7月も末日を迎えたが、京都の7月は祇園祭で熱気が膨らむ。
そのときに欠かせないご馳走が鱧である。別名鱧祭りとも呼ばれ、
産卵のためよく肥えた鱧のおいしい季節である。
「鱧の旨いのは淡路島や」「へ~そんなん知らんかったわ」この会話が元で
淡路島まで鱧を食べるための1泊旅行に連れてもらった。
淡路島の最南端から連絡船で10分ばかり、沼島(ぬしま)ここが目的地。
まづ驚いたのが宿の玄関の水槽によく肥えた特大の鱧が折り重なるように泳いでいる。
人口500人ばかりの島ながら、腕の確かな板場さんがいると見えて
刺し身 落とし 炙り 天婦羅 はもしゃぶ。食べきれない分は翌朝の照り焼き。
板場の腕もさることながら、鱧の身の分厚さ 開いた華が立っているような新鮮さ
京都の料亭のような上品さではないが、その歯ごたえ 食べ応え満点、満腹満足の極み。
それから、鱧の肝と子(卵)は初めて口にした。肝は野菜などと一緒によく火を通す。
子はしゃぶしゃぶの終りに捌きいれ鶏卵でとじる それをご飯の上にかけていただく。
河豚雑炊などと同じ位置づけながら、あっさりと軽い感じで満腹だった筈のお腹に
さらりと収まった。
鱧は関東では珍重されない。獲れる海が違うせいもあろうが、
骨が硬くて沢山なので関東の料理人の腕では料理の仕方がわからず、
まずい魚と思われいたらしい。
そこは京都。海のない京都では手に入る魚は無駄なく食すべく、
「始末」の精神が料理人を発奮させて「骨切り」というう名人芸を生み出した。
一人前に骨切りが出来るには、10年の修行がいると聞く。
いかにも京都らしい 話である。
そのときに欠かせないご馳走が鱧である。別名鱧祭りとも呼ばれ、
産卵のためよく肥えた鱧のおいしい季節である。
「鱧の旨いのは淡路島や」「へ~そんなん知らんかったわ」この会話が元で
淡路島まで鱧を食べるための1泊旅行に連れてもらった。
淡路島の最南端から連絡船で10分ばかり、沼島(ぬしま)ここが目的地。
まづ驚いたのが宿の玄関の水槽によく肥えた特大の鱧が折り重なるように泳いでいる。
人口500人ばかりの島ながら、腕の確かな板場さんがいると見えて
刺し身 落とし 炙り 天婦羅 はもしゃぶ。食べきれない分は翌朝の照り焼き。
板場の腕もさることながら、鱧の身の分厚さ 開いた華が立っているような新鮮さ
京都の料亭のような上品さではないが、その歯ごたえ 食べ応え満点、満腹満足の極み。
それから、鱧の肝と子(卵)は初めて口にした。肝は野菜などと一緒によく火を通す。
子はしゃぶしゃぶの終りに捌きいれ鶏卵でとじる それをご飯の上にかけていただく。
河豚雑炊などと同じ位置づけながら、あっさりと軽い感じで満腹だった筈のお腹に
さらりと収まった。
鱧は関東では珍重されない。獲れる海が違うせいもあろうが、
骨が硬くて沢山なので関東の料理人の腕では料理の仕方がわからず、
まずい魚と思われいたらしい。
そこは京都。海のない京都では手に入る魚は無駄なく食すべく、
「始末」の精神が料理人を発奮させて「骨切り」というう名人芸を生み出した。
一人前に骨切りが出来るには、10年の修行がいると聞く。
いかにも京都らしい 話である。