575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

5月句会の最終結果です。   遅足

2016年05月20日 | Weblog
5月句会は7人の出席。会場の東鮨もだんだんお客さんは少なくなっています。
店じまいの空気って、こんな感じなんだとも・・・
さて、結果はご覧の通りです。

題詠「蛇」
①くちなはの水くねらせて泳ぎけり(佐保子)麗子・能登・静荷・晴代・すみ・亜子
②ふところに蛇をいだきて美少年(静荷)等・結宇
③笛の音や閃光放つ蛇の舌(亜子)智恵・結宇・遅足・狗子・郁子・立雄
④蛇(くちなわ)の鱗うごきてみな動く(遅足)智恵・すみ・郁子・立雄
⑤鴨居這う蛇は追うなと母言えり(立雄)佐保子・晴代・亜子
⑥とぐろ巻く蛇酒眠る冷暗所(すみ)麗子・静荷
⑦出逢うたび目をそらしそっと去る蛇(能登)
⑧空白の時をするりと蛇の行く(郁子)智恵・麗子・能登・佐保子・等・結宇・遅足・狗子・立雄
⑨嫌だけど少し可愛い子供へび(狗子)すみ・亜子・郁子
⑩川渡る白蛇の姿今も眼に(晴代)
⑪木曽街道蛇抜け(ジャヌケ)隠すか山法師(結宇)等・静荷
⑫蛇に会い口数少なくなりにけり(麗子)能登・佐保子・遅足・晴代
⑬片陰に飛騨牛の鮨長蛇のひと(等)狗子

自由題
①初夏や嬰児重くなりにけり(麗子)智恵・能登・佐保子・結宇・遅足・静荷・すみ・亜子
②黄昏や荘川桜白に散る(等)亜子
③飛び越して子等歓声の花筏(結宇)静荷・すみ・立雄
④揚羽蝶福祉の家のお出迎え(晴代)麗子・佐保子・結宇・遅足・郁子・立雄
⑤背戸開けて見送る人や桐の花(能登)狗子・晴代・立雄
⑥幼稚園行かぬと泣く子ひめじょおん(郁子)智恵・晴代・すみ
⑦この頃は卯の花腐しで苦戦す(狗子)遅足
⑧みつ豆や見つめたままの恋話(すみ)麗子・等・郁子
⑨とぐろ巻く青大将の眼のやさし(静荷)能登
⑩桐の花よき紫を大木に(佐保子)
⑪平安の闇の漆黒髪洗ふ(遅足)狗子
⑫蛇穴を出て廃校の長廊下(亜子)能登・等・結宇・静荷
⑬島影に大橋光る立夏かな(立雄)智恵・麗子・佐保子・等・狗子・晴代・亜子・郁子


次回は6月15日(水)午後1時  東鮨
題詠は「ビール」です。

7月の句会は、とりあえず短歌会館にします。
午後1時20分からです。昼食は各自、済ませて来て下さい。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする