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警視庁がイスラム国事件で北大生と常岡浩介氏、中田考氏らを送検か!? 官邸がゴリ押し説

2015-05-05 19:04:55 | アメリカいいなり
転載
警視庁がイスラム国事件で北大生と常岡浩介氏、中田考氏らを送検か!? 官邸がゴリ押し説

コラム2015/5/5 08:29 - リテラ

 安倍晋三首相が先月末の訪米で、アメリカの戦争にさらに加担することを勝手に約束したところを目の当たりにして、目眩すら覚えた。安倍官邸はまるでこう、ほくそ笑んでいるかのようだ──「国民の同意なんてものは、後から情報を操作すれば、簡単に形成できるのだ」と。

 これは悪い冗談でもなんでもなく、実際、この国の政権は、いたるところに情報統制、印象操作の罠を張りめぐらしている。そしてまた、その一端が垣間見える事案が「暴露」された。

 今月3日に、フリージャーナリスト・常岡浩介氏が、自身のGoogle+でこう書いたのだ。

〈暴露します。
 GW明け頃、警視庁公安外事三課は去年10月の北海道大学生による私戦予備陰謀事件を検察に送検する方針を固めました。
 北大生だけでなく、ぼくも、ハサン中田考先生も、他数人と共に送検されるそうです。〉

 昨年10月、常岡氏は、「イスラム国」への渡航を希望していた北大生をサポートしたイスラム法学者・中田考氏から、北大生の同行取材を依頼されていた。そのことによって常岡氏は、警察から「私戦予備及び陰謀」なる容疑で家宅捜索を受けたのだが、本サイトは今年2月、「イスラム国」に拘束されていた湯川遥菜さん、後藤健二さん二人の救出が失敗に終わった直後に、公安警察が常岡氏らの逮捕をも視野に入れているという情報をキャッチし、記事にしていた。まさか今回、それが本当に実現するということなのだろうか。

 事情を詳しく聞くため、本サイトは常岡氏当人に電話で直撃した。

「送検の方針は、今回被疑者にされている別の方の弁護士が警視庁に行きまして、捜査員から直接聞いてきたことです」

 送検の方針は確かな情報のようだ。だが、容疑である「私戦予備及び陰謀の罪」というのは、刑法93条により規定されている「外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備又は陰謀をした者は、3月以上5年以下の禁錮に処する」というものだが、これまでに同条違反による強制捜査の記録はなく、法律専門家からも「化石のような条文」と呼ばれている。

 しかも、常岡氏は取材という正当な理由で北大生に同行する予定だったわけで、これを「戦闘行為をする目的」とするのはどう考えても筋が通らない。つまり本来ならば立件不可能な事案なのだ。それでも、警察が起訴前提で送検するというならば、それは完全な"でっちあげ"を行うしかない。

 実際、常岡氏は〈書類送検で済ますつもりで、逮捕してくれない見通しです〉と書いているが、起訴はむつかしく、警視庁の今回の「送検方針」は"かたちだけ"になる可能性が大だ。

 ではなぜ、当局は無理やり常岡氏らの送検に打ってでるのか。

「弁護士が捜査員から聞いたのは、警察は『自分たちは送検したくない』と思っているが、官邸から『事件処理にするように』という圧力がかかってきたからしかたがない、という話でした」(常岡氏)

 つまり、警察は、官邸からの「圧力」によって、立件される見込みが限りなく低い送検を行わざるを得なくなっている、というのである。

 そして、官邸が圧力をかけたのは、同じくゴールデンウィーク後に公表される予定の、政府委員会によるイスラム国の後藤健二さんら邦人人質事件についての検証結果が関係しているのではないかと言われている。

 政府は邦人人質事件の救出交渉にあたり、事実上"何もしていなかった"ことが明らかになりつつある。朝日新聞(4月16日付)によれば、政府は「イスラム国」側と直接交渉するルートを持っておらず、人質の解放交渉はもっぱら後藤さんの妻によるメールのやり取りに頼りきっていた。しかも政府は、後藤さんの妻のメール交渉には、文面も含めて関わっていなかったことが、政府関係者らの証言でわかったという。

 今月の委員会検証結果の公表で、はたしてどこまでの情報が開示されるかは不明だが、政府主体の交渉すらままならなかった事実を公に認めれば、政権への批判は避けられないし、それを隠せば隠したで追及を受ける恐れがある。そこで、世間の目を逸らすための策として、常岡氏らを「送検」するのではないか──。そう推測されるのだ。この"検証結果目くらまし説"について、常岡氏が語る。

「建前では、送検というのは起訴を目指してやるということになっているのですが、今回公安警察は検察と話し合いをしているわけです。検察のほうがそもそも、立件、起訴はまず無理であると。そうすると不起訴か起訴猶予になりますが、検察は起訴猶予すら嫌がっているということを、やはり弁護士経由で知っています。おそらく送検だけして、その際に大きくメディアにリークしようという腹ではないかな、とこちらは考えています」

 そもそも委員会の検証自体がかなりインチキなシロモノになる可能性もあるようだ。常岡氏が続ける。

「僕と中田先生は、今回の人質事件で、とくに湯川さんに関しては唯一、イスラム国側から直接連絡を受け、要求を突きつけられている当事者でした。その我々に対して、検証チームからの連絡が、一切ないんですよ。それは中田先生にも確認し続けているんですが、今のところ、政府からも、警察からも、まったく連絡がないんだそうです。私の場合、昨年11月11日以降、公安からの連絡・接触は一切ありません」

 1月の会見で、中田氏と常岡氏が提案した、「イスラム国」との独自交渉ルートを無視し続けた政権は、検証の段階になってもなお、常岡氏らの話に聞く耳を持たないでいる。あるいは、昨年8月、湯川さんが拘束された時点で「裁判立ち会い」を求めるメッセージを受け取った常岡氏と中田氏に対し、警察が「私戦予備及び陰謀」などという無茶苦茶な名目で渡航を阻止さえしていなければ、湯川さんも、後藤さんも命を落とすことはなかったかもしれない。

 だが、今回の常岡氏の暴露で分かったのは、結局、政府は一連の事件をまともに検証する気などさらさらないということだ。さらに、これを誤魔化すために北大生の渡航準備を改めて事件化し、ジャーナリストの常岡氏らまで送検しようと警視庁に圧力をかけている──。

 これではもはや、この国が法治国家かどうかすら怪しいと言わざるをえない。警察法で「責務の遂行に当たっては、不偏不党且つ公平中正を旨」とすると定められている警察組織を、権力が"目くらまし"のために濫用するなど、もはや独裁国家のそれではないか。

 そして、強調しておきたいのは、安倍政権が目論むこの情報操作は、間違いなく民主主義を破壊する行為だということだ。今回の邦人人質事件がまともに検証されないこと、そして批判をかわすためにジャーナリストをスケープゴートにすること、そのふたつを合わせると、国民にとって、事実を知る機会は、過去と未来の両側から葬りさられてしまうことになるからだ。

 政府が己の権力を維持するために、国民の"目"を潰し、"耳"を引きちぎり、"足"をももぎ取る──。安倍政権の恐怖支配はどんどん進行している。
(編集部)

不戦の誓い 至高で最大の防御 若者よ 権力を疑え 浜矩子さん(62)

2015-05-05 11:21:27 | 日記
東京新聞より転載
不戦の誓い 至高で最大の防御 若者よ 権力を疑え 浜矩子さん(62)

2015年5月5日 朝刊


憲法9条への思いを話す浜矩子さん=東京都中央区で(五十嵐文人撮影)

 青いドレスに黄色のスカート、頭には赤い大きなリボン。白雪姫に扮(ふん)したのは、紫色の髪をした経済学者・浜矩子さん(62)だった。
 今年三月、都内で開かれた教育関係者の集会での演劇「白雪姫-絶望の壁を乗り越えて」。意地悪な王妃に負けず、白雪姫が幸福をつかむ。そんな童話が、学者仲間の書いたシナリオでは、人々の権利を抑え込む「壁」を打ち倒す内容になっていた。
 演技は不慣れで、観客からは苦笑も漏れた。だが、「壁を倒すのに必要なのは、耳と声」との、呼び掛けは本気だった。浜さんが倒したかったのは、憲法の理想を阻む壁だった。
 この劇をきっかけに、浜さんは「ある王子と鏡の対話」の題で、地方紙にコラムをつづった。そこにこうあった。
 「鏡よ鏡、この世で一番大切なものは何であるか」「それは平和憲法でございます」
 ◇ 
 憲法への思いは、八十五歳になる母の京子(たかこ)さんから受け継いだ。京子さんは東京の女学校に通い、福岡・門司(もじ)に疎開した。戦争が終わり、東京の実家に帰る途中、原爆で焼け野原になった広島を目の当たりにした。「聖戦だ」「負けるはずはない」。戦時中に伝えられた情報を「うそ」と実感した瞬間だった。
 そして京子さんは、平和憲法に新しい時代の希望を抱き、地域ボランティア、国際人権活動へと進んでいった。
 四十年前、若かった浜さんは京子さんと沖縄・ひめゆりの塔を訪ねた。「沖縄は遊び気分でなく、巡礼で行く所」と語る京子さん。負傷者の看護にあたった同世代の女学生たちが命を落とした場所で、心に「戦争の時代に二度と戻してはいけない」という京子さんの思いが響いた。
 浜さんは「憲法には、断固たる戦争との決別の思いが託されている。不戦の誓いこそ至高にして、最大の防御」と信じている。
 ◇ 
 しかし、大学の講義などで日ごろ接する学生の多くは、改憲の動きにあまり関心を持っていない。「権力を疑ってかかるという知的姿勢が足りない」。浜さんは、こう厳しい目を向けつつ、若者に期待もしている。
 権力に立ち向かい、社会を変えるのは若者。そんな現実を浜さんは八歳以降、二回にわたり計十三年暮らした英国ロンドンで目にした。
 浜さんが通った現地の小学校では、子どもたちが政治への意見を述べ、選挙に合わせて模擬投票をした。若者はデビューしたばかりのビートルズに熱狂。カラフルな服装で町を歩き、保守的で格差の大きい社会への怒りを発散させていた。大人たちも若者の動向を気にせざるを得なくなった。
 だから浜さんは「怒ることを覚えてほしい」と若者に願う。壁を打ち破るには、自分の思いを萎縮せず表現し、みんなで声を上げること。「物語をハッピーエンドに導くのは子どもたちなんです」。演じた白雪姫の創作劇に重ね、希望を託す。 (土門哲雄)
 はま・のりこ 同志社大学大学院ビジネス研究科教授。経済学者。都立戸山高校、一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長(1990~98年)を経て、2002年から現職。専門はマクロ経済分析、国際経済。著書に「国民なき経済成長」「新・国富論」など。

