『黒幕と言われた男』の著者の戯言

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気になる言葉

2016-07-13 10:58:11 | 日記
 言葉は時代とともに移り変わります。今私たちが当たり前と思っている言葉遣いにも、

10才くらい年長者からは横着だとかおかしいと思われているのもあるかもしれません。

「ら」抜き言葉はいつころから使われ始めたでしょうか。とても奇異に感じましたが

いまではTVアナウンサーでも年配の出演者でも使うようになり、聞いているほうも

いちいち癇に障るほどではなくなりました。

 最近、気になっているのは「半端ない」という言い方です。物事が徹底していて

その程度が半端じゃないということ。どうして「は」1文字惜しむのでしょうか。

 とても落ち着きません。「まったく」とか「ヤバイ」も私の感覚と正反対の場面にも

使われていますね。文字の読みにも変化があります。「画竜点睛」は間違いやすいから気を付けよと

注意付きで「がりょうてんせい」と教わりましたが今は「がりゅうてんせい」が大手を振っています。

しかし、広辞苑はまだ後者を認めていませんね。

 これとは全くことなる観点ですが この頃子供が自分の親を名前で呼ぶことが増えているそうです。

TVの討論で教育者の中でも賛成者がいましたが「親しみがあってよい」とのこと。反対者は家庭は子供

が接する最初の社会 長幼の序や 立場の違い 尊敬の念が失われると。わたしは後者に傾いています

が ただ名前で呼んだから尊敬していないとは限らないことと 昨今会社でも上司を呼ぶのに職名でな

く個人名で呼ばせる会社がぼつぼつ現れていることを知っていますので、こだわるほどでもないのかと

思ったりしているところです。

バングラテロ

2016-07-08 16:34:15 | 日記
 長い国名を省略して新聞がこんな見出しを付けていた。

良し悪しは別にしてダッカテロといえばいいのにと思う。日本の高齢者ならダッカと言えば

ああ、と思い出すだろう。1977年日本赤軍が日航機をハイジャックして逮捕収監されている仲間の

釈放を要求した事件。当時の福田総理は超法規的措置として要求をのんだ。「人名は地球より重い」

との名言を吐いて確か16億円も払った。

 それに先立って1975年くアランプールでも総領事を人質に取って同様の事件があって、三木武夫

総理は超法規的措置として要求をのでいる。福田さんはそれを踏襲した。そのころの日本赤軍は他にも

アメリカ大使館にロケット弾を発射したりして、国際的に恐れられ日本はテロに弱い国と

思われていた。

 しかし、今のISほどの残虐性はなかった。ISが発生した背景にはアメリカのイラク戦争や複雑な

国際問題が絡んでいるが、日本のジャーナリスト後藤さんや湯川さんが惨殺された時から日本は敵対国

と看做されていることはわかっていた。しかし地域的にまだ少し距離感があった。しかし今回は違う。

アジアの親日国で日本からは開発援助的な企業や機関が人材を派遣していたし、イスラム教徒の国で

あっても穏やかな国民性と思われていた。そこで起こった。しかも犯人が直接ISの兵士ではなく、バン

グラデシュで生まれ育ちエリート的な教育を受けた若者がネットでISに共鳴しての事件だという。

ということは世界中にこの思想はふりまかれ感染している危険がある。外国のみならず、日本でも起こ

らないとは限らないし、防ぐことは難しい。ならば、その後の対応を考え直す必要があろう。

 どこの会社にも社内規定で死亡時の弔慰金などの規定はあろうがそれが職務中のことだと労災が

適用されてきた。しかし今回のようなことは労災の範疇を超えている。個人の加入する生命保険でも

戦闘とみなされて保障の範囲外であろう。ならば警察官や自衛隊員の殉職と同じような規定を考える

必要がある。自衛隊員も戦闘地域へ派遣されるようになったから「戦死」という概念を追加しなくては

ならない。しかし民間企業に「戦死」というのはなじまない。安倍総理は勇ましく「テロには決して

屈しない」と胸を張るが、理想はその通りながら、アメリカに追従しているとみられて敵視されている

国の国民をどのように守り、万一の犠牲に報いるのか喫緊の課題であろう。