La vie en rose

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「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」@国立新美術館

2012-12-20 01:03:37 | 展覧会
あ今日は一人を堪能して来た。
あ、別に今日に限った話じゃないわ。
かなりの頻度で一人行動してる。



まずリヒテンシュタイン展入って来ました。
漸くだよー
23日までしかやってないので、慌てて行ってきました。
何かもう面倒になっちゃって、行かなくてもいいや、って
境地になっていたんだけれど、行って良かった本当に良かった。



混んでいるのが嫌なので、美術館は朝イチに行く事にして
いるんですが、家を出るのが遅くなってしまい、
到着が11時過ぎだったので、中に入ったら既に
御お客さんが無尽蔵にいました。
平日だってのに。
年末だから混んでいたのか、それとも終了間近だったからなのか。
日本人にとってはあまり聞き慣れない国の美術展が、
これだけにぎわっているのだから良いことだと思おう。



エルミタージュ美術館展のように年代別に分かれていまして、
中でもバロック・サロンが素晴らしかった。









日本の展覧会では初の試みらしい天井画をガチで天井に展示してまして。
貴重なものを見た。
巨大なタピストリもよく保存されているなあ。


バロック~ルネサンス期豪奢な絵画が好きです。
これだけの大きさのものを作成するとなると、個人では
無理だから御弟子さんが沢山いた時期のものに
限られるんだろうなあ。
あ、ルネサンス期の絵画は作者の名前が冠されていても
本人が一人で描いたものではないですよ。
一人でどでかい絵画を何点も描けませんよ。



イタリア・バロックのコーナに飾ってあったアッローリ
の描いたユディトが滅茶苦茶美人だった。
ユディトのモチーフ、大好きです。

クラナハの絵画が一番有名?
カラヴァッジオのはグロいですよね。
いやそもそもがグロい絵画だが。



ルーベンスのどでかい作品が見られて嬉しかった。
パンフレットに使われていた「クララ・セレーナ・
ルーベンスの肖像」があんなに小さいとは予想外。

宗教画は好きですが、古代ローマを題材にした作品はあまり好きない。
絵の質がどうこうじゃなく、自分が興味があるかどうかって話なんですが。



時代が進むにつれ、絵画が地味になってしまうのが
不満なんですけれど、新古典主義は好きです。
廃墟萌。



恥ずかしながらクンストカンマーなる単語を知らなかったんです。
Wikiより。



“驚異の部屋(きょういのへや)は、15世紀から18世紀にかけて
ヨーロッパで作られていた、様々な珍品を集めた博物陳列室である。
ドイツ語のWunderkammer(ヴンダーカンマー)の訳語で、
「不思議の部屋」とも訳される。
ドイツ語ではKunstkammer(クンストカンマー)とも。

15世紀イタリアの諸侯や有力貴族の間で作られたことに始まり、
16世紀にはドイツ語圏に伝わって、王侯貴族だけでなく学者や
文人の間でも作られるようになった。

自然物も人工物も珍しいものなら分野を隔てず一所に
取り集められるのが特徴で、その収集対象も、珊瑚や
石英を加工したアクセサリーや、アルチンボルドを始めとする
奇想を描いた絵画、(しばしば架空の)動植物の標本やミイラ、
巨大な巻貝、オウムガイで作った杯、ダチョウの卵、イッカクの角
(ユニコーンの角だと思われていた)、象牙細工、ミニチュア細工、
錬金術の文献、異国の武具、数学や医学用の道具、天球儀や地球儀、
オートマタ、東洋の陶磁器、聖遺物やアンティークなど多岐にわたる。

科学・分類学の発達と市民社会の台頭などにより18世紀半ばに
廃れていったが、そのコレクションの幾つかは今日の博物館の
前身となった。
大英博物館もハンス・スローン卿のヴンダーカンマーの
収集物を基にして作られたものである”




絵画に限った事じゃなかったわ。
インテリ貴族のオカルト部屋の雰囲気大好きなんですが、
そのものずばりを指す単語を知らなかったとは…
どういうものかは分かっているのに。
覚えておこう。



リヒテンシュタイン侯国の系図が飾ってあったんですが、
嫁の名前が全然書いていなかったので、婚姻関係が全然
分からずあまり参考にならなかった。
そこまで関係まで拾っていと横に長い系図になってしまうから
無理なんだろうな。
何処の国から嫁貰って同盟関係になって、と背景が見えて
来るのが系図の面白いところだと思うんですけどねー



国章は飾ってあったものの、それに対する説明が全然ないの。








こういう分割されている紋章は、同盟関係や傘下に入った
伯や公の紋章が組み合わさっているんです。
帰宅してから紙食べてみたところ、



“紋章の左上はシレジア、右上はキューンリング家、
左下は、トロッパウ公。
右下は、リートバーグ、東フリースラントのキルクセナ家
の紋章である。
ベースはクルノフ公の紋章である。そして中央には
リヒテンシュタイン家の金と赤の盾が描かれている。
クラウンとベールには紫の布地(裏地は
アーミン = オコジョの毛皮)が使われている。”



ちょっとネットで調べただけじゃそれぞれの家
について詳しい事が分からんなー
悔しい。
どういった経緯で同盟関係になったのかが気になるのに。
リヒテンシュタインの概説が書いてあるような本を探してみようかな。








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