暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

すてきなケティ

2009年03月16日 | 本のこと。
年齢に沿った本をその年齢に応じて読んできた私が、小学生の頃によく読んでいたのは
ポプラ文庫とか青い鳥文庫でした。
クレヨン王国シリーズとか今読んでも面白いよね。

そんな中でお気に入りでよく読んでいた本が「すてきなケティ」のシリーズ。
猛烈に読みたくなって実家のダンボールを漁ってきたのですがどうにも見つからず。
それでも読みたかったので古本で買っちゃった。
ポプラ文庫版は表紙と挿絵が可愛くてお気に入り。

おてんばでわがままなケティという6人兄弟の長女が
自分の過失で下半身不随となってしまい、その闘病生活の間に人間として成長していく話。
最初は暗くいじけていたケティも、同じ下半身不随になりながらも明るくいつもキレイないとこのヘレンと交流することで少しずつ変わっていく。
このヘレン姉さんが本当に素晴らしい人物で、彼女の発言には色々と考えさせられました。
このシリーズは共通して、小さなプレゼントの数々が本当にわくわくさせられます。

2作目の「すてきなケティの寮生活」
ケティと妹のクローバーが遠く離れた学園へ入学して寮生活を送る話。
3作目は「すてきなケティのすてきな旅行」
4作目は「すてきなケティのすてきな妹」
と続きます。
どれも名作です。何故今売ってないのか不思議。
個人的に、10歳から12歳くらいの間の女の子に是非読んで欲しい本だと思う。
日本語で読めるのはこの4作だけだけど、原作はあと1作あるようです。
日本語でいつか全作完訳で出ることを願うのみですわ。

展開に目新しさは無いかもしれないけれど、今読んでもとても感動します。
古いアメリカの人々の暮らしがよくわかる点も読みどころです。
2作目以降のケティが本当に人間出来すぎになってしまっているのがちょっと物足りないですが、
その分出てくる人物に魅力的な人が多いので飽きることなく読めます。
自宅にある本が発掘されたら、この本は図書館に寄付でもしようかな。


今の私は児童書ブーム。
近いうちに図書館行って「大きな森の小さな家」を借りてくるんだ。
「大草原」じゃなくて「大きな森」の方が好き。

そういえば「赤毛のアン」シリーズを実は読んだことが無いのでいつか全部読みたい。
でももう大人になってしまったので子供の心で読めないのが残念だけど。


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