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深田事件の考察一覧

2019年07月21日 | 深田萌絵事件
2021.06.02 「后健慈の裏の本当の黒幕たち」「深田萌絵さんと中国」を追記。



Revatron社HP http://revatron.com



私が考察した深田事件関連の記事等の一覧。主に、技術面と契約・権利関係、そしてビジネス・スキームまで。



《ブログ》

深田事件の技術面の検証
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/ff1658b6538eebe88b6c7ecee0f325fb
企業家の深田萌絵さんが台湾出身の米国人マイケル氏と開発した技術を中国人スパイとされる人物に盗まれ、それを契機に深田さんのいくつものブログが消されたり、銀行口座の預金を横領されるなどの異様な事件が進行している。そのマイケル氏が開発に成功し盗まれたとされる技術がなんであるのかについて検証。
深田さんに、盗まれた技術は「高線量放射線環境下における、半導体チップでの高強度エラー訂正アルゴリズム」かと質問したら肯定したが、国家スパイが暗躍するほどの技術と思えないし、それを巡って民事訴訟するのも不可解。


深田事件の技術面の検証2
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/4c47b907eee3ea16cbff9f267a065ec9
深田萌絵さんが抱えているよくわからない事件に関連して、2016年1月27日当時らしき記事が転載されていたので、これについて簡単に技術面から検証をしてみる。狙いは、技術的に正しい記述になっているかどうか。
総じて印象を言えば、これらは技術雑誌を読み漁った程度の人物による小説だろうと思われる。


深田事件の検証3
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/991b14683f513974626f53ba837f6d03
深田萌絵さんが以前から《ソースコードと1千万円》の件でトラブルを抱えているが、その「業務提携に関する契約書」を目にしたところ、読み取れる部分があるので考察した。当事者同士の言い分は把握していないが、外形的にわかる部分がある。
問題の契約書には、契約締結後に共同開発した設計資産に関する所有権や保証金の返還条件その他の記述が見当たらず、これが結果的に保証金返還を巡ってのトラブルの一因になっているように見える。


深田事件の検証4
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/837f608de0bac364c0a22d7c15f35a44
深田さんの会社が『技術を盗まれた』として『盗んだ』とされる相手側に損害賠償を請求した訴訟の判決文から読み取れる事実関係に基づいて追加考察した。
判決からは、事実は『盗まれた』ではなく『手渡した』であることがわかる。


ジェイソンの足跡(前編)
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/f5dd8a2dd930fcf9bea42b5666d27608
深田事件の背後にある骨格は、ここ数十年のジェイソン氏の動向だった。ここがわかれば、今まで見えてこなかったものも見えてくるかもしれない。


ジェイソンの足跡(後編)
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/b63bbe8782710cd432d18bd0b467b3a5
中国と積極的に関わりを持っていたのは后健慈自身だった。また、台湾での刑事事件の様子がわかってきた。そして、后健慈の錬金術の片鱗も見えてきた。


深田さんのお話の疑念
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/a8e80e819572753127cdb7214e3df672
既に書いた深田事件関連の私の考察記事と内容的には重複するが、深田萌絵さんのお話と、彼女が経営するRevatron社の動向については疑念が多々あるという視点でまとめる。他にも巷ではあれこれ言われているが、私が考察した範囲でいくつか論点を絞って挙げてみる。


Genetic Computing 論 v2.0
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/e98586f02f4f21d0beb1e4df7d3e5ac4
深田萌絵さんがいう“天才エンジニア”・后健慈(ジェイソン・ホー)氏が提唱していたセキュリティ・コンセプト「Genetic Computing」について、あれこれ考察しているうちに深田事件の背後にある「后健慈の策謀」の原点が見えてきた。


后健慈スキームと深田陰謀論
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/fe7ade219218dd0bc454be2eefdf6a8d
有志各位の調査/考察や各種の断片情報から、深田萌絵さんがいう“天才エンジニア”・后健慈(ジェイソン・ホー)氏の、ここ約20年にわたるビジネス・スキームがおぼろげながら見えてきた。また、そこに途中から参画し、さらなる発展に寄与しているらしい深田萌絵さんのやり方も見ていく。


后健慈の裏の本当の黒幕たち
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/2a5cf2cc60692c75bf4b0dbbcb31c419
深田萌絵さんがいう天才エンジニア・后健慈(ジェイソン・ホー)は、主に4つの種類の会社を多数使い分け、表に立つ会社「C.活動会社」に外から資金を集め、裏にある会社「B.存続会社/X.謎会社」にカネを回していた。その策謀の原点を探っているうちに、黒幕は后健慈かとずっと思っていたが、ゲーム的にいえばその裏にさらに「ラスボス」だとか「隠しボス」がいたことが見えてきた。


