暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

文学少女シリーズ

2009年09月07日 | 本のこと。
最近めっきりラノベばかり読んでます。
1Q84が読みたいのだけど、村上春樹は文庫で読みたいので文庫待ち。

以前から気にはなりつつも、なかなか本屋で見つからなかった
文学少女シリーズが、平積みされていたので1作目だけ手にとってみました。
「文学少女と死にたがりの道化」

面白かったです。
全体的に思っていたよりもシリアス。
途中ちょっと女の子キャラたちに悶々とイライラしてしまう部分があって
ちょっと私には合わないかなあ~なんて思ったりしたのだけど、
最後まで読んだらキャラたちも含めてとてもいい感じで締められてて良かった。
太宰治の短編大好きなので、ラストの遠子先輩の短編タイトルの羅列が凄く嬉しかったです。
そうなのそうなの太宰といえば「人間失格」ばっかりだけど、短編もすっげえ面白いんだよ~!
とうんうんうなずきながら読んでしまいました。

登場人物たちもいい感じなので、今後の人間関係の動き等気になるので
シリーズ集めると思います。

このシリーズ、元ネタの作品がわからないと楽しめないかなあ?
とも思ったので、wikiなどで元ネタ一覧を見てみたけど
だいたい読んだことのある作品ばかりだったので安心して読めそう。
次の巻は「嵐が丘」かあ。
好きだけどまた重たい作品を…


物語を文字通り紙ごと「食べる」自称文学少女の先輩だけど、
この「紙ごと食べる」という行為にどうしても暗記パン的な機能が付いてるような気がしてしまう。
でも別に文章覚えてるわけじゃないんだよね。

しかしページを折るのすら許せない自分には本を破って食べるという行為そのものが恐ろしい。
でもちょっと羨ましい。食べて味わってみたい。
少女小説とか超甘いんだろうなあ。ああ…
なにこの気持ち。

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