575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

孕子も子ども茅輪をくぐりける   遅足

2017年07月18日 | Weblog
名古屋の千種区にある城山八幡宮。
大茅輪くぐりがあると教えられて行ってみました。
茅輪神事は、この時期に流行する疫病から身を護るための行事。
京の祇園祭などと同じです。

輪くぐりに使われる茅(ち・かや・ちがや)はイネ科の植物。
冬になって枯れても、春になれば、根から芽を出す生命の力。
根は薬にもなることから、古代から信仰の対象に。

まだ昼の暑さの残る境内は夜店も出て、老若男女で一杯。
あちこちにたむろする中学生、少女たちの浴衣姿が目を引きます。
「オトウサン」と声を掛けられて、ついつい「祓芦」を買いました。
一本200円の祓芦で身を清め、茅輪を右、左、真ん中とくぐります。
拝殿に礼拝。家族と知人の健康を祈願。

  下駄草履サンダルくぐる茅輪かな

子ども専用の小さな茅輪もありました。
お腹の赤ちゃんも茅輪をくぐっていました。
健康な子供が生まれますように。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする