僕のリズムを聞いとくれ

仕事関係、アウトドアライフ、富山県や水橋のこと五七五、サッカー、お気に入りのモノ、コト等を徒然なるままに綴っています。

思い出の無限論

2015年03月14日 | 金輪のようなもの

その昔、新谷かおるの『エリア88』内に出てくる戦闘機の着陸時の擬音語
ドピュッ!
 に驚愕した大学生の頃・・・、『無限論の形成と構造』なる本を舐めていた。
 

今、三浦しをんの『舟を編む』内に出てくる、電気ポットでお湯を出す時の擬音語
じゃこじゃこ!
に思わずじゅりじゅりと0.9ミリメートルのシャーペンで印を付けた炬燵の中・・・。

そして、川上未映子の『先端で、さすわさされるわ そらええわ』内に出てくる、椎茸の軸を切り落とす時の擬音語
さこんさこん!
にこの詩集の価値をずっしりと感じ取った正座の和室・・・。

言葉を編み出す方々の、擬音語の場合は編み出す前にそこにあったのかもしれないが、 その耳の良さ(?)なのか、
力みなぎる耳力と、それを浄化させ書き切れる腕力のようなものに痛く感動する今日このごろ。

何故、ボクには聞こえなかったのか、見えなかったのか、感じ取れなかったのか・・・。

さて、1万年後の小説、詩などは、動けるのだろうか?
言葉の、言語の組み合わせの有限性は、何時証明されるのか?

「ん」を、1万ページにわたって延々と書き織られた詩集が中原中也賞を受賞していたりとか。。。。
ともかく、言葉はいつかは枯れるはずなのだ、その言葉の臨終の際に、言葉はどう繋がれるかを言葉で聞きたい。
 



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