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座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

突然変異の価値

2016-06-28 20:24:21 | 日記



突然変異


一般の方も、この言葉を聞いた事があると思います。

何だか凄いイメージ??があるかと思いますが、我々生産者の現場では 突然変異はとってもネガティブな事がほとんどです。


意味は


出荷出来ない = 赤字

となるから。(笑)


万が一、世界を変える美しさの価値がある可能性が奇跡の確率であるのも事実ではありますが、、、


この奇形?突然変異? 通称 リカステ咲き。


皆さんは美しいと思いますか??




Den.Jairak Fire Horn

2016-06-28 05:23:23 | 日記



蒸し暑い梅雨、植物達もしっかり夏の訪れを感じて、夏咲きの花達が咲いてきてます。

Den.Jairak Fire Horn

スパチュラータ系の交配種。

沢山咲いていた実生株の中から、良い花を数株選んで来た選抜個体。

放置栽培してましたが、気がついたら咲いてました。(笑)

キレイと思って選んだんですが、やっぱり綺麗。


Aerides(Aer.) houlletiana

2016-06-26 14:17:54 | 日記


珍しい蘭が咲きました。

Aerides(Aer.) houlletiana
エリデス ホーティアナ

エリデスは、バンダに近い仲間で、東南アジアに約20種くらいの種類があります。

花もちもとってもよく1~2か月咲く、

と文献にはあるのでが、本当かどうか試してみます。


初めて咲いた花なんですが、専務はその

香り

に驚きました!


何故って、朝 温室に入ったときに、いつもと違う匂いがして、元を探してみると、この花が咲いてた!!

って具合です。


香りも蘭の魅力の1つ!

蘭の香りで癒される専務でした。

仲間

2016-06-24 21:33:43 | 日記
昨日は、埼玉に住む同級生の仲間の所へ行ってきました。

相変わらず、爽やかで真面目で一生懸命、洋らん栽培を頑張っている彼。

二人で昔話や夢の話をしながら、夕食をとっていると、


「まだ詳しくは話せないけど、俺こんなことやろうと思ってるだよね。」


と、彼は名刺を差し出してくれた。


彼の見慣れた名前の脇に書かれていたのは、「代表取締役」の文字だった。


企画を銀行に出して、出資してもらい、会社を作った。

やるなら、今だ。

との事。


同じ農家の息子でありながら、専務は彼のもっている挑戦する勇気が、キラキラ輝いて見えました。

頑張っている仲間がいる。


のんびり屋の専務を煽ってくれる、素晴らしい仲間がいるのを、嬉しく、心強く、思うと共に、もっと自分も頑張らないとって、発破をかけられた気がしました。

自分の勇気はどんな色をしているんだろうか?

そんな事を考えていた専務でした。






品種登録

2016-06-23 11:00:40 | 日記


やっと、

そして、ついに、

専務が品種改良した胡蝶蘭 、「湘南桜」が農林水産省の種苗登録をとりました!



桜のような胡蝶蘭を作りたい。



19歳から初めた、蘭の品種改良。

これまでに、50以上のカトレアや胡蝶蘭の品種を生み出してきました。


今までに、商標登録はとってきたのですが、初めて農林水産省の登録をとりました。

理由はとっても専門的なので、簡単に言うと、

「とっても思い入れがある花だから」


高校二年生の古文のテストで

「花=桜」

と知りました。(テストは間違いましたが)


光源氏の時代から、日本の花は桜。


花農家の息子にとって桜の花は、憧れ半分、ジェラシー半分、そんな対象でした。

蘭の育種を志して、最初の目標が、この憧れとジェラシーの花、桜でした。


あれから18年、やっとスタートラインに立ちました。


もちろん育種・品種改良は、これからも続く、専務の人生を賭けた使命です。


終わりのない旅ですが、どんな時でも諦めないで進もうと思います。


これから名刺の肩書きに「洋蘭育種家」と書こうと思う専務でした。