とも言えないから、余計に仕事は増えるのだが。今年も年度が替われば、「吾妻山自然観察会」の仕事が予定に入っている。備後庄原市管轄の「吾妻山」は、過去に2度ほど訪れたことがあるが、遥か昔のことのようだ。休暇村の近くに池があるが、その周辺の植物の説明をするようだが、もう20年以上行っていないので様子が分からない。春になり、雪解が終わるころに一度行く必要がありそうだ。環境教育、宇宙教育、自然観察会と昨年は追われまくったが、今年はゆとりが持てるだろうか。たちまち、昨日から東京で開催されている宇宙少年団の会議は、体調が思わしくないので欠席させていただいたが、体調管理が課題となりそうである。
中旬から下旬にかけての寒波で、備後地方の瀬戸内でも5cm余りの積雪があったが、日本列島は冷え込んだようだ。110年ぶりくらいの降雪があったのが奄美大島で、記録上初の霙が舞ったのが沖縄地方。我が家の玄関先に置いてある“石臼”の水は完全に凍結していたし、家の裏(北側)に設置してある電気温水器も地面下で凍結したらしく、湯が出なかった。リフォームしてオール電化にしてから凡そ15年、その間にこれで2度凍結で湯が出なかった。それ位冷え込んだ、この冬一番の気象であった。
昨夜のニュースでは、凍結による「断水」や、倒木などの影響での「停電」や「道路の通行止め」など、生活への影響が大きかった。例年のように「雪下ろし」の際の事故や、雪山やスキー場での事故など、相変わらずのニュースもあった。「分かって」いても、「喉元過ぎれば…」があるのだろうか。今後への対策や対応に期待したいところである。この地方に住まいしていると、「自然災害」は他人事のように思えてしまう「怖さ」がある。天変地異はいつ起きるか分からない。「他人事」ではなく「自分事」として、考える必要があるだろう。
昨日は蜜柑の木についている「カイガラムシ」防除で、“マシン油乳剤”を散布しておいた。効けば、今年は花が咲き、実がつくだろう。果樹や野菜、植えておけばある程度は収穫できるが、きちんと手入れをしなければ良いものは出来ない。子育てもそうだが、手を抜けば良くはならない。
今朝の朝刊に「ペットの終末期介護」という記事があった。我が家の老猫=レオ=も20年目を迎える。「終末期」という対象である。このところ「私は家族だ」と言わんばかりに、「居間へ入れろ」と要求してくる。寒さもあるのだろうが、人と一緒に居たいようだ。それでも「水や餌」が欲しい時には、「ニャーニャー」鳴いて居間から出せと言う。まだ、トイレで用を足すし、餌も水も摂りに行く。「ボケ」は進んではいないようだが、居間から玄関土間の寝床へ行くときの様子を見ると、足がヨボヨボしている。我が家へ来た頃を思い起こすと、老齢化を実感する。今もこの部屋にいて、ストーブの傍でジッとしている。痩せて骨が浮き出ているが、まだまだ元気でいることだろう。
一月最後の日の朝、こんなことを思った。