『黒幕と言われた男』の著者の戯言

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文春の取材力

2021-02-25 11:48:06 | 日記
 週刊誌『文春』が芸能人の熱愛報道や不倫報道を他誌に先がげて報道してきたことは
皆さんご存じの通りである。
 しかし不思議なのは政治むきのことも早いというより 他紙は知らぬことが多い。
黒川検事の時もそうだった。親しい知人が4人だけで囲んだはずのマージャンが
しっかりとらえられている。安倍総理が黒川検事の定年延長したあたりから彼に
張りついていたのだろう。あのメンバーがリークするとは考えられない
どれだけ多数の記者を抱えているのか。記者の心意気として尻を叩かなくても相手が
完落ちするまで食いつていると思うけど 相当な給料をもらっていないとあれほどの
モチベーションは保てないだろう。内部リークを拾えるだけの人間関係を築いているのだ。
 それにしても今回の総務省幹部の接待はどんな端緒から取材できたのか。しかも音声が
録音されていたことには驚きというより呆れるというほうがいいか。
 まず彼らの日程を把握。会食場所を把握。ここまではそんなにむつかしいことではない。
しかしその料亭のどの部屋が使われるのか。料亭は口が堅いことで信用を保っているのだから
普通にはわからない。仲居さんか出入りの下働きの人か、よほどその料亭の内部の様子のわかる
人を手なずけている。そうでないとその部屋に入って盗聴器をセットすることはできない。
そこまで考えを巡らせると、この取材は合法なの?と思える。住居侵入などひっかることはないのだろうか。

過去に学ばない官僚 ノーパンしゃぶしゃぶの時代から

2021-02-23 17:04:11 | 日記
 総理の息子が幹部を務める(電波系)会社が総務省のトップクラスの官僚を
多数しかも複数回接待した事案。利益誘導の下心があってのことは一目瞭然。
ブログで「駅前糸脈」先生もわかりたやすい医者仲間の例も出して批判されている。
TVも国会もこの話で持ち切り。橋下徹も当事者の認識不足と法律の不備をあげて
厳しく論じてていた。
 古い話で恐縮だがノーパンしゃぶしゃぶ事件をご記憶だろうか。
かれこれ30年ほど昔のことになろうか。大蔵官僚を誰が接待したのか忘れたが、舞台が
京都だったので印象に残っている。
 当時ノーパンしゃぶしゃぶと俗称される店が流行っていた。表向きはしゃぶしゃぶ店だが
スタッフの若い女性が下着を着けずに接客していたのだ。床が鏡であったかどうかまでは
知らないが 真面目で堅物と思われる大蔵官僚をその店に招待して、夜はホテルの部屋へ
女性まで差し向けたというのだ。大蔵官僚といえばほとんど東大卒で有能なはずなのに
そのような卑猥な接待をするほうもするほうだが、拒否しないで楽しんだ?彼らはどんな
神経 思考回路をしているのか。大蔵省として処罰があったのは当然だが確か収賄罪で
起訴されたのではなかったか。
恥ずかしくて家族にも顔向けできない。夫人やお子様方は買い物にも学校へも行きたくない
心境だったに違いない。
 今回接待された面々も優秀で高給取りの人たちだ。それが総理の息子からの招待は
断りにくい。あるいはご子息と親しくしておくことが総理の心証をよくするとでも
思ったのか。高級料亭での接待とはいえ、10万そこそこ(中には2万円程度の人もいた)
奢られて役人人生の将来を棒に振るとは阿保としか言いようがない。総理の息子も罪つくりなことをしたものだ。
 それにしてもそのような高い地位にいる人が利害関係者から接待を受けることに麻痺
している神経は、内容の違いはあっても30年昔と変わっていない。過去に学んでいない。

 

知らないと不都合な真実

2021-02-07 12:20:25 | 日記
 ワクチン接種については以前にも取り上げたが いよいよ具体的準備が始まって、
3月には医療関係者 4月には高齢者と段取りが進んでいる。接種は強制ではなく
希望者のみだという。これには悩まされる。
 コロナそのものがまだ十分に解明されたといえず、臨床現場で探りつつエイデンスを
集めている状態だと聞く。ましてやワクチンの効果と安全性は完全に保証されているわけではない。
 アメリカでは治験が進んで95%の有効性が確認されたそうだが、これがそのまま日本人に当てはまる数字なのか。人種の違い 体格 食生活の違いなど・・・・
 95%有効なら残りの5%はの詳細はどうなのか 単に効果がなかっただけなのか
激しい副反応が起こったのか。副反応の実態は?
 今、峰宗太郎著 日経プレミアムシリーズ『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』850円というう本を読んでいる(3分の2ほど読了)。ブログを愛読している横浜のお医者さんがこの著について科学的で中立的な見解だと評しておられる。当然ながら専門的な用語の
理解や思考が求められるのですらすらとは読み進められない難はあるが、要するにワクチンに
ついてもわからないことだらけ。これも臨床的にエビデンスを重ねなければ断定的なことは
言えないらしい。
 それにどこかの国で(南アメリカ?)で高齢者や基礎疾患のある人に著しい副反応が出たと
いう報道にも接している。日本が優先的に接種しようとしている人が危ない?
接種が任意だあら、自治体から再三勧めめられて拒否しても罰則はないわね。とはいえ、
コロナにかかるリスクと ワクチンによる副反応のリスクをどう天秤にかけるのは悩ましい。
 日本で多人数の治験をする時間的余裕はないし、開発に取り組んでいる企業もあるそうだが日本は基礎研究に予算を付けていないから諸外国に遅れている。菅さんだけでなく長年の
自民党政権に万一の危機管理という視点が欠けていたのだ。国民も漫然と1票を投じてきた
ツケがここに集約されている。