深田萌絵さんと中国
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/10e05353e366edf7328f1569fde3359b
2021年時点で、米Teklium社のCEOは深田萌絵さん、CFOは后健慈の妻である徐秀瑩である。台湾で華非グループを経営し2003年頃に中国・上海へ移住して「汉荣房地产开发(上海)有限公司」を経営している徐一族と、深田萌絵さんの関係を整理する。併せて、深田さんと中国との接点がどこまで遡るのか探索。


深田マーケティング戦略
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/368906b4fee3321d4d634437a778e3eb
この記事では、いつもの技術論や事実検証などではなく、深田萌絵さんが何をしようとしているのか、どういう層が深田さんを支持しているのか、についてマーケティング的な目線で眺めてみる。


深田萌絵さんのデマ創作事例・750℃編
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/ceac36c31dc01cae0a3c5b4d063d5cb0
深田さんが、中国のある論文にあった「750℃」という温度に注目して、これは軍事研究に違いないと動画の中で言っている。ところが、その温度は「SOFC/固体酸化物形燃料電池」の動作温度のことだった。SOFCは日本ではエネファームとして販売中の民生用技術。


深田萌絵さんのデマ創作事例・2,000億円編
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/802692024fb3f7c9c9e16aa98bc06cb9
深田さんが動画で「このFさん、なんと弊社に2000億円を取られた、そのお金をマネーロンダリングしているのが、ジェイソンなんだというふうに、どうやらIRSに通報をしているみたいです」と言ってる件の「2,000億円」の真相。


深田萌絵さんのデマ創作事例・窒化ガリウム編
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/411b2def7e474ed349a7b2c2585d2fcf
「窒化ガリウムは『ムーアの法則の終焉』を延期できる救世主的な存在」「窒化ガリウムの技術は輸出規制品目なのにパナ半導体事業が売却されたのはおかしい」と深田萌絵さんが言っている件の事実関係を検証した。


深田萌絵事件リンク集
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/bd2c799f63c376acf2054713fbc93cdc





《スレッド・ツイート》


(マイケルに耐放射線技術はあるのか?)

深田萌絵さんの技術パートナーであるマイケル or ジェイソン氏が本当にこの分野で才能 or 実績があるなら、Radiation Hardening(耐放射線)の半導体を扱ってる企業に引き抜きあるいは企業ごと買収されてないとおかしいのでは?




(プレスリリース文面の稚拙さ)

深田萌絵さん自身が書いたと思われるプレスリリースだが、正確に読み取ることが困難。文面の質が悪すぎる。まともな広報部門があれば通らない。余計なお世話で添削して差し上げました。




(製品の実在性)

深田萌絵さんの会社の新製品(2016年末当時)『Vatroni-Mini』は果たして実在するのか?
プレスリリースには『販売予約の受付開始』とあるが、その後の『販売開始』『出荷開始』は見つからない。また、HPに情報が一切ないこと、製品外観のチープ感、写真の撮り方から見ても実在性に疑問がある。




(ソースコードは盗まれたのか)

深田さんは『ソースコードを盗まれた』と繰り返し主張しているが、判決文からわかる事実は『手渡した』である。企業が自社の秘密情報を他者に開示する際にはやるべきことがある。




(知的財産は保有しているか)

深田さんの会社 Revatron社は、調べてみれば商標も特許も何ひとつ取得していない。出願した形跡もない。技術開発型の企業のはずなのに、これはどういうことなのか??

深田さんの技術パートナーとされる Teklium社のジェイソン氏は Googleパテントで見る限り、2001年に取得したらしき特許を本人保有2件、Teklium社2件保有している。いずれもここ数年で有効期限切れを迎える。その後に新たに特許を取得した形跡はない。詳細は下記ツイート参照。




(日本国内でのジェイソン氏の特許出願の成果)

なお、ジェイソン氏は本来の氏名『后健慈』名義で日本においても出願していた。

1)出願件数は15件。いずれも1999〜2001年の間に出願。
2)成立:特許1件、実用新案2件。(他は拒絶11件、取下げ1件)
3)成立特許は、キーボードにコンピュータ利用の認証機能を埋め込む何か。
4)実用新案2件は、いずれも名称が『ICチップ封止ケ―ス』
5)特許1件と実用新案1件は、更新料未納による抹消。
6)実用新案1件は有効期間満了。
7)現時点で有効な特許、実用新案はゼロ。
8)2025年まで有効な米国特許(US7925938B2、Teklium社保有)=メモリの誤り訂正=深田さんが『耐放射線技術』と称しているものに相当する日本での出願(特開2002-123431)は新規性なしとして拒絶査定。




