575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雪の朝と一人句会     麗

2014年12月18日 | Weblog
目覚めると当地では10センチくらいの積雪でした。名古屋では23センチとか!運転、転倒、くれぐれもご注意下さいね。
雪の朝はとても静かです。車が走らないからか静まりかえっていました。これから通勤、通学、雪かきなどで日常の音が戻ってくることでしょう。

さて今年最後の忘年句会も欠席してしまい残念でした。
結果はまもなく遅足さんから発表があると思いますが私が家で選句したときの感想をアップしておきます。

①点描のように霜おく葉叢かな      (点描のように霜おく、は素敵な表現。葉叢が難しい?)
②霜降りる歩幅を決めてボアブーツ
③踏むごとに靴底厚く霜柱        (実感ですね)
④悪僧の御所へ急ぐや霜の坂      (時空を越えた俳句ですね)
⑤小走りに朝刊の来る霜の音    ○(寒さの体感でなく音を聞くところがうまいと思います)
⑥爪を切る音のさびしき霜夜かな     (さびしくてとれませんでした)
⑦私が生むなら霜のような猫       (私が生むならも、霜のような猫も、これまた斬新)
⑧霜万朶光万朶の月の夜        ○(さえざえとした寒さが伝わってきます。万朶のダブルがすごい!)
⑨霜柱地下にガラスの城ありや     ○(アナ雪の世界。地下にお城があったら面白いですね。)
⑩サクサクとただサクサクと霜柱    (音が聞こえますね)
⑪霜を踏む足袋に穴あり托鉢僧    (托鉢僧がやや?)
⑫霜柱北の大地を持ち上げる     (そそられましたが、北の大地がいいような悪いような?)
    

私の俳句は2番のボアブーツの句です。この冬暖かいボアブーツを新調しました。
「歩幅を決めて」は実際の歩幅というより今後の生き方も含めて作りました。
今日の雪道の歩幅は狭くなりそうですね。
コメント (1)
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