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座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

お詫びと訂正?諸説有りとフジバカマ

2019-04-15 00:02:32 | 日記
いつも専務のブログをご覧くださっている皆さんに、お詫びと訂正しなければならない可能性があります。

先日のブログで、令和の新元号の由来について盛り上がっていた専務。

万葉集の時代から蘭が愛されていた!!と盛り上がっていた専務。

盛り上がってビールが進み、二日酔いだった専務。

この二日酔いの原因が、なんと間違いかもしれない?説がある事がわかりました。


専務の信じるのは、日本に古来より自生している春蘭や寒蘭、エビネなどの東洋蘭説。


諸説ある中で、九州大学の先生の見解です。

問題となっている万葉集の

「初春令月 氣淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之」

という一節。

蘭 という文字に興奮してしまっていた専務。

大学時代から、「蘭」の言葉に反応する所は変わりません。


しかしながら、実は

「蘭」の漢字= ラン科植物 となったのは中国が宋の時代 10世紀〜13世紀の頃。

万葉集の8世紀の頃は

「蘭」 = 香りのある植物の総称。

もちろん日本に自生にている春蘭などは、この蘭に含まれるが、この一節に出てくる蘭は「フジバカマ」の事ではないか。

との事。

日本名,藤袴 フジバカマ

学名,Eupatorium japonicum

中国名,蘭草


ユーパトリウムは、草花として花屋さんにも並ぶ事があります。

生ではあまり香りがなく、切った後で乾燥させると香りがあるそうです。


諸説あり。


本当の所は、、、

730年の春、梅の花の会に出席していた人達のみぞ知る。


いずれにせよ、1300年前の歌であれこれと思いを巡らせる事が出来るのを、とっても幸せに思います。

花。

いいですね!






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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Sekizuka)
2019-04-16 08:32:45
私も最初は春の歌だから春蘭の類だろうと思っていました。
問題は珮で、これは香を焚き込めて衣類に香りをうつすことを意味します。(本来は見に帯びる意で、英語でも香水はwear)。
この時代にはフジバカマの類を乾燥保存して、炊きこめることが多かったようです。逆に蘭では、ほとんど聞きません。
よって今ではフジバカマ説をとっています。
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Unknown (専務)
2019-04-18 23:33:59
Sekizukaさん、いつもご指導ありがとうございます!

各方面からの検証報告を見る限り、フジバカマ説が最有力のようですね。

新元号発表後の、蘭業界の盛り上がりを見ていると、反動からくる精神的な凹みが、とても心配です。
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