当世・服飾ファッション・よもやま話  UP TO DATE FASHION NEWS

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山際の少しづつ赤みて 紫立ちたる雲

2024-05-25 | ファッション
「歴史探偵 清少納言と枕草子」(NHK 2024/05/15)にて
あけぼの(曙)の映像撮り企画に挑戦。
 時→2024/3/08 所→船岡山建勲神社境内 被写体→比叡山~大文字山に連なる山際
 時詳細→2024/3/08/5:23(航海薄明)~5:52(常用薄明)
清少納言の「はるはあけほの~」の景色・光景・風景は
 時→春曙 所→宮中登花殿から東山が見える処 被写体→東山の山並み
*航海薄明・・・地平線がギリギリ見えるか少し白んでくるかどうかの時間帯
*常用薄明・・・日の出前 街が明るくなる時間帯(航海・常用薄明は京都ガイドさんの説明)
*登花殿・・・平安京内裏十七殿の一つで弘徽殿(こきでん)北側、
 中宮定子さんのお住まいで清少納言さんはこちらが女房お仕事場に。

「枕草子」の著述
「はるはあけほの そらはいたくかすみたるに ようようしろくなるゆくやまあきはの
 すこしつゝあかみて むらさきたちたる雲のほそくたなひきたる」
国立国会図書館 デジタルコレクション まくらの草紙〈前田本〉)
「春は曙。 やうやうしろくなりゆく山ぎは、 すこしあかりて、
 紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
国立国会図書館 デジタルコレクション 枕草子〈底本春曙抄本・三巻本〉)

撮影はお美事にも成功を収める事に。
(但しカメラスタッフはより更に良いショットを求める努力を後5回とか)
「曙」は夜がほのぼのと明ける明け方。
確かに、映像は、
東山稜線が白み始め、少しづつ赤みが強くなり、たなびく雲は赤紫色に変容する展開に。
(ゲスト・スタッフの皆さん大変お疲れ様でした。)
但し、旧登花殿、及び、平生昌邸の現在地が撮影されていたのでした。
旧内裏は現在の京都御所の西南西約1.7㎞に存在、現在、旧登花殿は介護施設に。
京都市埋蔵文化財研究所 2015年発掘調査で旧登花殿と確定。
 P3 画像平安宮〈内裏〉跡 P6 2015 年度調査一覧表9
 現住所 京都市上京区出水通土屋町東入東神明町290-1,2)
又、平生昌邸は現在、お風呂屋さんに。このエリアより奥が生昌三条邸だったと。
(Gemini情報では都市左京区三条坊門付近と推定、三条通と烏丸通の交差点付近と)
可能なら映像を流さずナレーションでお願いしたかったので気分は「わろし」。
尚、枕草子の平生昌邸でのお話は「999年 定子は平生昌邸で男児出産」でご確認を。
一方、「光る君へ 第二十回 望みの先に」(NHK大河ドラマ 2024/05/19)にて
ききょう(清少納言役設定)・まひろ(紫式部役設定)さんのお二人が
田舎野良着の出で立ちで「二條北宮」(小右記 〈996年〉長徳二年三月四日条)へ侵入、
お二人でお庭から中宮定子の落飾シーンを垣間見る大胆不敵な演出・脚本は「をかし」。

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十二単正装の着こなし いと難し

2024-05-18 | ファッション
今週のNHK大河ドラマ「光る君へ 第19回 放たれた矢」にて
ききょうさんの計らいでまひろさんが、なななんと内裏で中宮定子さんに謁見する場面が。
お二人とも、「十二単正装」にて渡り廊下よりお出ましに。
一番上に羽織る「唐衣」(前後丈違いジャケット後ろ身頃が前身頃より短い)。
この着こなしは、いとかたし(非常にむずい)。
お二人が着用された「唐衣」の襟幅が大きかった事にも因が。

「光る君へ 第19回『放たれた矢』回想」(美術展ナビ)画像
「光る君へ 第19回『放たれた矢』ダイジェスト」(NHK YouTube)動画38~57秒

上のシーンは完璧な虚構でしたが、
「長徳の変 花山院法衣袖 弓射抜事件」長徳二年(996年)1/16、
「暗雲に遮られた十六夜月」情景は「めでたし」でした。

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仏中指導者夫人伴いエリーゼ宮で夕食会

2024-05-11 | ファッション
楽しいお時間をお過ごしでしたか?
でも、世界の指導者らは「お仕事」をなさってました。

「マクロン仏大統領、習主席夫妻招き夕食会」(AFP BB News)

