575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

2月句会の最終結果です。

2018年02月24日 | Weblog
8人が出席。いつものような賑やかな句会。
楽しい早春のひと時を過ごしました。(遅足)

題詠「梅」
①父母愛でしままに薫るや里の梅(静荷)佐保子・遅足・亜子・晴代・立雄
②園児らの朝のあいさつ梅ひらく(亜子)郁子
③しらうめのまろき蕾のまろきまま(佐保子)穂實・等
④三浦越え梅のにおいの風に乗り(立雄)遅足・等・麗子
⑤今日咲くと選びたる梅真白なり(遅足)穂實・晴代・郁子・静荷
⑥梅蕾紅き拳を握りしめ(麗子)能登
⑦寒肥やしいつの返しか梅つぼみ(結宇)
⑧梅咲いて空透けてゆく山のきわ(晴代)佐保子・すみ・静荷
⑨梅の花巡る子蜂や光源氏(等)能登・結宇・郁子
⑩梅一輪一坪の庭清めおり(能登)佐保子・穂實・狗子・等・立雄
⑪梅匂うこっそり置いた未練かな(えみ)すみ・亜子・結宇
⑫遠来の客のもてなし梅香る(すみ)狗子・晴代・麗子
⑬白梅のつぼみは紅を隠しをり(狗子)能登・麗子・静荷
⑭ポッケで鳴る鈴ほどの「ぽっ」梅の花(郁子)すみ・遅足・亜子・狗子・結宇・立雄

自由題
①芹の根の歯ごたえ楽し鍋旨し(すみ)郁子
②如月や捲ればそこにあった愛(えみ)能登
③はだれ野やこの地に生きる覚悟あり(能登)静荷
④春窮の鳩の群れ追ふ肥えし犬(等)遅足・郁子
⑤悴んで言葉不足の日となりぬ(晴代)佐保子・亜子・結宇・麗子・静荷
⑥梅花皮(かいらぎ)や指温める春の亭(結宇)穂實・すみ・遅足・狗子・立雄
⑦「もーいーかい」「まーだだよー」と春の声(麗子)能登・等
⑧幾度も目白来て浴ぶ春の水(佐保子)麗子
⑨具を持ちて鍋焼急かす亭主どの(立雄)晴代・静荷
⑩わが影の縮こまりたる寒さかな(亜子)佐保子・穂實・すみ・狗子・等・麗子・立雄
⑪春寒やこの先私が行く処(静荷)亜子・郁子
⑫枯蓮水面に風のかすり傷(遅足)能登・狗子・等・結宇・晴代・立雄
⑬天気図に縦縞の濃い余寒あり(狗子)穂實・遅足・結宇
⑭平手打ちくらわすしぶき御神渡る(郁子)佐保子・すみ・亜子・晴代

次回は3月28日(水)午後1時20分 YWCA会議室

題詠は「囀り」です。

コメント
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