(プレスリリースの不審点)

一般には、企業提携のプレスリリースは発表の文面も日時も揃えて関係各社から一斉に出す。それなのに、深田さんの会社からのプレスリリースは「提携」でも「製品が採用された」でも相手企業からの発表や言及が見当たらない。これはどういうこと?
(この記事の末尾に Revatron社のプレスリリースへのリンクあり)




(3Dカメラ製品は実在しているか)

深田さんの会社の主力製品(?)のひとつが『3Dカメラ』である。(製品名?は変遷しているで表記はまちまち) その名称はさておき、製品として本当に実在するのか?
深田さんの会社のHPや、深田さん関連の記事を読み漁っても『3Dカメラ』の現物は登場しない。また、印象としては、深田さんの3Dカメラのお話は米大学で10年以上も前に公開されたその当時の“最先端”の理論的概念的な次元で止まってるように見える。




(お話だけで時代遅れに)

深田さんの会社は技術開発の会社であり、当初は技術的優位性を語ってブルーオーシャン戦略のポジションを取っていたはず。なのに、具体的な製品を出さないまま年数が過ぎ、前項のインタビュー記事の中では低価格を打ち出している=レッドオーシャンに突入してしまった。もはや、お話自体の陳腐化。




(移管した特許の意味)

事件面から見れば、ジェイソン(マイケル)氏がかつて自分が出願した特許を自社(Teklium社)に移管した時期(2011年夏)は重要な手がかりになる。また、目的と手段が合致していないのも注目点。

深田さんの話からは、東日本大震災後の原発事故を見て破損した原子炉周辺の高線量放射線環境下での使用に耐えうる半導体チップを欲したように見える。これが目的。しかし、ジェイソン氏が移管した特許(US-7925938-B2)はアルゴリズムでエラー訂正を行うものであり、破損した原子炉周辺のような極端な過酷環境下での使用にはとても耐えられない。半導体に詳しいエンジニアならわかるはず。

目的に合致しない手段(特許)を震災直後の時期に移管し、その後の深田さんが『マイケル(仮名)の技術を使えば、耐放射線チップで遠隔で発電所内を監視できるカメラを作ることができると思った…(証人尋問)』などと主張するのはなぜなのか。





(F35開発計画(JSF)への関与)

深田萌絵さんが、時々以下のような話をしていることの実態がわかった。

CTO(=ジェイソン)が米マイロジックで設計したF35のフライトコントローラー/ディスプレイシステムの設計情報は台湾で消え、その後、FBIの保護に入ったCTOも消えた。

台湾が握る米中戦争の鍵。TSMCがF35設計を握るナゾ 深田萌絵
http://archive.today/eAbMj


上記の記事にある文書から、該当の箇所を抜き出してみる。

(F35のフライトコントロール/ディスプレイシステムの開発を担当したカイザーエレクトロニクスから台湾陳水扁総統への手紙)
Kaiser and Mai Logic enterd into an agreement to jointly develop the flight control/display systems by incorporating one of the key leveraging technologies, the Articia P chipset from Mai Logic. Just as we were expecting to start the process of verifying the samples of Articia P, we were informed that there was a certain inappropriate commercial interest involved in the process of fabricating the samples. As a result, Articia P may not be able to come into the market as we had planned. This would be devasting to us.

We would very much like to see President Chen's help in correcting this problem. We would view such assistance very positively and would convey this to our customer, Lockheed, and their customer, the U.S. Navy and U.S. Air Force. Thank you in advance for any support you may be able to give us.


つまり、F35のフライトコントロール/ディスプレイシステムに、ジェイソンが経営する Mai Logic社の Articia Pチップセットを採用する契約をしたが、サンプル製造に置いて不適切なカネの問題が生じ、このままでは製造できない。陳水扁総統、助けて欲しい。と、ある。

詳細は以下のツイートのスレッドにまとめたが、当該部品はCPUの周辺チップセットであり、基本的には市販品に準じるもの。『ジェイソンがF35のフライトコントロール/ディスプレイシステムを開発した』という言い回しになれば、それは誇張が過ぎる。部品として採用された、に等しい話。






《リンク》

深田萌絵事件リンク集
https://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/bd2c799f63c376acf2054713fbc93cdc




(以上。逐次追記。)










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