「着こなしの違い」をとくと御覧あれ。

両夫人のボディーケアもさることながら、
両指導者のシャツ襟前下がり深さ違いでお洒落度違い。
中指導者は西側服文化に気を使わず、
フォーマル人民服なら素敵だった筈。
でも、十二分に、国の成り立ち歴史時空経緯は・・・・・。

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この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 実は十六夜

2024-04-20 | ファッション
先週、旧暦の日にち=月齢について紹介しました。
藤原道長が詠んだと云われている
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧(かけ)たることも なしと思へば」
(小右記 寛仁2年(1018)10月16日条)
16日は「十六夜(いざよい)」で十五夜満月ではないのです。
と展開しようと思い、
まさか「十六夜」に触れた「望月の歌」は「有るまい」と
検索をかけたところ
「この世をば…藤原道長の『望月の歌』新解釈から見える政権の試練とは」
(讀賣新聞オンライン 2021/07/13 23:00)
で既に先を越されていましたので、こちらで御覧下さいませ。
情報元である山本淳子さんのお洒落な読み解き、とてもお見事、脱帽です。
又、「英雄たちの選択 スペシャル 紫式部 千年の孤独 ~源氏物語の真実~」に
ご出演時、ダークグレーのお洋服、「とっても素敵」でした。(2024/01/06 NHKBS)

それでは気を取り直し、情緒・風情・情趣溢れるお月さん名称を
01日→「新月」02日→「二日月 繊月」03日→「三日月 眉月」
08日→「上弦月」13日→「十三夜月」14日→「小望月」15日→「十五夜」
16日→「十六夜」17日→「立待月」18日→「居待月」19日→「臥待月」20日→「更待月」
23日→「弓張月=下弦月」26日→「有明月」この二つは先週お話ししました。
30日→「三十日月(みそかづき)=晦日(月こもり→つごもり)」
以上でした。

来週からは「黄金週間」にて暫しお休みを頂きます。それでは、又。

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源明子→六条御息所 婉子女王→朧月夜

2024-04-13 | ファッション
「光る君へ」(2024年NHK大河ドラマ)と「源氏物語」とのコラボ(Collaboration)。
「光る君へ 第14回 星落ちてなお」での「組み・結び合わせ」。
時は990年、道隆・道兼・道長らの父、藤原兼家(929~990/7/2)が亡くなった年。
彼の死因は病気ですが、併せて呪詛死も導入されました。
呪詛役は道長(966~1027)の妾、明子女王(演 瀧内公美)=源明子(965~1049)。
思わず、源氏物語の生き霊「六条御息所」かと。
お次は関白を継いだ道隆(953~995/4/10)の三男・伊周(974~1010)17歳で蔵人頭
就任へ嫉妬する藤原実資(957~1046 小右記〈982~1032現存とか〉著者)が
「恥を知らない身内びいき~」と愚痴るシーンでの
後正妻婉子女王(前花山帝女御)(972~998演 真凛)のおとぼけ対応演技。
思わず、源氏物語の天真爛漫キャラ「朧月夜」かと。
お二人の名誉の為に、
源明子・婉子女王さんは上記のような様相を記述した書物・日記はございませんことよ。
(でもここだけの話、婉子女王はこの年にはご結婚されてないかも・・・・・?)
ところで、かの時代は旧暦ですので日にちが月齢に。
1日→新月 2日→二日月(ふつかづき)3日→三日月の感じ。
兼家没日は永祚2年(990年)7月2日から二日月。
にも関わらず、「星落ちて」では三日月で兼家生涯を表現。まあ、一日位はいいか。
但し、「第10回 月夜の陰謀」
寛和の変(花山帝出家事件)は寛和2年(986年)6月23日の出来事、
23日のお月さんは「弓張月(ゆみはりづき)=下弦の月」の筈。ところが、
26日の「有明月」描かれていました。まあ、「虚構の作り話」ですから・・・・・。
確かに、「弓張月」より「有明月」のほうが描写上「いと をかし」でございます。

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