<福島原発>汚染水の廃液容器14%で漏れ ガス排出口から

2015-05-05 07:43:29 | 原発
毎日新聞より転載
<福島原発>汚染水の廃液容器14%で漏れ ガス排出口から
毎日新聞 5月4日(月)22時0分配信
濃度が高い放射性物質を含む廃液が漏れ出た専用容器を上から見た写真。ふたにも廃液がたまっていた=東京電力提供
 東京電力福島第1原発で、汚染水を処理した際に発生する放射性廃棄物を入れた専用容器について、点検したうち1割超の容器から放射性物質を含む廃液が漏れていたことが分かった。漏れを防ぐ見通しは立っておらず、放射性廃棄物の管理の難しさを改めて示す結果だ。
 漏れが見つかった容器には、汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去設備「ALPS」(アルプス)の処理後に出る汚泥や廃液を入れる。直径約1.5メートル、高さ約1.9メートルの円筒形で、容量は約3トン。東電が、第1原発構内の容器1354基のうち105基を抜き取り調査したところ、15基(約14%)で漏れやにじみが見つかった。

 この容器については、4月上旬に点検中の東電社員が、容器の下の床面やふたに水がたまっているのを発見。容器上部にある内部のガスを抜く穴から廃液が漏れていることが分かった。東電は、水素などのガスが廃液中にたまって容器内の容積が増し、ガス抜き用の穴から漏れたとみている。

 漏れた廃液の放射性セシウム濃度は1リットル当たり最大約9000ベクレル、ベータ線を出す放射性物質は同390万ベクレルと、それぞれ高い濃度だった。容器は第1原発敷地内にあるコンクリート製の施設で遮蔽(しゃへい)されており、東電の白井功原子力・立地本部長代理は「廃液が敷地外に漏れることはない」と話す。

 容器は使用前に落下試験などを実施しているが、実際の廃液を入れる試験はしていなかった。東電は「ガス抜き用の穴から中身が漏れ出すことは想定外だった」と話す。

 今後は、中に入れる廃液の量を現在よりも約10センチ低くするなどして漏れを防ぐ計画だ。一方、アルプスの処理を続ける限り汚泥や廃液が発生するため、今後も容器の数は増え、保管場所の確保や耐用年数(約20年間)を超えた後の劣化の問題も懸念される。

 原子力規制庁の担当者は「漏れた水は同原発内の汚染水の中で最も濃い。数も多いので早期の対策が必要」と指摘。容器周辺は放射線量が高くなっているため、確認作業などにあたる作業員の被ばく管理の徹底を東電に求める。【斎藤有香】

 ◇多核種除去設備「ALPS」

 東京電力福島第1原発事故処理で発生する高濃度の放射性物質を含む汚染水から、放射性物質を除去する設備。放射性セシウムを除いた後の汚染水を、活性炭や樹脂などを入れた吸着塔に通し、汚染水に含まれる63種類の放射性物質のうち、トリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除く。現在、3設備が試験運転中で、3設備で1日当たり計約1500トンを処理している。

あきらめず声をあげよう

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