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首の脊髄損傷の恐さ

2008-06-15 10:38:39 | Weblog
生中継中、男性アナ重傷=尻相撲で頭から水田に-宮崎(時事通信) - goo ニュース

先日、プール飛び込み事故に付いても書きましたが、首の脊髄=頚髄損傷とは本当に過酷な傷病です。
(脊髄とは、背骨などの脊椎のなかにある神経の束の意味。頚髄とは首の骨の中にある神経の束)

なにしろ、脳と身体の間は全て頚髄神経を通してつながっている訳なのですから。そして、切れてしまった神経は治療してもつながらないのです。
頚髄の損傷の程度が軽ければ、手足に軽い麻痺が残る程度の後遺障害ですむでしょう。
もし完全に首の脊髄が切れた場合は、手足を動かすどころか手足の感覚も全くなくなってしまいます。
意識ははっきりしていますので、患者としては「首から上だけが生きている=身体がないのに生きている」ような感覚になります。

だからこそ、京都大学の山中教授のIPS細胞の研究が世界から注目されており、世界中で研究競争しているわけです。
(IPS細胞は神経のみならず、人体のほとんどの臓器を再生させる可能性がある。それも、自分の細胞からです。)

脳は固い頭蓋骨によって保護されていますが、首の骨は曲げやねじれに対してはかなり弱い部分です。
田んぼの泥は柔らかいですが、深さが充分になければ頭から突っ込めば首の骨に身体の体重の負担が加わり、たいへん危険です。

皆さん、首にはくれぐれも注意しましょう。

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