食品保存スペースを整理していると、「御銘茶」なるものがでてきた。賞味期限を見ると、「2014年9月」とある。「千茶荘」という松江にあるお茶屋さんのようだが、購入したことも店舗へ伺った記憶も曖昧である。今から6~7年前頃のことだが、そのころは「宇宙教育指導者セミナー」など宇宙関係の仕事で松江地方へは良く行っていた記憶がある。箱書きにある文章が気に入ったので、ブログに載せておこう。
We would liku to share with you this exclusive Japanese tea for your enjoyment.
『小泉八雲』こと『ラフカディオ・ハーン』
宍道湖は日本で7番目の大きさの汽水湖で、嫁が島から見る夕日はとても美しく、全国的にも有名です。
城下町の落ち着いた佇まいの中に、日本の面影を残す街・松江。ゆったりとした時が流れ、訪れる人に安らぎを与えてくれる、そんな松江を愛してやまなかったのが『小泉八雲』です。
明治23年(1890)8月30日、40歳で松江にやって来た八雲は、松江藩の士族小泉 湊の娘・小泉節子と結婚し、「ヘルンさん」の愛称で親しまれ、優れた著書などを通じて、日本を、そして松江を世界に紹介しました。
小泉八雲が最初に書いた怪談「小豆磨ぎ橋」に普門院が出てきます。普門院は天台宗延暦寺の末寺で、松江開祖の堀尾吉晴公が安来の清水寺大宝坊から、僧・賢清を招き松江城鎮護の祈願所として開山したものです。
「日本瞥見記(知られぬ日本の面影)」「東の国から・心」等の著書や「耳なし芳一のはなし」「むじな」「ろくろ首」「雪女」に代表される怪談も多数残しております。
北堀町塩見縄手には三方の庭を居間から眺められる旧士族屋敷で、当時のまま保存されている小泉八雲旧居(国指定)と西隣には小泉八雲記念館があります。
ヘルんさんの「神々の国の首都」などを読みながら、お茶をどうぞお楽しみください。
なかなか蘊蓄のある文章で、味わい深い。